あわ‐うみ【淡海】
《淡水の海の意》湖。湖水。おうみ。潮海(しおうみ)に対していう。
あわ‐おこし【粟粔籹】
糯粟(もちあわ)を蒸して煎(い)り、黒砂糖を用いて固めたもの。現在は、蒸して乾燥し煎って砕いた糯米と水飴(みずあめ...
あわ‐おどり【阿波踊(り)】
徳島市を中心にして行われる盆踊り。数十人が連(れん)といわれる組をつくって、阿波よしこの節と、急調の三味線、囃子(...
あわ‐がゆ【粟粥】
粟の粥。また、米に粟をまぜて炊いた粥。
あわ‐ガラス【泡ガラス】
細かい泡を含ませた軽石状のガラス。断熱・防音材などに使用。気泡ガラス。
あわ‐こ【粟子】
魚卵で、アワの実のように小粒のもの。タラ・ヒラメなどの卵。
あわ‐こがねぎく【泡黄金菊】
キク科の多年草。山麓や土手などに生え、高さ60〜90センチ。葉は五つに深く裂けている。秋、黄色い小花が多数開く。
あわ‐ごけ【泡苔】
オオバコ科の一年草。湿地などに生え、卵円形の葉が対生する。春から秋、緑色を帯びた白い花を葉の付け根につける。
アワサ
エチオピア中南部の都市。大地溝帯のアワサ湖畔に位置し、観光地として知られる。
あわさか‐つまお【泡坂妻夫】
[1933〜2009]小説家。東京の生まれ。本名、厚川昌男(あつかわまさお)。家業の紋章上絵(うわえ)師を業とする...
あわさ・る【合(わ)さる】
[動ラ五(四)]ぴったりと合わせた状態になる。「二枚の貝殻が—・る」
あわざ【阿波座】
大阪市西区の地名。近世初期、多くの阿波の商人が住み、水上交通の要地であった。
あわざ‐がらす【阿波座烏】
大坂新町遊郭をひやかして歩く客。カラスの鳴き声「かおかお」を「買お買お」とひやかし歩く客にとりなしたもの。
あわ‐し【阿波市】
⇒阿波
あわし‐がき【淡し柿/醂し柿】
渋を抜いた柿。さわしがき。
あわしま【淡島】
淡島神社の通称。 江戸時代、淡島明神を祭った神棚を持ち、その由来を語りながら門付けをした行者。淡島願人(がんにん)。
あわ‐しま【粟島】
新潟県北部、日本海にある島。面積9.1平方キロメートル。 香川県西部、瀬戸内海の塩飽(しわく)諸島の一島。面積4....
あわしま‐かんげつ【淡島寒月】
[1859〜1926]文学者。東京の生まれ。本名、宝受郎。江戸文学を愛好し、西鶴を再発見して、その価値を尾崎紅葉・...
あわしま‐じんじゃ【淡島神社】
和歌山市加太(かだ)にある神社。祭神は少彦名神(すくなびこなのかみ)。近世以来、婦人病に霊験があるとして信仰される...
あわしま‐マリンパーク
静岡県沼津市の淡島にある海洋公園。駿河湾の魚を中心に展示する水族館や、さまざまなカエルを展示するカエル館などがある...
あわじ【淡路】
旧国名の一。現在の兵庫県淡路島。淡州(たんしゅう)。 兵庫県南部、淡路島の北半を占める市。明石海峡大橋で本州と接続...
あわじ‐し【淡路市】
⇒淡路
あわじ‐しま【淡路島】
瀬戸内海最大の島。兵庫県に属する。もと淡路の一国をなし、近世は徳島藩領。気候温暖で、ビワ・ミカン・草花などを栽培。...
あわじ‐にんぎょうじょうるり【淡路人形浄瑠璃】
淡路島に残る人形芝居。近世初頭に始まり、享保(1716〜1736)ごろが最盛。義太夫節による三人遣い。人形の首(か...
あわじ‐の‐くに【淡路国】
⇒淡路
あわじ‐はいてい【淡路廃帝】
淳仁天皇の異称。藤原仲麻呂の乱の後、孝謙上皇に帝位を奪われ、淡路国に幽閉されたところからいう。
あわじ‐ファームパーク【淡路ファームパーク】
兵庫県南あわじ市にある農業公園。昭和60年(1985)開園。野菜の収穫体験ができるほか、コアラやワラビーのいる動物...
あわじ‐むすび【淡路結び】
「鮑結(あわびむす)び」に同じ。
あわじ‐やき【淡路焼】
淡路島に産する陶器。黄釉(おうゆう)による鮮やかな色を特色とする。天保5年(1834)に賀集珉平(かしゅうみんぺい...
あわ‐じんじゃ【安房神社】
千葉県館山市大神宮にある神社。祭神は天太玉命(あまのふとだまのみこと)と、后神の天比理刀咩命(あまのひりとめのみこ...
あわ・す【会(わ)す/遭(わ)す】
[動サ五(四)]《「合わす」と同語源》「会わせる」に同じ。「ひどい目に—・す」 [動サ下二]「あ(会)わせる」の文語形。
あわ・す【合(わ)す】
[動サ五(四)]「合わせる」に同じ。「墓前に手を—・す」 [動サ下二]「あ(合)わせる」の文語形。
あわ・す【淡す/醂す】
[動サ五(四)]柿の渋を抜く。さわす。「焼酎(しょうちゅう)で—・す」
あわず【粟津】
⇒あわづ
あわせ【合(わ)せ】
1 他の語と複合して用いる。 ㋐物と物とを合わせること。「背中—」「顔—」 ㋑比べて優劣を争うこと。「物—」「歌—...
あわせ【袷】
《「あ(合)わせる」の連用形から》裏地をつけて仕立てた着物。秋から春先にかけて用いる。近世では初夏と初秋に着るなら...
あわせ‐いと【合(わ)せ糸】
2本以上の糸を縒(よ)り合わせて、1本の縒り糸にしたもの。裁縫に用いる。
あわせ‐かがみ【合(わ)せ鏡】
1 髪・襟などの後ろ姿を見るために、前に立てた鏡に映るように、後ろからもう1枚の鏡で映して見ること。また、その鏡。...
あわせ‐がき【淡せ柿/醂せ柿/合(わ)せ柿】
「あわしがき」に同じ。
あわせがき【合柿】
狂言。宇治の柿売りが、都の者に渋柿を甘柿といって売りつけるが、食べてみろといわれて、渋そうな顔をして食い、なぐられる。
あわせ‐ガラス【合(わ)せガラス】
2枚の板ガラスの間に、透明な合成樹脂の膜を挟んで接着したもの。割れても破片が飛び散らない安全ガラスの一種。樹脂ガラス。
あわせぐち‐かめかん【合(わ)せ口甕棺】
弥生時代に九州北部で用いられた棺。2個の甕の口を合わせてつなげたもので、中に被葬者を入れて埋葬した。
あわせ‐ぐすり【合(わ)せ薬】
種々の薬を調合した薬。
あわせ‐ごう【合(わ)せ香】
「合わせ薫(た)き物」に同じ。
あわせ‐じょうゆ【合(わ)せ醤油】
かつお節の煮出し汁をまぜ合わせた醤油。てんぷらのつけ汁、おひたしなどに用いる。
あわせ‐ジュバン【袷ジュバン】
裏地のついたジュバン。袷ジバン。
あわせ‐ず【合(わ)せ酢】
酢に他の調味料や香辛料を加えて作った調合酢。甘酢・二杯酢・三杯酢など。
あわせ‐たきもの【合(わ)せ薫き物】
数種類の香を練り合わせたもの。合わせ香。練り香。「よき沈(ぢん)—多くくべて」〈宇津保・蔵開上〉
あわせ‐ちょうみりょう【合(わ)せ調味料】
二種類以上の調味料をまぜ合わせてつくった調味料。合わせ酢やサラダドレッシングなど。
あわせ‐つぎ【合(わ)せ接ぎ】
同じ太さの台木と接ぎ穂を、同じ角度で斜めに切り、切り口を密着させてしばる接ぎ木方法。