ひらっ‐た・い【平ったい】
[形]「ひらたい」に同じ。「—・く言ってしまえば」 [派生]ひらったさ[名]
ひらつか【平塚】
神奈川県中部の市。相模川河口の西岸を占め、もと東海道の宿場町。商工業が発達し、住宅地。七夕祭りが盛大に行われる。人...
ひらつか‐し【平塚市】
⇒平塚
ひらつか‐らいちょう【平塚らいてう】
[1886〜1971]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。本名、明(はる)。明治44年(1911)、女性文芸誌「青鞜...
ひら‐つ・く
[動カ五(四)] 1 薄いものがゆれ動く。ひらひらする。ひらめく。「浴衣の袖を—・かせる」 2 落ち着きなく動きま...
ひら‐つぼ【平坪】
6尺四方の平面積。→立て坪
ひら‐づくり【平作り/平造り】
1 耕地を平らにならし、畝(うね)を作らないで、作物を栽培すること。 2 日本刀の造り込みの一。鎬(しのぎ)と横手...
ひら‐づけ【平付け/平着け】
1 (平付け)連歌・連句で、前句に趣向を凝らさずにつける付け方。 2 ある場所や物に乗り物を直接につけること。じか...
ひら‐づつみ【平包み/平裹み】
物を包むための正方形の布地。袱紗(ふくさ)、風呂敷など。「—どうどおろして休みける」〈浄・卯月の潤色〉
ひら‐づみ【平積み】
[名](スル)書店で、本や雑誌の表紙を上にして、台に積み上げて陳列する売り方。
ひら‐づめ【平爪/扁爪】
霊長類にみられる爪。背側に堅く平たい爪板があり、付け根の爪床から作り出され、角質化の進んでいない部分が白い半月状を...
ひら‐づめ【平詰め】
常時当直で、非番のないこと。常詰め。「—ノ身デマイラレナイ」〈和英語林集成〉
ひら‐づら【平面】
幅が広く平たい顔。「—なる法師の、太りたるが」〈宇治拾遺・九〉
ひら‐て【平手】
1 開いた手のひら。「—でほおを打つ」 2 将棋で、すべての駒を用いて、双方が対等の条件で勝負すること。対馬(たい...
ひらて【平手】
姓氏の一。 [補説]「平手」姓の人物平手政秀(ひらてまさひで)平手造酒(ひらてみき)
ひら‐て【開手】
両方の手を開いて打ち合わせること。かしわで。
ひらて‐うち【平手打ち】
開いた手のひらでたたくこと。「相手の頰に—をくらわす」
ひら‐てまえ【平点前/平手前】
茶の湯で、濃茶・薄茶の基本的な点前。
ひらて‐まさひで【平手政秀】
[1492〜1553]戦国時代の武将。織田信秀の家老で、信秀の子信長の補佐役を命じられた。信秀没後、信長の振る舞い...
ひらて‐みき【平手造酒】
講談・浪曲「天保水滸伝(てんぽうすいこでん)」に登場する剣客。笹川繁蔵の食客となり、飯岡助五郎との大利根川原の決闘...
ひら‐てん【平点】
和歌・俳諧などの評点の一。普通の出来のものにつけるしるしで、上から句の終わりまで線を引くもの。珍重に次ぐ評点。ひら。
ひら‐で【枚手/葉手/葉盤】
大嘗会(だいじょうえ)などの際、菜菓などを盛って神に供えた器。数枚の柏(かしわ)の葉を竹ひごなどで刺しとじて円く作...
ひらでん‐の‐たち【樋螺鈿の太刀】
鞘口(さやぐち)から鞘尻にかけて鞘の中央に細長い樋を設け、その部分に螺鈿を施した飾り太刀。
ひら‐とじ【平綴じ】
製本で、折丁を重ね、背の近くを表面から裏面の方向へ針金で綴じる方法。
ひらど【平戸】
長崎県北部の市。北松浦半島の一部と平戸島・生月(いきつき)島・的山(あづち)大島などからなる。もと松浦氏の城下町で...
ひらど‐し【平戸市】
⇒平戸
ひらど‐しま【平戸島】
長崎県北西部、平戸瀬戸をへだてて北松浦半島に対する地塁状の島。平戸市に属する。面積166平方キロメートル、最高点は...
ひら‐どま【平土間】
歌舞伎劇場で、1階正面の枡(ます)で仕切られた観客席。高土間ができてから、従来の土間と区別するためにできた称。土間...
ひらど‐やき【平戸焼】
長崎県佐世保市三川内(みかわち)から産する磁器。慶長3年(1598)藩主松浦氏に従って朝鮮から渡来した巨関が始めた...
ひら‐なつめ【平棗】
茶器の棗の一。扁平な形で、直径が高さの約2倍あるもの。
ひら‐なべ【平鍋】
底の浅い平たい鍋。
ひら‐に【平に】
[副] 1 相手に懇願するさま。なにとぞ。どうか。「—御容赦を願います」 2 事の実行・成立がたやすいさま。容易に...
ひら‐にわ【平庭】
海景を主とし、築山などがなく、平坦(へいたん)に仕上げた日本庭園。
ひらにわ‐こうげん【平庭高原】
岩手県北東部、平庭岳(標高1060メートル)の中腹に広がる高原。山腹の北側には30数万本のシラカバ林があり、その規...
ひら‐ぬい【平縫い/平繍】
日本刺繍(ししゅう)で、糸と糸との間隔をあけずに縫い埋める刺し方。
ひらぬま【平沼】
姓氏の一。 [補説]「平沼」姓の人物平沼騏一郎(ひらぬまきいちろう)平沼亮三(ひらぬまりょうぞう)
ひらぬま‐きいちろう【平沼騏一郎】
[1867〜1952]政治家。岡山の生まれ。検事総長・大審院長・法相・貴族院議員・枢密顧問官を経て、昭和14年(1...
ひらぬま‐りょうぞう【平沼亮三】
[1879〜1959]実業家・政治家。神奈川の生まれ。日本体育協会会長・横浜市長などを歴任。スポーツ振興に尽力、昭...
ひら‐ね【平根】
鏃(やじり)の一。鎬(しのぎ)を設けず、身幅の広く薄いもの。
ひら‐の【平野】
平坦な野原。へいや。
ひらの【平野】
京都市北区、衣笠山の東麓の地名。和歌では、ふつうその地にある平野神社をさす。[歌枕]「ちはやぶる—の松の枝しげみ千...
ひらの【平野】
姓氏の一。 [補説]「平野」姓の人物平野国臣(ひらのくにおみ)平野啓一郎(ひらのけいいちろう)平野謙(ひらのけん)
ひらの‐く【平野区】
⇒平野
ひらの‐くにおみ【平野国臣】
[1828〜1864]幕末の尊攘派志士。福岡藩士。通称、次郎。脱藩して京都に上り、西国の尊攘派を結集したが、寺田屋...
ひらの‐けいいちろう【平野啓一郎】
[1975〜 ]小説家。愛知の生まれ。京大在学中に「日蝕」で芥川賞受賞。他に、「日蝕」と並ぶロマンチック三部作「一...
ひらの‐けん【平野謙】
[1907〜1978]評論家。京都の生まれ。本名、朗(あきら)。政治と文学、私小説などをテーマに鋭い評論を発表。戦...
ひらの‐じんじゃ【平野神社】
京都市北区にある神社。旧官幣大社。祭神は今木神(いまきのかみ)ほか三神。もと大和にあったが、平安京遷都の際に遷座。...
ひらの‐すい【平野水】
炭酸水の別名。もとは兵庫県川西市平野の鉱泉からくんだ炭酸水の商標名。
ひらのとうしろう【平野藤四郎】
鎌倉時代の刀工、粟田口吉光の作による日本刀(短刀)。享保名物帳所載。藤四郎は吉光の名。短刀の名手として知られた吉光...
ひら‐のり【平乗】
謡曲のリズムの型の一。七五調の歌詞1句12文字を8拍でうたうのを基本とする。拍子の合う謡の大部分に適用される。→大...