こい【恋】
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「—に落ちる」「—に破れる」 2 土...
こい【尰】
ひざから下のはれる病気。今の脚気(かっけ)のようなもの。こいあし。〈和名抄〉
こい【請い/乞い】
1 願い求めること。頼むこと。頼み。「—に応じて引き受ける」「雨(あま)—」 2 してほしいと望むこと。所望(しょ...
こい【鯉】
コイ目コイ科の淡水魚。全長約60センチ。体は長い筒形で背から腹へかけての幅が広く、長短二対の口ひげがある。野生種は...
こ‐い【古意】
1 古い意味。 2 昔をしのぶ心。
こ‐い【虎威】
虎(とら)が他の獣類を恐れさせる威力。強大な武力・権力などをいう。「—を張る」
こ‐い【故意】
1 わざとすること。また、その気持ち。「—に取り違える」 2 私法上、自分の行為から一定の結果が生じることを認容し...
こい【恋】
小池真理子の恋愛小説。学園紛争の時代を背景に、3人の男女の倒錯した愛の世界を描く。平成7年(1995)発表。同年、...
こ・い【濃い】
[形][文]こ・し[ク] 1 色合いが強い。「墨が—・い」「—・い藍(あい)染め」⇔薄い/淡い。 2 においや味な...
こ・い
[接尾]《形容詞型活用[文]こ・し(ク活)。形容詞「濃い」の接尾語化》(「っこい」の形になることも多い) 1 名詞...
こい‐あい【乞合】
能や長唄の打楽器の手法の一。大鼓(おおつづみ)と太鼓で奏するもので、太鼓が「ツクツ・ツクツ・ツク天(てん)・ツク天...
こい‐あま・る【恋ひ余る】
[動ラ四]恋心が抑えきれないで外に表れる。「隠沼(こもりぬ)の下ゆ—・り白波のいちしろく出でぬ人の知るべく」〈万・...
こい‐う・ける【請い受ける/乞い受ける】
[動カ下一][文]こひう・く[カ下二]頼み込んで、ゆずり受ける。「珍しい切手を—・ける」「命ばかりはさりとも—・け...
こい‐うた【恋歌】
恋心を歌った詩歌。こいか。
こ‐いえ【小家】
小さな家。粗末な家。「暑さを避け、山近き一—を借りて」〈独歩・女難〉
こいえ‐がち【小家勝ち】
[名・形動]小さな家がたくさん建て込んでいるさま。「堀の幅の狭くなるにつれて次第に貧気(まずしげ)な—になって」〈...
こいえ‐ぎんみ【小家吟味】
江戸時代、名主が借家人・店借人の生活状態を戸別に調べること。不審者の取り締まりなどを理由とした。「—を恐れ、一人は...
こいおしえ‐どり【恋教へ鳥】
《伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)の二神がこの鳥の動作を見て夫婦の道を知ったという神話か...
こい‐か【恋歌】
「こいうた」に同じ。
こい‐かぜ【恋風】
恋心のせつなさを、風が身に染みるのにたとえていう語。「冬の夜の—ぞっと身に染て」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉
こいかわ‐はるまち【恋川春町】
[1744〜1789]江戸中期の黄表紙作者・狂歌師。駿河小島藩士。本名、倉橋格。狂号、酒上不埒(さけのうえのふらち...
こい‐がたき【恋敵】
恋の競争相手。自分が恋する人に、同様に恋している人。 [補説]作品名別項。→恋敵
こいがたき【恋敵】
《原題The Rivals》シェリダンの処女戯曲。5幕。1775年初演の恋愛喜劇。
こ‐いき【小意気/小粋】
[名・形動] 1 どことなく粋なこと。洗練されていること。また、そのさま。「—な身なり」 2 (「小意気過ぎる」の...
こ‐いきん【顧維鈞】
[1888〜1985]中華民国の外交官。字(あざな)は少川。嘉定(かてい)(江蘇省)の人。1945年のサンフランシ...
こい‐くち【濃(い)口】
1 醤油などの味や色が濃いこと。また、そのもの。⇔薄口。 2 「濃い口醤油」の略。
こい‐ぐち【鯉口】
《断面が鯉の開いた口に似ているところから》 1 刀の鞘(さや)の口。 2 和服で水仕事などをするとき、着物が汚れる...
こいくち‐しょうゆ【濃(い)口醤油】
色の濃い、普通の醤油のこと。薄口醤油に対していう。
鯉口(こいぐち)を切(き)・る
すぐに刀が抜けるように、刃を少し引き出しておく。鯉口をくつろげる。「刀を引き寄せ、—・って見せた」〈藤村・夜明け前〉
こい‐ぐさ【恋草】
恋の思いが激しく燃え上がるようすを、草の生い茂るのにたとえていう語。「—を力車に七車積みて恋ふらくわが心から」〈万...
こいけ‐まりこ【小池真理子】
[1952〜 ]小説家。東京の生まれ。人間の内面や日常にひそむ恐怖を描き出す心理サスペンス、ミステリー、恋愛小説で...
こい‐げしょう【濃い化粧】
紅やおしろいを濃く塗った化粧。厚化粧。
こい‐こい
花札の遊びの一。二人で行う。役のできた側が勝負を打ち切らないで、さらに大きい役をめざすときには「来い」と言って勝負...
こい‐こが・れる【恋い焦がれる】
[動ラ下一][文]こひこが・る[ラ下二]恋しさのあまり、ひどく思い悩む。「夜も眠れないほど—・れる」
こい‐こく【鯉濃】
《「鯉の濃漿(こくしょう)」の意》鯉を筒切りにして、味噌汁で時間をかけて煮込んだ料理。
こい‐ごころ【恋心】
恋しいと思う心。「淡い—を抱く」「—が芽生える」
こい‐ごろも【恋衣】
1 心から離れない恋を、身につける衣にたとえていう語。「—着奈良の山に鳴く鳥の間なく時なしあが恋ふらくは」〈万・三...
こいごろも【恋衣】
詩歌集。山川登美子・茅野雅子・与謝野晶子の共著。明治38年(1905)刊。登美子の「白百合」、雅子の「みをつくし」...
こ‐いさかい【小諍ひ】
ちょっとしたけんか。「思ふ仲の—、雨降りて地固まる」〈吉原すずめ・上〉
こい‐さん
《「こいとさん」の略》末のお嬢さん。関西地方で、使用人が主人の末娘をよぶときに使う。
コイサン
南部アフリカに住むコイ族とサン族の総称。
コイサン‐ごぞく【コイサン語族】
アフリカ南西部のアンゴラ・ナミビア、南部のボツワナなどで話されているクン語・マサルア語・ナマ語・ナロン語などの諸語...
こい‐ざめ【恋醒め】
恋の熱が薄らぐこと。「—には、えおぼされじと見るはいかが」〈夜の寝覚・四〉
こ‐いし【小石/礫】
小さい石。
こいし・い【恋しい】
[形][文]こひ・し[シク]離れている人や場所、また事物などに強く心を引かれるさま。「—・い人」「こたつの—・い季...
こいしかわ【小石川】
東京都文京区の地名。もと東京市の区名。
こいしかわ‐こうらくえん【小石川後楽園】
⇒後楽園
こいしかわ‐しょくぶつえん【小石川植物園】
文京区白山にある、東京大学理学部付属の植物園。もと、徳川幕府の薬園。
こいしかわゆきのあした【礫川雪ノ且】
葛飾北斎による風景版画のシリーズ「富嶽三十六景」の作品の一。現在の文京区小石川付近の料亭から富士山を眺めつつ、雪見...
こいしかわ‐ようじょうしょ【小石川養生所】
享保7年(1722)8代将軍徳川吉宗の命により、江戸小石川薬園内に設立された、貧窮民のための療養施設。