しょうがく‐ぼう【正覚坊】
1 アオウミガメの別名。 2 大酒飲み。
しょうが‐ざけ【生薑酒】
ショウガをすりおろして熱くした酒にまぜたもの。防寒または風邪薬に用いる。しょうがしゅ。《季 冬》「月旦を草する灯下...
しょうが‐ず【生薑酢】
二杯酢または三杯酢にショウガの汁を加えたもの。
しょう‐がち【正月】
「しょうがつ(正月)」に同じ。〈日葡〉
しょう‐がっく【小学区】
1 明治5年(1872)の学制で定められた学校設置および教育行政の単位区画。1中学区を210区分したもので、それぞ...
しょう‐がっこう【小学校】
義務教育の第一段階で、初等普通教育を施す学校。修業年限は6年。学齢に達した満6歳から満12歳までの児童の就学が、学...
しょうがっこうしゅうじぼん【小学校習字本】
明治10年(1877)に文部省が刊行した、小学生用の毛筆習字の教本。書は明治期を代表する漢学者・書家で、文部大丞、...
しょうがっこう‐れい【小学校令】
旧制の小学校教育に関する基本的法令。明治19年(1886)学校令の一部として制定。その後、数回改正され、昭和16年...
しょう‐がつ【正月】
1 1年の最初の月。1月。むつき。また、年の初めを祝う行事が行われる期間。「盆と—が一緒に来たよう」「—気分が抜け...
しょうがつ‐うお【正月魚】
⇒年取り魚
しょうがつ‐おくり【正月送り】
⇒松納め
しょうがつ‐かざり【正月飾り】
正月を祝って家の内外に飾るもの。門松・しめ飾り・鏡餅など。
しょうがつ‐がい【正月買ひ】
正月の遊女買い。祝儀など多額の費用がかかる。「—の大大尽、太夫様より付け届け」〈浄・阿波の鳴門〉
しょうがつ‐こそで【正月小袖】
正月の晴れ着として着る小袖。《季 新年》「老いてだに嬉し—かな/信徳」
しょうがつ‐ことはじめ【正月事始め】
正月の準備を始める日。地域により12月8日または12月13日とする。→御事始め1
しょうがつ‐ことば【正月言葉】
1 正月の祝いの言葉。また、正月に使う縁起のよい言葉。海鼠(なまこ)を「俵子(たわらご)」、鼠(ねずみ)を「嫁が君...
しょうがつ‐ごや【正月小屋】
小正月に少年たちが泊まり込み、その後に焼く仮小屋。東日本に多い風習。どんどん小屋。雪小屋。さいと小屋。
しょうがつ‐じまい【正月仕舞ひ】
《「しょうがつしまい」とも》年末に、正月を迎える支度をすること。「それぞれの—、餅つかぬ宿もなく」〈浮・永代蔵・四〉
しょうがつ‐ぬのこ【正月布子】
正月の晴れ着として着る布子。「—した者と同じやうに口をきくな」〈浮・胸算用・四〉
しょうがつ‐はじめ【正月始め】
12月13日(または8日)に、正月を迎える準備を始めること。また、その日。すす払い、門松迎えなどをする。正月事始め...
正月(しょうがつ)は冥土(めいど)の旅(たび)の一里塚(いちりづか)
⇒門松(かどまつ)は冥土(めいど)の旅の一里塚
しょうがつ‐もの【正月物】
正月を迎える用意の品物。特に、正月用の晴れ着。「—を拵(こしら)へたいにも隙(ひま)がなし」〈滑・浮世床・二〉
しょうがつ‐や【正月屋】
江戸時代、汁粉・雑煮などを売った行商人。
しょうが‐づけ【生薑漬(け)】
ショウガの根茎を薄切りにして砂糖、あるいは甘酢や味噌に漬けたもの。
しょうが‐とう【生薑糖】
ショウガの汁を入れて板状に固めた砂糖菓子。
仕様(しよう)がな・い
1 うまい方法がない。「自分でするより—・い」 2 始末におえない。「—・い怠け者だ」 [補説]現在では多く「しょ...
性(しょう)が抜(ぬ)・ける
本来の性質・形状などが失われる。「帯も—・けた博多とメリンスの腹合せと云う服装」〈小杉天外・魔風恋風〉
しょうが‐みそ【生薑味噌】
ショウガをすりおろして練り味噌とまぜたもの。寒気を防ぎ、からだを暖める。《季 冬》
しょうが‐やき【生姜焼(き)】
すりおろした生姜に醤油・酒・みりんなどを合わせたたれを、肉にからめて焼いた料理。薄切りの豚肉が使われることが多い。
しょうが‐ゆ【生薑湯】
ショウガをすりおろして砂糖をまぜ、熱湯を注いだ飲み物。発汗剤として用いる。《季 冬》「—や生きて五十の咽喉(のど)...
しょう‐がわ【庄川】
岐阜県、烏帽子岳付近に源を発し、北流して砺波(となみ)平野に入り、射水(いみず)市で富山湾に注ぐ川。ダムが多い。長...
しょうがわ‐きょう【庄川峡】
富山県西部、庄川中流にある峡谷。ふつう小牧ダム付近から祖山(そやま)付近までのおよそ12キロメートルをさす。
しょう‐き【小気】
[名・形動]気の小さいこと。また、そのさま。小心。小胆。「正直—の左中将や、腕白の藤吉や」〈蘆花・思出の記〉
しょう‐き【小器】
1 小さいうつわ。⇔大器。 2 度量が小さいこと。小人物。⇔大器。
しょう‐き【小機/少機】
仏語。小乗の教えしか理解できない劣った資質。また、その者。声聞(しょうもん)・縁覚(えんがく)の類。⇔大機(だいき)。
しょう‐き【正気】
正常な心。確かな意識。「—を失う」「—に返る」「—の沙汰(さた)とは思えない」
しょう‐き【正忌/祥忌】
「祥月(しょうつき)命日」に同じ。
しょう‐き【正機】
仏語。仏の教えや救いを受ける資質をもつ人々。「悪人—」
しょう‐き【匠気】
好評を得ようとする気持ち。芸術家などが、自分の作品の出来栄えを見せびらかそうとする気どり。「作品に—が見える」
しょう‐き【抄記】
[名](スル)書き抜くこと。また、書き抜いたもの。抄録。「要点を—する」
しょう‐き【沼気】
沼などで、有機物の腐敗・発酵によって生成する気体。メタンを主成分とする。
しょう‐き【相器】
宰相にふさわしい、りっぱな器量。また、その人物。
しょう‐き【将器】
将軍となるにふさわしい器量。また、その人物。
しょう‐き【祥気】
めでたいけはい。瑞気(ずいき)。
しょう‐き【笑気】
一酸化二窒素(亜酸化窒素)のこと。麻酔用に使われ、吸うと顔がひきつれて笑った顔に見えるところからいう。
しょう‐き【商機】
1 商売上のよい機会、または機略。「—をのがす」 2 商売上の機密。
しょう‐き【勝機】
戦争・勝負などで、相手を打ち負かせる機会。「—を見いだす」「—を逸する」
しょう‐き【掌記】
1 事務の記録や文書の作成にあたること。また、その役。右筆(ゆうひつ)。書記。 2 明治初期に設けられた修史館の職...
しょう‐き【詳記】
[名](スル)くわしく書き記すこと。また、その記録。「事の経緯を—する」
しょう‐き【瘴気】
熱病を起こさせるという山川の毒気。「造りざま、小きながら三層四層ならぬはなし。こは—を恐るればなり」〈鴎外訳・即興詩人〉