しら‐す【白子】
1 カタクチイワシ・マイワシ・イカナゴ・ウナギ・アユなどの稚魚。体は透明。 2 「白子干し」の略。
しら‐す【白州/白洲】
1 白い砂の州。 2 邸宅の玄関先や庭園などで、白い砂や小石の敷いてある所。 3 能舞台と観客席との間の、砂利を敷...
しら‐す【白砂】
鹿児島・宮崎両県にまたがり広く分布する、白色で孔隙(こうげき)に富む火山噴出物。鹿児島湾北端部の姶良(あいら)カル...
しらす【白洲】
姓氏の一。 [補説]「白洲」姓の人物白洲次郎(しらすじろう)白洲正子(しらすまさこ)
しら・す【知らす】
[動サ五(四)]「知らせる」に同じ。「手紙で—・された」 [動サ下二]「しらせる」の文語形。
しら◦す【知らす/領らす】
[連語]《動詞「し(知)る」の未然形+上代の尊敬の助動詞「す」》「知る」の尊敬語。お治めになる。統治なさる。ご支配...
しらす‐うなぎ【白子鰻】
春先に海から川に入るウナギの幼魚。体は5センチ前後で細くて透明。はりうなぎ。
しらすか【白須賀】
静岡県西端、湖西市の地名。もと東海道の宿駅で、遠州灘を望む汐見坂がある。
しら‐すげ【白菅】
カヤツリグサ科の多年草。湿った林に生え、高さ30〜60センチ。地上茎は三角柱で、白みを帯びた葉をつける。夏、茎の頂...
しらすげ‐の【白菅の】
[枕]スゲの名所である「真野(まの)」に掛かる。「—真野の榛原(はりはら)手折りて行かむ」〈万・二八〇〉
しらす‐じろう【白洲次郎】
[1902〜1985]政治家・実業家。兵庫の生まれ。正子の夫。企業役員などを経て、第二次大戦後は吉田茂の側近として...
しらす‐だいち【白砂台地】
《多く「シラス台地」と書く》九州南部、鹿児島県を中心に分布する、しらすでおおわれた台地。台地上には、霧島山、桜島な...
しら‐すな【白砂】
白い砂。はくさ。
しらすな‐やま【白砂山】
群馬・新潟・長野の県境にある山。三国山脈の最高峰。標高2140メートル。東は三国峠、西は志賀高原、北は佐武流(さぶ...
しらす‐ばしご【白洲梯子】
能舞台で、正面にある三段の階段。江戸時代、当日の奉行が役者に開演を命じたり、見物の大名から役者に褒美を渡したりする...
しらす‐ぼし【白子干し/白子乾し】
主にカタクチイワシの稚魚を塩ゆでにして干した食品。《季 春》
しらす‐まさこ【白洲正子】
[1910〜1998]随筆家。東京の生まれ。次郎の妻。幼少より能を習い、当時は女人禁制とされていた能舞台に女性演者...
しら‐すり【白磨り】
白くみがくこと。「三十六差いたる—の銀筈(しろがねはず)の大中黒の矢に」〈太平記・六〉