かも‐こ【加茂湖】
新潟県、佐渡島中東部にある海跡湖。面積4.8平方キロメートル。両津港と水路でつながり、カキの養殖が盛ん。
かも‐し【加茂市】
⇒加茂
かも‐しか【氈鹿/羚羊】
1 ニホンカモシカのこと。氈(かも)を織るのに用いる鹿の意からの名という。《季 冬》「—の跡ぞ深雪を巌頭へ/悌二郎...
かも‐しし【氈鹿/羚羊】
カモシカの古名。「松が枝に枕定むる—の」〈拾玉集・一〉
かもし‐だ・す【醸し出す】
[動サ五(四)]ある気分や感じなどを作り出す。「楽しい雰囲気を—・す」
かも‐しれ◦ない【かも知れない】
[連語]《「か」は副助詞、「も」は係助詞》断定はできないが、その可能性があることを表す。「あの建物は学校—◦ない」...
か‐もじ【髢/髪文字】
《「か」は「かみ(髪)」「かずら(髢)」などの頭音》 1 (髢)婦人が髪を結うとき添える毛。そえがみ。そえげ。いれ...
か‐もじ【母文字】
《「か」は「かか(母)」の頭音》母。また、妻。「高綱のお—」〈浄・近江源氏〉
かもじ‐ぐさ【髢草】
イネ科の越年草。高さ50〜70センチ。葉は線形。初夏、茎の上部に緑白色の小穂を互生する。葉で人形のかもじを作って遊...
かも‐じもの【鴨じもの】
[副]鴨のように。→じもの「—浮寝をすれば蜷(みな)の腸(わた)か黒き髪に露そ置きにける」〈万・三六四九〉
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(上賀茂神社)と、賀茂御祖(かもみおや)神社(下鴨神社)の総称。山城国一の宮。
かも・す【醸す】
[動サ五(四)] 1 麹(こうじ)を発酵させて、酒・醤油などをつくる。醸造する。「酒を—・す」 2 ある状態・雰囲...
かも‐すいぞくかん【加茂水族館】
山形県鶴岡市にある水族館。昭和5年(1930)開館の山形水族館が前身。クラゲの展示種類数が充実している。鶴岡市立加...
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命/鴨建角身命】
京都市、賀茂御祖(かもみおや)神社の祭神。賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)の外祖父。その娘玉依姫命(たまより...
かもち‐まさずみ【鹿持雅澄】
[1791〜1858]江戸後期の国学者・歌人。土佐の人。号は、古義軒、山斎。土佐に住み、ほとんど独学で万葉集を中心...
か‐もつ【貨物】
1 貨車・船舶・トラックなどで輸送する物資。 2 「貨物列車」の略。「—が通る」 3 品物。荷物。かぶつ。「おみや...
かもつ‐えき【貨物駅】
旅客・手荷物・小荷物の取り扱いをしないで、貨物の運搬だけを取り扱う鉄道駅。
かもつ‐かいじょうほけん【貨物海上保険】
⇒積み荷保険
かもつけんさ‐とくべつそちほう【貨物検査特別措置法】
朝鮮民主主義人民共和国に出入りする船舶等が核・ミサイル開発に関連する物資を積載している可能性がある場合、海上保安庁...
かもつ‐じどうしゃ【貨物自動車】
貨物を運ぶ自動車。トラック。
かもつじどうしゃうんそうじぎょう‐ほう【貨物自動車運送事業法】
トラック運送事業の種類・許可・安全確保義務などについて規定した法律。旅客と貨物の両方を規定していた道路運送法から貨...
かもつ‐せん【貨物船】
貨物を主に輸送する船舶。法規上は12名以下の旅客設備をもつものを含める。
かもつ‐ひきかえしょう【貨物引換証】
陸上物品の運送契約において、運送人が運送品を受け取ったことを証明するとともに、この運送品を証券の所持人に引き渡すこ...
かもつりよううんそう‐じぎょう【貨物利用運送事業】
荷主と運送契約を結び、最適な輸送手段を利用して貨物を運ぶ事業。自らは輸送手段を持たず、船舶・航空・鉄道・自動車など...
かもつりよううんそうじぎょう‐ほう【貨物利用運送事業法】
貨物利用運送事業の適正かつ合理的な運営と、需要の高度化・多様化に対応した貨物運送サービスの円滑な提供の確保を目的と...
かもつ‐れっしゃ【貨物列車】
貨物を運送するための、貨車だけで編成した列車。
かも‐どり【鴨鳥】
《古くは「かもとり」とも》鴨のこと。「—の遊ぶこの池に」〈万・七一一〉
可(か)もなく不可(ふか)もなし
《「後漢書」光武紀から》特によくもなく、また、悪くもない。普通である。
かも‐なす【賀茂茄子/加茂茄】
京都市上賀茂辺を主産地とするナスの一品種。球形で大きなものは直径15センチにもなる。
かも‐なべ【鴨鍋】
鴨の肉に、ネギ・セリ・焼き豆腐・シイタケなどを加え、煮ながら食べる鍋料理。
かも‐なんばん【鴨南蛮】
鴨の肉とネギを入れたうどん・そば。鴨南。
カモニカ‐けいこく【カモニカ渓谷】
《Val Camonica》イタリア北部、ロンバルディア州、アルプス山麓のオーリオ川沿いにある渓谷。旧石器時代から...
かも‐ねぎ【鴨葱】
「鴨が葱を背負って来る」の略。俗な言い方。
かも‐の‐いれくび【鴨の入れ首】
相撲で、正対した相手の首を上から抱え、自分の首を相手の小脇(こわき)に差し入れて組み、からだを反らして倒す技。
鴨(かも)の浮(う)き寝(ね)
鴨が水に浮いたまま寝ていること。物事が落ち着かなくて、不安なことのたとえ。
かも‐の‐くらべうま【賀茂の競馬】
陰暦5月5日(現在は6月5日)京都の上賀茂神社の境内で行われる競馬の神事。かもけいば。
かも‐の‐すえたか【加茂季鷹】
[1754〜1841]江戸後期の国学者・歌人。京都の人。本姓は山本。号、雲錦。上賀茂神社の神官。著「万葉集類句」など。
かも‐の‐ちょうめい【鴨長明】
[1155〜1216]鎌倉前期の歌人。通称、菊大夫。名は「ながあきら」とも読む。京都下鴨神社禰宜(ねぎ)の家に生ま...
鴨(かも)の脛(はぎ)
短いもののたとえ。
かも‐の‐はし【鴨嘴】
1 単孔目カモノハシ科の原始的な哺乳類。体長約45センチ、尾長約15センチ。鴨に似たくちばしをもち、体は太く黒褐色...
かものはし‐りゅう【鴨嘴竜】
草食恐竜ハドロサウルス科の通称。あごが平らで幅広く、鴨(かも)のくちばしに似るところからの名。→カモノハシ
かも‐の‐まつり【賀茂の祭】
京都の上賀茂・下鴨両神社の祭礼。昔は毎年陰暦4月の中の酉(とり)の日に行われたが、現在は5月15日。京都三大祭りの...
かも‐の‐まぶち【賀茂真淵】
[1697〜1769]江戸中期の国学者・歌人。遠江(とおとうみ)の人。岡部氏。号、県居(あがたい)。荷田春満(かだ...
かも‐の‐みあれ【賀茂の御生】
京都の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社で、賀茂の祭の3日前の夜に行われる祭典。現在は5月12日。阿礼(あれ)と称す...
鴨(かも)の水掻(みずか)き
《気楽そうに浮かんでいる鴨も、水面下では水かきを絶えず動かしているところから》人知れない苦労があることのたとえ。
かも‐の‐りんじのまつり【賀茂の臨時の祭】
京都の賀茂神社で、4月の例祭のほかに、11月末の酉(とり)の日に行われた祭礼。寛平元年(889)に始まり、途中で中...
かも‐ば【鴨場】
鴨猟を行う場所。
カモフラージュ
[名](スル)⇒カムフラージュ
カモマイル
⇒カモミール
かも‐まつり【賀茂祭】
「賀茂の祭」に同じ。《季 夏》「しづしづと馬の足掻(あがき)や—/虚子」