あそぶ‐いと【遊糸】
《「遊糸(ゆうし)」の訓読みから》陽炎(かげろう)。いとゆう。「曇りなくなぎたる空に—に琴柱(ことぢ)をたてて帰る...
あそみ【朝臣】
天武天皇が制定した八色(やくさ)の姓(かばね)の第二位。初めは、皇族から降下した有力氏族に与えられたが、平安時代以...
アソム
⇒アッサム
あそん【朝臣】
《「あそみ」の音変化。中・近世は「あっそん」とも》 1 「あそみ(朝臣)」に同じ。 2 平安時代以降、五位以上の人...
アソート
《assortmentから》各種詰め合わせ。「—パック」
アソートメント
各種類を詰め合わせたもの。詰め合わせ。盛り合わせ。
アソーレス‐しょとう【アソーレス諸島】
《Açores》⇒アゾレス諸島
アゾ
《窒素の意》-N=N-で表される二価の基。アゾ基。
アゾイック‐せんりょう【アゾイック染料】
⇒ナフトール染料
アゾ‐かごうぶつ【アゾ化合物】
アゾ基をもつ化合物の総称。有色のものが多く、特に芳香族アゾ化合物はすべて色をもつのでアゾ色素ともいう。
アゾ‐き【アゾ基】
⇒アゾ
あ‐ぞく【亜族】
1 元素の周期表中、Ⅰ族からⅦ族までの元素を、それぞれの族の中でさらに二つに分けたもの。前半をA亜族、後半をB亜族...
アゾ‐せんりょう【アゾ染料】
アゾ基をもつ染料の総称。合成染料の半分以上を占める。コンゴーレッドなど。ナフトール染料。
アゾトバクター
土壌中にすむ好気性細菌。空気中などの窒素を土壌中に固定し、自然界における窒素循環の役割を果たす。
アゾフ‐かい【アゾフ海】
《Azov》黒海北東部にある内湾。ドン川が注ぎ、ケルチ海峡で黒海に通じる。
アゾベンゼン
二つのベンゼン環がアゾ基で結合した芳香族アゾ化合物。シス型、トランス型の異性体がある。シス型は一般的に不安定。トラ...
アゾレス‐こうきあつ【アゾレス高気圧】
北大西洋に現れる亜熱帯高気圧。中心部はアゾレス諸島付近。夏に優勢で東に張り出し、ヨーロッパ南西部に乾燥した空気をも...
アゾレス‐しょとう【アゾレス諸島】
《Azores》北大西洋中部にある諸島。ポルトガル領。主島はサンミゲル島。欧米を結ぶ交通の要地で、また気候温和な保...
あた【咫】
上代の長さの単位の一。親指と中指とを広げた長さ。「その鼻の長さ七—」〈神代紀・下〉 [補説]一説に、親指と人さし指...
アタ
⇒エー‐ティー‐エー(ATA)
あた
[副]《「あだ」とも》不快・嫌悪の気持ちを表す語に付いて、その程度がはなはだしいという意を表す。あった。「—めんだ...
あたい【価/値】
1 価格。値段。また、代価。「商品に—をつける」「質屋の使の…尋ね来(こ)ん折には—を取らすべきに」〈鴎外・舞姫〉...
あたい【直/費】
「あたえ(直)」に同じ。
あたい【私】
[代]《「あたし」の音変化》一人称の人代名詞。主に東京下町の婦女や小児が用いる。
あたい・する【値する/価する】
[動サ変][文]あたひ・す[サ変](「…にあたいする」の形で)それをするだけの値打ちがある。ふさわしい価値がある。...
あたい‐せんきん【価千金/値千金】
千金の値打ちがあること。高い価値のあること。「春宵一刻—」「酔い醒めの水は—」
あ‐たいりく【亜大陸】
1 大きな半島などのように、大陸の一部で、地理的に他の部分と区別される一区画。「インド—」 2 大陸ではないが、島...
あた・う【能う】
[動ワ五(ハ四)]《もと必ず打消しを伴い、活用語の連体形に「こと」や助詞「に」を付けて「…にあたわず」「…ことあた...
あた・う【与ふ】
[動ハ下二]「あたえる」の文語形。
ユパンキ
[1908〜1992]アルゼンチンのフォルクローレ歌手・ギター奏者・作詞家・作曲家。本名、エクトル=ロベルチ=チャ...
あたえ【直/費】
古代の姓(かばね)の一。朝廷に服した地方の国造(くにのみやつこ)に多く与えられた。5、6世紀ごろ成立。あたい。
あた・える【与える】
[動ア下一][文]あた・ふ[ハ下二] 1 自分の所有物を他の人に渡して、その人の物とする。現在ではやや改まった言い...
あたか【安宅】
石川県小松市西部の地名。北陸道の宿駅。 謡曲。四番目物。観世小次郎信光作。奥州へ落ちる義経主従は、途中、安宅の関で...
あだ‐がたき【仇敵】
《古くは「あたかたき」》憎い相手。きゅうてき。
あたか‐の‐せき【安宅の関】
石川県小松市に鎌倉初期にあった関所。謡曲「安宅」、歌舞伎「勧進帳」の舞台。
あたか‐の‐まつ【安宅松】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「隈取安宅松(くまどりあたかのまつ)」。初世富士田吉治作曲。明和6年(1769)江戸市村座...
アタカマ‐えんげん【アタカマ塩原】
《Salar de Atacama》⇒アタカマ塩湖
アタカマ‐えんこ【アタカマ塩湖】
《Salar de Atacama》チリ北部、アントファガスタ州の町サンペドロデアタカマの南側に広がる塩湖(塩原)...
アタカマおおがたミリはサブミリは‐かんしょうけい【アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計】
アルマ望遠鏡の正式名称。
アタカマ‐コンパクトアレイ
⇒モリタアレイ
アタカマ‐さばく【アタカマ砂漠】
《Atacama》チリ北部の南北に長大な砂漠。銅・銀・チリ硝石を産出。
アタカマ‐てんもんだい【アタカマ天文台】
チリ北部、アタカマ砂漠のチャナントール山頂にある東京大学の天文台。標高5640メートルの地上最高地点に設置した光学...
アタカマ‐の‐きょじん【アタカマの巨人】
《Gigante de Atacama》チリ北部、タラパカ州のアタカマ砂漠にある巨大な地上絵。イキケの南約100キ...
あたか‐も【恰も/宛も】
[副]《「あだかも」とも》 1 (多くあとに「のようだ」「のごとし」などを伴って)あるものが他によく似ていることを...
恰(あたか)もよし
ちょうどよいことには。まことにぐあいよいことには。「—、山手に寄った家の若い者が五六人、駈けつけて来た」〈蘆花・自...
あたがわ‐おんせん【熱川温泉】
静岡県賀茂郡東伊豆町の温泉。泉質は塩化物泉。温泉を利用したバナナ園・ワニ園、洋ラン研究所がある。
あたがわ‐バナナわにえん【熱川バナナワニ園】
静岡県東伊豆町にある動植物園。昭和33年(1958)開園。動物はワニを中心に飼育し、植物園では熱帯の花木・果樹を中...
あたくし【私】
[代]《「わたくし」の音変化》一人称の人代名詞。主として女性が用いる。
あたけ‐ぶね【安宅船/阿武船】
戦国時代から江戸初期にかけて建造された大型軍船。紀伊の安宅氏の創始とされ、大砲を備えたものもあった。あたけ。
あたけ‐まる【安宅丸】
江戸時代、3代将軍徳川家光のときにつくられた大型軍船。実用に適さず半世紀で解体された。