風(かぜ)に櫛(くしけず)り雨(あめ)に沐(かみあら)う
《「魏志」鮑勛伝から》「櫛風沐雨(しっぷうもくう)」に同じ。
風(かぜ)に順(したが)いて呼(よ)ぶ
《「荀子」勧学から》風上から風下に向かって呼べば声がよく届くように、勢いに乗じて事を行えば成功しやすいというたとえ。
かぜにそよぐあし【風にそよぐ葦】
石川達三の長編小説。戦時下の出版社の苦悩を描く。「横浜事件」とよばれた言論弾圧事件をモデルにしている。昭和24年(...
風(かぜ)に付(つ)・く
1 (「付く」が四段活用の場合)風に乗る。「琴(きん)の声—・きてはるかに聞こゆるに」〈源・須磨〉 2 (「付く」...
かぜにつれなきものがたり【風につれなき物語】
鎌倉時代の物語。最初の1巻のみ現存。作者未詳。文永8年(1271)以前の成立とされる。権中納言を主人公に、恋愛と人...
風(かぜ)に靡(なび)く草(くさ)
《「論語」顔淵から》権力者のいうがままになる人民、または、徳の高い人に服従する小人(しょうじん)をたとえた言葉。
かぜにふかれて【風に吹かれて】
《原題Blowin' in the Wind》米国のシンガーソングライター、ディランの代表曲。1963年発表のアル...
かぜにまいあがるビニールシート【風に舞いあがるビニールシート】
森絵都の短編小説。平成18年(2006)刊行。同年、第135回直木賞受賞。平成21年(2009)テレビドラマ化。
風(かぜ)に柳(やなぎ)
柳が風になびくように、相手を適当にあしらって、逆らわないようす。→柳に風