うきよ‐ぶろ【浮世風呂】
近世、遊女を置いて、客に接待させた公衆浴場。 [補説]書名別項。→浮世風呂
うきよぶろ【浮世風呂】
江戸後期の滑稽本。4編9冊。式亭三馬著。文化6〜10年(1809〜1813)刊。銭湯に集まる江戸庶民の会話を通して...
うきよ‐ぼん【浮世本】
⇒浮世草子(うきよぞうし)
うきよものがたり【浮世物語】
江戸前期の仮名草子。5巻。浅井了意作。寛文5年(1665)ごろ刊。主人公浮世房の一代記を通して、当時の享楽的な社会...
うきよ‐ものまね【浮世物真似】
物売りや動物の身振りや音声などをまねること。また、その芸。役者の身振り・声色をまねる役者物真似に対していう。「—、...
浮世(うきよ)を立(た)・つ
この世に生きながらえる。生計を立てる。「算用に—・つる京ずまひ/芭蕉」〈炭俵〉
うき‐わ【浮(き)輪/浮き環】
環状の浮き具。浮き袋や木製のものなど。
う‐ぎ【雨儀】
雨天の際に、朝廷の儀式を略式にすること。また、略式の儀式。
ウギア
モーリタニアの通貨単位。1ウギアは5コウム。
うぎょう‐どう【烏形幢】
⇒銅烏幢(どううどう)
う・く【浮く】
[動カ五(四)] 1 物が底や地面などから離れて水面や空中などに存在する。うかぶ。「からだが海面に—・く」⇔沈む。...
う・く【受く】
[動カ下二]「うける」の文語形。
う‐くう‐ちゅう【有空中】
仏語。有教・空教・中道教の総称。三時(さんじ)教。
ウクサ‐きょうてい【UKUSA協定】
《UKUSAは「United Kingdom‐United States of America」の略》SIGINT...
ウクライナ
ヨーロッパ東部の共和国。ベラルーシの南、黒海の北にある。首都キーウ。黒土帯で、小麦の大産地。鉱物資源も多く、重工業...
ウクラード
一つの社会構造を形成する生産関係の個々の類型。初期のソ連には、社会主義制度のほかに家父長制的自然経済・小商品生産・...
ウクレレ
ギターに似た小型の撥弦楽器。4弦で、ハワイアンなど軽音楽に用いられる。
う‐ぐ【迂愚】
[名・形動]物事に疎く愚かなこと。愚鈍なこと。また、そのさま。「今頃要求するのは、われわれの—であり」〈葉山・海に...
う・ぐ【穿ぐ】
[動ガ下二]《「うがつ」の自動詞形。上代は「うく」》 1 穴があく。くぼむ。また、出っぱったものが欠け落ちる。「磯...
うぐい【鯎/石斑魚】
コイ科の淡水魚。全長約30センチ。うろこは細かく、背部は暗緑褐色、腹部は銀白色。春から初夏の繁殖期には、雌雄とも体...
うぐいす【鶯】
1 スズメ目ウグイス科ウグイス属の鳥。全長は雄が約16センチ、雌が約14センチで、上面は緑褐色、腹部が白く、淡色の...
うぐいす【鶯】
狂言。和泉(いずみ)流。梅若殿の家来が、主人のためにある男の秘蔵の鶯を刺そうとして失敗し、主人の太刀まで取られてし...
うぐいす‐あわせ【鶯合(わ)せ】
飼育した鶯を持ち寄り、鳴き声の優劣を競うこと。中世、物合わせの一つとして流行し、近世以降も広く行われた。うぐいすか...
うぐいす‐あん【鶯餡】
青えんどうを煮てつぶし、砂糖を加えて作った緑色の餡。
うぐいす‐いろ【鶯色】
染め色の一。緑に黒茶のまじったウグイスの背の色に似た色。
うぐいす‐かぐら【鶯神楽】
スイカズラ科の落葉小低木。日本特産で、山野に自生。高さ約1.5〜3メートル。葉は楕円形で、若葉では縁に赤みがある。...
うぐいす‐かん【鶯羹】
碾(ひ)き茶をまぜて鶯色にした練り羊羹(ようかん)。薄茶羊羹。
うぐいす‐がい【鶯貝】
ウグイスガイ科の二枚貝。浅海にすみ、腔腸(こうちょう)動物のヤギ類に足糸で付着する。殻長7センチくらい。殻表は赤褐...
うぐいす‐がき【鶯垣】
クロモジの木で造った編み目の細かい柴垣(しばがき)。茶室の庭などに用いられる。
うぐいす‐じょう【鶯嬢】
《鶯の美しい声にたとえて》野球場や劇場などの場内放送をする女性のこと。
うぐいす‐ずな【鶯砂】
輝石安山岩の破片を多量に含む緑灰色の砂。小笠原諸島に産し、壁砂に用いる。
うぐいす‐ちゃ【鶯茶】
鶯色に茶を合わせた色。
うぐいす‐な【鶯菜】
コマツナ・アブラナなどの、まだ若くて小さい菜。《季 春》「摘みそへよ膳のむかひの—/白雄」
鶯(うぐいす)鳴(な)かせたこともある
咲き匂(にお)う梅がウグイスを留まらせて鳴かせるように、かつては美しく色香もあって、男たちにちやほやされた時代もあった。
鶯(うぐいす)の卵(かいご)の中(なか)の時鳥(ほととぎす)
ほととぎすは自分の卵を、うぐいすの巣の中に産んで育てさせることから、自分の子でありながら自分の子でないことのたとえ。
鶯(うぐいす)の谷渡(たにわた)り
1 鶯が谷から谷へ、また、枝から枝へ鳴きながら渡ること。また、そのときの声。 2 曲芸などで、物の一方から他方へ移...
うぐいす‐ばり【鶯張り】
木造の床の張り方の一。踏むと床板を留めたかすがいがきしり、鶯の声に似た音を出す。京都の知恩院のものが有名。
うぐいす‐ぶえ【鶯笛】
鶯の鳴き声に似た音を出す玩具の笛。主に竹製。初音(はつね)の笛。《季 春》
うぐいす‐まめ【鶯豆】
青えんどうを甘く柔らかく煮た食品。
うぐいす‐まゆ【鶯眉】
1 江戸時代、公家や武家で、生まれた女子の額におしろいで白い線を描き、眉毛の代わりにしたもの。 2 江戸時代、奥女...
うぐいす‐もち【鶯餅】
餅または求肥(ぎゅうひ)であんを包み、両端をとがらせて青きなこをまぶし、鶯のような形・色にした餅菓子。《季 春》
ウグリチ
ロシア連邦西部、ヤロスラブリ州の都市。「黄金の環」と呼ばれるモスクワ北東近郊の観光都市の一つ。首都モスクワの北約2...
ウグレゴルスク
ロシア連邦、サハリン州(樺太)中南部の町。間宮海峡に面する。1945年(昭和20)以前の日本領時代には恵須取(えす...
うけ【受け/請け/承け】
1 引き受けること。承諾すること。「たやすくお—はできません」 2 競技・争いなどで、相手の攻撃を防御すること。「...
うけ【食】
食物。「—もちの神」
うけ【浮け/浮子/泛子】
《動詞「う(浮)く」(下二)の連用形から》「浮き2」に同じ。「伊勢の海に釣りする海人(あま)の—なれや心ひとつを定...
うけ【筌】
⇒うえ(筌)
うけ【槽】
空の入れ物。たらいのような容器。うけぶね。「天の石屋戸(いはやと)に—伏せて踏みとどろこし」〈記・上〉
う‐け【有卦】
陰陽道(おんようどう)で、干支(えと)による運勢が吉運の年回り。有卦の吉年は7年続き、次の5年は無卦(むけ)の凶年...
うけ‐あい【請(け)合い/受(け)合い】
請け合うこと。「成功すること—だ」「安—」