しち‐おん【七音】
1 音韻上での、唇音・舌音・牙音(がおん)・歯音・喉音・半舌音・半歯音の七つの音声。しちいん。 2 ⇒七声(しちせい)
しちおん‐おんかい【七音音階】
七つの音からなる音階。全音階など。
しちかい‐き【七回忌】
人の死後満6年、数えて7年目の忌日。また、その日に行う法事。七周忌。七年忌。ななかいき。→回忌 →忌日
しちかい‐そう【七階草】
クリンソウの別名。
しち‐かく【七覚】
「七覚支」の略。
しち‐かくし【七覚支】
仏語。悟りを得るための7種の修行法。真実の教えを選び取る択法(ちゃくほう)覚支、一心に努力する精進覚支、真実の教え...
しちか‐はちれつ【七花八裂】
ばらばらに裂け砕けること。「何もわからない。めちゃくちゃに、それこそ—である」〈太宰・八十八夜〉
しち‐かん【七官】
慶応4年(1868)閏4月の太政官制により、従来の7局を改称して設置した中央官庁。議政官・行政官・神祇(じんぎ)官...
しち‐かんのん【七観音】
人々を救うために、その場に応じて姿を7種に変えて現れる観音。千手(せんじゅ)観音・馬頭(ばとう)観音・十一面観音・...
し‐ちが・える【為違える】
[動ア下一][文]しちが・ふ[ハ下二]やり方をまちがえる。しそんじる。「連絡を—・える」
しち‐がつ【七月】
一年の7番目の月。文月(ふみづき・ふづき)。《季 夏》「—の青嶺(あをね)まぢかく鎔鉱炉/誓子」
しちがつ‐おうせい【七月王政】
1830年、フランスで七月革命の結果成立したルイ=フィリップの王政。1848年の二月革命で倒された。七月王朝。
しちがつ‐かくめい【七月革命】
1830年7月、パリに起こった市民革命。ブルボン王朝の反動政治が倒され、シャルル10世は英国に亡命、自由主義的王党...
しちがつここのか‐おおどおり【七月九日大通り】
《Avenida 9 de Julio》アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある大通り。市街中心部を南北に貫く。片...
しちがつ‐ごうう【七月豪雨】
1 平成30年(2018)6月末から7月初旬にかけて、西日本を中心に全国的に降り続いた大雨。前線と台風7号の影響に...
七月(しちがつ)の御槍(おやり)
《旧暦七月には盂蘭盆(うらぼん)があるので、「盆」と「槍」から》ぼんやりしていることをいうしゃれ。八月の槍。
しちきおち【七騎落】
謡曲。四番目物。石橋山の合戦に敗れた源頼朝が船で落ちのびるとき、一行が源氏に不吉とされる8騎なので、土肥実平の子遠...
しち‐きょ【七去】
《「大戴礼」本命から》儒教において、夫が妻を一方的に離別できる七つの理由。父母の言うことを聞かないこと、子のないこ...
しち‐きょう【七竅】
人の顔にある七つの穴。口・両眼・両耳・両鼻孔。七穴。→九竅(きゅうきょう)
しちきょう‐おち【七卿落ち】
文久3年(1863)8月18日の政変で、公武合体派に敗れた尊王攘夷派の公卿、三条実美(さんじょうさねとみ)・三条西...
しち‐ぎょう【質業】
質屋を営むこと。
し‐ちく【糸竹】
《「糸」は弦楽器、「竹」は管楽器の意》楽器。また、音楽のこと。管弦。いとたけ。「—の道」「詩歌に巧みに、—に妙なる...
し‐ちく【私蓄】
個人的に財産をたくわえること。また、そのようにしてたくわえたもの。「富豪を脅して其の—を散ずる」〈鴎外・大塩平八郎〉
し‐ちく【紫竹】
イネ科の竹。高さ3〜8メートル。茎は2年目から黒紫色に変わる。観賞用に栽培。黒竹(くろちく)。紫竹竹(しちくだけ)。
しちく‐だけ【紫竹竹】
⇒紫竹
しち‐くど・い
[形][文]しちくど・し[ク]たいそうくどい。やたらにくどい。「—・い説明でうんざりする」 [派生]しちくどさ[名]
しち‐ぐさ【質草/質種】
質に入れる品物。質物(しちもつ)。しちだね。「腕時計を—に金を借りる」
しち‐ぐら【質倉】
質物(しちもつ)をしまっておく質屋の倉。
しち‐けい【七経】
中国古代の7種の経書。詩経・書経・易経・礼記(らいき)・春秋・論語・孝経、あるいは、詩経・書経・易経・儀礼(ぎらい...
しち‐けいやく【質契約】
債権者と債務者との間で、質権を設定する契約。
しち‐けん【七賢】
「論語」微子にあげる中国周代の、伯夷(はくい)・叔斉(しゅくせい)・虞仲(ぐちゅう)・夷逸(いいつ)・朱張・少連・...
しち‐けん【質券】
⇒質札(しちふだ)
しち‐けん【質権】
債権者が債権の担保として債務者または第三者から受け取った物を債務が弁済されるまで留置して、債務者の弁済を間接的に促...
しちけん‐しゃ【質権者】
質権を有する者。
しち‐けんじん【七賢人】
前7〜前6世紀のギリシャのすぐれた哲人・為政者七人の称。プラトンによれば、クレオブロス・ペリアンドロス・ピッタコス...
しちけん‐せっていしゃ【質権設定者】
質権を設定するため、質権者に質物(しちもつ)を引き渡す者。
しちげん‐きん【七弦琴/七絃琴】
琴(きん)の俗称。
しち‐こう【七高】
「第七高等学校造士館」の略称。
しち‐こうざん【七高山】
近畿地方にある七つの霊山。比叡(ひえい)山・比良(ひら)山・伊吹山・愛宕(あたご)山・神峰山(かぶせん)・金峰山(...
しちこう‐さんみん【七公三民】
江戸時代の年貢率の一。その年の収穫高の7割を年貢として領主に納め、3割を農民の所得とするもの。
しち‐こうそう【七高僧】
親鸞(しんらん)が浄土教の高僧として選んだ七人の僧。インドの竜樹・天親、中国の曇鸞(どんらん)・道綽(どうしゃく)...
しち‐こんせん【七金山】
須弥山(しゅみせん)の周囲にある七つの黄金の山。持双山・持軸山・檐木山・善見山・馬耳山・象鼻山・持辺山。
しちこん‐の‐ひきでもの【七献の引出物】
室町時代以降、武家の酒宴の際の客への進物。初献に馬、二献に太刀、三献に鎧(よろい)または腹巻き、四献に弓と征矢(そ...
しち‐ご‐さん【七五三】
1 男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳にあたる年の11月15日に行われる、子供の成長を祝う行事。晴れ着を着せ、神社...
しちごさん‐げんしょう【七五三現象】
新卒で就職した者のうち、3年以内に離職する者が中卒者で7割、高卒者で5割、大卒者で3割になること。
しちごさん‐の‐ぜん【七五三の膳】
三献(さんこん)の膳で、本膳に七菜、二の膳に五菜、三の膳に三菜を出す盛宴。七五三。
しちご‐ちょう【七五調】
1 和歌・歌謡・詩などで、7音句・5音句の順に繰り返す形式。また、それによって生じる韻律。 2 短歌で、五・七・五...
しち‐ごん【七言】
漢詩で、1句が7字からなるもの。また、その漢詩体。七言詩。→五言
しちごん‐こし【七言古詩】
漢詩で、七言の句からなる古体詩。押韻はあるが、平仄(ひょうそく)や句数のきまりがない。七古。
しちごん‐ぜっく【七言絶句】
漢詩で、七言の句が4句からなる近体詩。七絶。→絶句