かい‐ちょう【階調】
《gradation》写真、テレビ、デジタルカメラ、コンピューターの画像などにおける濃淡の変化の度合い。グラデーション。
かい‐ちょう【諧調】
調和のよくとれた音・調子。全体がしっくり溶け合った調子。「秋の森の複雑な色の—は」〈寅彦・写生紀行〉
かいちょう‐おん【海潮音】
1 波の音。潮の響き。潮音。 2 仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の広大な慈悲の音声があまねく聞こえることを波の音にたとえ...
かいちょうおん【海潮音】
上田敏の訳詩集。明治38年(1905)刊。西欧の詩人29人の作品57編を訳したもの。日本の近代詩、特に象徴主義導入...
かい‐ちょうせき【灰長石】
斜長石の一。カルシウムに富み、白色または灰白色で、半透明の柱状結晶。三斜晶系。玄武岩・斑糲岩(はんれいがん)中など...
かいちょう‐そく【開張足】
足の親指から小指にかけてをつなぐ靭帯(じんたい)が緩み、指が横に広がった状態の足。
かいちょうのう‐えん【回腸嚢炎】
回腸末端部にある便をためる袋に起こる炎症。潰瘍性大腸炎の手術の合併症として起こることが知られる。多くは抗生物質の投...
かいちょう‐ば【開帳場】
1 江戸時代、寺社の秘仏秘宝を公開していた場所。また、人が出てにぎわうところから、盛り場のこと。 2 歌舞伎などの...
かいちょう‐ふん【海鳥糞】
⇒グアノ
かいちょう‐ほせい【階調補正】
画像処理の方法の一。デジタルカメラなどの画像において、階調やコントラストを整えること。
かいちょう‐もの【開帳物】
1 寺社の開帳を当て込んで作った歌舞伎や人形浄瑠璃など。 2 開帳を当て込んで興行した見世物。からくり仕掛け・細工...
かい‐ちょく【回勅】
ローマ‐カトリック教会で、教皇が全教会の司教または信者にあてて、教会全体の重要問題について書き送るラテン語の手紙。回章。
かい‐ちょく【戒飭】
[名](スル)人に注意を与えて慎ませること。また、自分から気をつけて慎むこと。「—処分」「諄々(じゅんじゅん)とし...
かい‐ちん【開枕】
《「開被安枕(かいひあんちん)」の略。布団(被)を敷き枕を置く意》禅宗で、就寝すること。
かい‐ちん【開陳】
[名](スル)人の前で自分の心の中をありのままに述べること。「所信を—する」
かい‐つう【快通】
気持ちよく便通があること。
かい‐つう【開通】
[名](スル)鉄道・道路・電話など、交通・通信の機関や施設が完成して通じること。「高速道路が—する」
かいつうしょうこう【華夷通商考】
江戸中期の地理書。2巻。西川如見著。元禄8年(1695)刊。宝永5年(1708)訂正増補版5巻刊。主として通商の立...
かい‐つか・む【掻い掴む】
[動マ四] 1 しっかりつかむ。「乱髪を—・んで、首をかけ共かかれず」〈虎明狂・文蔵〉 2 「かいつまむ」に同じ。
かい‐つ・く【掻い付く】
《「かきつく」の音変化》 [動カ四]抱きつく。すがりつく。「ちごの、あからさまに抱きて遊ばしうつくしむほどに、—・...
かい‐つ・く【飼ひ付く】
[動カ下二]飼いならす。「遍照寺の承仕法師、池の鳥を日ごろ—・けて」〈徒然・一六二〉
かい‐つくろい【掻い繕ひ】
そばで世話をする人。特に、五節(ごせち)の舞姫の付添役の女房など。かしずき。「—ふたり、童(わらは)よりほかには、...
かい‐つくろ・う【掻い繕ふ】
[動ワ五(ハ四)]《「かきつくろう」の音変化》 1 服装の乱れなどを整える。また、威儀を正す。「襟を—・う」 2 ...
かい‐つけ【買(い)付け】
1 いつも買っていて、慣れていること。「—の店」 2 大量に物品を買い入れること。「木材の—に行く」
かい‐つけ【飼(い)付け】
1 えさをまいて、魚を誘い集めること。 2 鳥獣などを飼いならすこと。
かいつけ‐ぎょぎょう【飼(い)付け漁業】
回遊魚の通路に餌をまいてとどまらせ、漁獲する漁業。
かい‐つ・ける【買(い)付ける】
[動カ下一][文]かひつ・く[カ下二] 1 ふだんからよく買っている。買い慣れている。「いつも—・けている銘柄」 ...
カイツ‐とう【カイツ島】
《Kayts Island》⇒ベラナイ島
かい‐つなぎ【買い繋ぎ】
1 品物がとぎれないように買うこと。 2 商品などの取引で売り約定をする一方、値上がりを見越して、先物市場で買い約...
かいつぶり【鸊鷉】
1 カイツブリ科の鳥。全長26センチくらいで、体は丸く、硬い尾羽はない。夏羽は頭部・背面が黒褐色、ほおからくびが栗...
かい‐つま・む【掻い摘む】
[動マ五(四)](多く「かいつまんで」の形で用いる)要点を大ざっぱにとらえる。概括する。「—・んで言えば」
かいつむり【鸊鷉】
カイツブリの別名。
かい‐つ‐もの【貝つ物】
貝。貝類。「海士(あま)どもあさりして、—もて参れるを」〈源・須磨〉
かい‐つら・ぬ【掻い連ぬ】
[動ナ下二]《「かきつらぬ」の音変化》連れ立つ。「むかし、男、逍遥しに、思ふどち—・ねて」〈伊勢・六七〉
カイツーン
局地的な気象観測や、大気汚染観測に用いられる係留気球。
かいづ【海津】
岐阜県南西部にある市。木曽川・長良川・揖斐(いび)川が縦貫し水害が多発したが、江戸時代から治水が進み現在は農業が盛...
かいづ【海津】
滋賀県高島市の地名。琵琶湖北岸に位置し、京都・敦賀(つるが)を結ぶ交通の要地として栄えた。もと、貝津と書いた。
かい‐づか【貝塚】
古代人が捨てた貝殻が層をなして積もった遺跡。日本では縄文時代に属するものが代表的で、貝殻のほかに鳥獣や魚の骨、土器...
かいづか【貝塚】
大阪府南西部の市。大阪湾に面する。願泉寺の寺内町として発展。江戸時代は海運業や和泉櫛製造が、明治以後は紡績業が盛ん...
かいづか‐いぶき【貝塚伊吹】
イブキの園芸品種。高さ6〜7メートル。生長とともに枝が螺旋(らせん)状にねじれ、円錐形の樹形をなす。庭木や生け垣な...
かいづか‐し【貝塚市】
⇒貝塚
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
[1904〜1987]中国史学者。東京の生まれ。小川琢治(おがわたくじ)の次男。湯川秀樹の兄。古代中国の甲骨文字や...
かい‐づくし【貝尽(く)し】
1 いろいろな貝を集めてもてあそび物とすること。かいぞろえ。 2 いろいろな貝を描き集めた絵や模様。
かいづ‐し【海津市】
⇒海津
かい‐づめ【掻い詰め】
すきまを作るために、物と物との間に棒などをはさむこと。また、そのもの。「片角に木枕を—にして」〈浮・二十不孝・一〉
かい‐て【買(い)手】
1 品物などの売買で買うほうの人。買い主。「—がつく」⇔売り手。 2 取引所で、買いの側に立つ会員や取引員。⇔売り手。
かい‐てい【改定】
[名](スル)法律・制度など以前のものを改めて新しく定めること。「条約を—する」「運賃—」
かい‐てい【改訂】
[名](スル) 1 書物の内容を改め正すこと。「旧版を—する」「—版」 2 法律や取り決めなどの一部を改めて正当な...
かい‐てい【海底】
海の底。
かい‐てい【海程】
海上における距離。水程。 [補説]書名別項。→海程