く‐げ【公家】
1 朝廷に仕える人々。公家衆。 2 朝廷。朝家。おおやけ。「—にもかやうの事をあはれとおぼしめして」〈平家・一二〉...
く‐げ【公廨】
⇒くがい(公廨)
く‐げ【供花/供華】
1 仏または死者に花を供えること。また、その花。くうげ。 2 「供花会(くげえ)」の略。
く‐げ【供笥】
仏前に供える物を盛る器具。
くげ‐あく【公家悪】
歌舞伎の役柄の一。公家の悪役。多く顔を藍色に隈取(くまど)り、陰険な無気味さをもつ。「車引」の時平(しへい)など。
くげ‐え【供花会】
仏に花をささげる儀式。京都六波羅蜜寺で3月に行われた法華八講を結縁供花と称したのに始まり、5月と9月に京都六条長講...
くげ‐かぞく【公家華族】
もと公家で、明治維新後に華族となったもの。
く‐げき【駒隙】
《「荘子」知北遊の「人、天地の間に生くるは、白駒の隙を過ぐるが如く、忽然たるのみ」から》月日が早く過ぎ去ること、人...
くげ‐こじつ【公家故実】
公家に関する故実。
くげ‐しゅう【公家衆】
《「くげしゅ」とも》武家に対して、朝廷に仕えた人々。堂上衆。公家方。
くげ‐しょはっと【公家諸法度】
「禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)」の略。
くげ‐でん【公廨田】
⇒くがいでん(公廨田)
くげ‐とう【公廨稲】
⇒くがいとう(公廨稲)
くげ‐やしき【公家屋敷】
公家衆の住まい。代表的な形式は寝殿造(しんでんづくり)。
くげ‐よみ【公家読み】
1 公家間に伝わった訓読法。 2 (「公家訓み」と書く)古来からの漢字の音訓以外に、日本人の名に使われる漢字の自由...
く‐げん【公験】
《「験」は証拠の意》 1 古代、私有地の売買・譲与による所有権の移転を国司・郡司が公認した文書。 2 律令制で、僧...
く‐げん【苦言】
本人のためを思い、言いにくいところまであえて言って、いさめる言葉。「—を呈する」
く‐げん【苦患】
仏語。地獄におちて受ける苦しみ。転じて、一般に苦しみや悩み。苦悩。
く‐げん【苦艱】
苦しみ。苦難。「なる程生というものは—を離れない」〈鴎外・青年〉