うすだいこ‐おどり【臼太鼓踊(り)】
九州・沖縄地方の民俗舞踊。雨乞い踊りや盆踊りとして、歌・鉦(かね)・笛を伴奏に、若者が胸につけた臼形の大きな太鼓を...
うす‐だたみ【薄畳】
厚みの少ない畳。宮殿の敷物として春と夏に用いた。のちの薄縁(うすべり)。
うす‐だま【臼玉】
古墳時代の祭祀(さいし)用の玉。まれに装身用とみられるものもある。厚さ2〜3ミリ、径5ミリ前後。形が茶臼に似ている...
ウスチ‐アバカンスコエ
ロシア連邦、ハカシア共和国の首都アバカンの旧称。
ウスチ‐イリムスク
ロシア連邦中部、イルクーツク州の都市。アンガラ川とイリム川の合流点付近に位置する。1966年のウスチイリムスクダム...
ウスチ‐カメノゴルスク
カザフスタンの都市オスケメンの旧称。
ウスチ‐ナド‐ラベム
チェコ北西部、ボヘミア地方の都市。ラベ川(エルベ川)とビーリナ川の合流点に位置する。10世紀ごろより交易の拠点とな...
うす‐ちゃ【薄茶】
1 抹茶の一。製法は濃い茶と変わらないが、古木でないチャの葉から製するもの。また、それでたてた茶。濃い茶より抹茶の...
うすちゃ‐き【薄茶器】
薄茶を入れる容器の総称。棗(なつめ)・中次(なかつぎ)・吹雪(ふぶき)など種類が多い。→茶入れ
うすちゃ‐てまえ【薄茶点前】
茶の湯で、薄茶をたてる作法。一碗に茶杓(ちゃしゃく)2杯の薄茶を入れて熱湯を注ぎ、茶筅(ちゃせん)の穂を振ってたて...
うすっ‐ぺら【薄っぺら】
[形動] 1 きわめて薄く貧弱なさま。「—な座布団」 2 考え方や人柄などに深みがないさま。「—なヒューマニズム」
うすつき‐うた【臼搗き歌】
民謡で、臼をつきながらうたう仕事歌。→臼歌
うす‐づ・く【臼搗く/舂く】
[動カ五(四)]《「うすつく」とも》 1 穀物などを臼に入れて、杵(きね)でつく。「麦を—・く」 2 《日が沈む意...
うす‐づき【薄月】
薄雲にさえぎられて、ほのかに照る月。《季 秋》「—や水行く末の小夜砧/闌更」
うすづき‐よ【薄月夜】
薄月の出ている夜。
うす‐づくり【薄作り/薄造り】
透けるほど薄くそぎ切りにした刺し身。「フグの—」⇔厚作り。
うす‐で【薄手】
[名・形動] 1 紙・織物・陶器などの厚さが薄いこと。また、そのさま。「—の茶碗」「—な生地」⇔厚手。 2 内容な...
臼(うす)と杵(きね)
男女が和合することのたとえ。
うす‐どり【臼取り】
⇒捏(こ)ね取り
うす‐どろ【薄どろ】
歌舞伎下座(げざ)音楽で、大太鼓を長ばちで弱く小刻みに打つ鳴り物。幽霊・妖怪などの出入りに用いる。うすどろどろ。⇔...
うす‐なさけ【薄情け】
心のこもっていない見せかけの愛情。
うす‐におい【薄匂ひ】
色を薄くぼかすこと。また、香りがかすかにすること。「我が宿の根こじの梅のかた咲きてほつえの風ぞ—なる」〈夫木・三〉
うす‐にく【薄肉】
1 薄い肉色。俳優が化粧に使う薄赤い色。 2 「薄肉彫り」の略。
うすにく‐ぼり【薄肉彫(り)】
「薄浮き彫り」に同じ。薄肉。
うす‐にび【薄鈍】
1 染め色の名。鈍色(にびいろ)の薄いもの。薄いねずみ色。 2 1の色の衣服。喪服・僧服など。「御叔父の服(=服喪...
うす‐ぬり【薄塗(り)】
[名](スル) 1 絵の具・塗料・化粧品などを薄く塗ること。また、薄く塗ったもの。 2 「薄塗の烏帽子(えぼし)」の略。
うすぬり‐の‐えぼし【薄塗の烏帽子】
紗(しゃ)地に漆を薄く塗った烏帽子。→厚塗の烏帽子
うす‐ねずみ【薄鼠】
薄いねずみ色。薄墨色。うすねず。
うす‐の‐き【臼の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生え、高さ約1メートル。枝は細かく分かれ、葉は卵形で先がとがる。初夏、淡紅色の釣鐘形の花...
うすのこえ【臼の声】
箏曲(そうきょく)。山田流の奥許(おくゆる)し物で、生田流でも演奏する。3世山登松齢(やまとしょうれい)が明治初年...
うす‐のろ【薄鈍】
[名・形動]知能が少し劣っていて、反応や動作がにぶいこと。また、そのさま。「—な動作」
うす‐のろ・い【薄鈍い】
[形]物事に対する反応が普通よりのろい。あまりはきはきしていない。どこか間が抜けている。「—・い奴というものは正直...
うす‐はじ【薄恥】
少しばかりの恥。「織り延べを一きれも得ぬわれらさへ—をかく数に入るかな」〈平家・四〉
うす‐はた【薄機/薄繒】
「薄物1」に同じ。「佐保姫の織りかけさらす—の霞たちきる春の野辺かな」〈古今六帖・五〉
うす‐はないろ【薄花色】
薄い藍色。薄縹(うすはなだ)。
うす‐はなざくら【薄花桜】
1 色の薄い桜の花。「紅の—匂はずはみな白雲と見てや過ぎまし」〈詞花・春〉 2 薄い桜色。「当世顔はすこし丸く、色...
うすはな‐ぞめ【薄花染(め)】
薄花色に染めること。また、そのもの。
うす‐はなだ【薄縹】
薄い縹色。薄花色。
うす‐はり【薄玻璃】
《「玻璃」はガラスの異称》薄くつくったガラス。
うす‐ば【臼歯】
1 奥歯。きゅうし。 2 すり減って臼のような形になった老人の歯。〈和名抄〉
うす‐ば【薄刃】
刃物の刃の薄いもの。特に、刃の薄い包丁。→薄刃包丁
うす‐ばか【薄馬鹿】
[名・形動]なんとなく馬鹿に見えること。また、そのさまや、そういう人。
うすば‐かげろう【薄翅蜉蝣】
脈翅(みゃくし)目ウスバカゲロウ科の昆虫。体長約3.5センチでトンボに似るが、飛び方は弱々しい。触角は太く目立つ。...
うすば‐きちょう【薄翅黄蝶】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)は開張5〜6センチ、黄色ないし淡黄色で淡黒色の斑紋が散在、後ろ翅に橙赤(とうせき...
うすば‐きとんぼ【薄翅黄蜻蛉】
トンボの一種。体長約5センチ。頭部が大きく、体は橙色ないし黄色。群れて飛び、飛翔力が強く、大洋上でもみられる。
うすば‐さいしん【薄葉細辛】
ウマノスズクサ科の多年草。樹陰に生え、根茎から長い柄のある心臓形の葉を2枚出す。3〜5月、まだ葉が開ききらないうち...
うすば‐しろちょう【薄翅白蝶】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張約6センチ、半透明で脈は黒く、後ろ翅に突起がない。幼虫の食草はムラサキケマ...
うす‐ばた【薄端】
1 薄手の金属製の花器で、瓶(かめ)形などの胴の上に皿形の広口を付けたもの。広口の部分と胴は取り外しできる。 2 ...
うすば‐ぼうちょう【薄刃包丁】
刃の薄い和包丁。多く、野菜を切るのに用いる。
うす‐ばり【薄張】
⇒薄敷(うすじき)