こと‐わ・く【辞別く】
[動カ四]特に言葉を改めて言う。他と区別して言う。「—・きて、伊勢にます天照大御神の大前に申さく」〈祝詞・祈年祭〉
こと‐わけ【事訳】
事の次第。わけ。事情。「その充分な—はのみこめないのだが」〈中勘助・銀の匙〉
こと‐わざ【諺】
古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験からきた社会常識を示すものが多い。「情け...
こと‐わざ【言事】
言葉と出来事。「諸国に国史(ふみひと)を置く。—を記して」〈履中紀〉
こと‐わざ【事業】
すること。しわざ。また、仕事。「はかなき—をも、しなし給ひしはや」〈源・朝顔〉
こと‐わざ【異業】
ほかのこと。別の行為。「時々は—し給へ。笛の音にも、古事(ふること)は伝はるものなり」〈源・少女〉
こと‐わり【断り〔断わり〕】
1 了承を得るために事前に連絡をすること。また、その連絡。「なんの—もなく借用する」 2 承知しないこと。相手の申...
こと‐わり【理】
《「断り」と同語源》 [名] 1 物事の筋道。条理。道理。「彼の言葉は—にかなっている」「盛者(じょうしゃ)必衰の...
ことわり‐がき【断り書(き)】
前に述べた事柄について、補充・修正・説明などを書き添えること。また、その文。但し書き。
ことわり‐じょう【断り状】
1 不承認を告げる手紙。 2 あることの内容を説明する文書・手紙。 3 予告の手紙。
理(ことわり)過(す)ぎて
あたりまえの程度を越えて。極端に。
理(ことわり)過(す)・ぐ
あたりまえの道理や程度を越える。常識を越える。「なべて世の憂きはならひと思ひこし—・ぎて身を嘆くかな」〈新拾遺・雑中〉
理(ことわり)迫(せ)めて
1 道理を尽くして。「美しくもまた—上手に説いたことであったろう」〈露伴・連環記〉 2 道理がきわまって。もっとも...
理(ことわり)無(な)・し
1 理由がない。筋道が立たない。「典薬が答(いら)へ、—・きおほせなりや」〈落窪・二〉 2 道理に合わない。道義を...
こと‐わ・る【断る〔断わる〕】
[動ラ五(四)]《「理る」と同語源》 1 あらかじめ知らせておいて了解を得る。許しを得る。「本題に入る前に—・って...
こと‐わ・る【理る】
[動ラ四]《「事割る」の意》物事の筋道をはっきりさせる。是非を判断する。「とりどりに—・りて、中の品にぞ置くべき」...