さ‐よ【小夜】
《「さ」は接頭語》よる。よ。「—時雨(しぐれ)」「—千鳥」
さよ‐あらし【小夜嵐】
夜の嵐。よあらし。
さ‐よう【作用】
[名](スル) 1 他のものに力を及ぼして影響を与えること。また、その働き。「太陽熱は植物の生育に—する」「薬の副...
さ‐よう【然様/左様】
[形動][文][ナリ]そのよう。そのとおり。「—なことはございません」「はい、—でございます」 [感]相手の言った...
さよう‐いん【作用因】
⇒動力因(どうりょくいん)
さよう‐げん【作用言】
国文法でいう動詞の古い言い方。しわざことば。東条義門の用語。
左様(さよう)然(しか)らば
「それならば」の形式ばった言い方。「さよう」と受けて「しからば」と話しはじめる、武士の口上(こうじょう)の言葉。
さよう‐せきぶん【作用積分】
⇒作用量
さよう‐せん【作用線】
力が物体に作用するとき、作用点を通って、力の方向に引いた直線。
さよう‐そ【作用素】
一つの集合の元(げん)に対して、他の集合の元を対応させるときの規則、または操作のこと。演算子。
さよう‐てん【作用点】
物体に対して力が働く点。てこでは三点の一。→力点 →支点
さよう‐なら【左様なら】
[接]それなら。それでは。「—行ってまいりますと…頭をついと一つ下げ」〈露伴・五重塔〉 [感]《さようならば、これ...
さようならギャングたち【さようなら、ギャングたち】
高橋源一郎の長編小説。昭和56年(1981)、群像新人長編小説賞で優秀作に選ばれた著者のデビュー作。単行本は翌昭和...
さようならアルルカン
氷室冴子の短編小説。著者が大学在学中の昭和52年(1977)、雑誌「小説ジュニア」の青春小説新人賞で佳作に入選した...
さようならコロンバス
《Goodbye, Columbus》米国の作家、フィリップ=ロスの処女小説集。1959年刊行。表題作は、図書館勤...
さよならコロンバス
《Goodbye, Columbus》1969年公開の米国映画。フィリップ=ロスの小説「さようならコロンバス」(1...
さようはんさよう‐の‐ほうそく【作用反作用の法則】
ニュートンによる運動の第三法則。ある物体が他の物体に作用を及ぼすとき、それとは逆向きで大きさの等しい反作用が常に働...
さよう‐やく【作用薬】
⇒アゴニスト
さよう‐りょう【作用量】
エネルギーと時間、または運動量と長さの積と同じ次元をもつ物理量。変分原理で定義される積分量であり、任意の座標変換に...
さよ‐きょく【小夜曲】
⇒セレナーデ
さ‐よく【左翼】
1 鳥・飛行機などの左のつばさ。⇔右翼。 2 左右に広がったものの左の方の部分。軍の陣形の左の方。⇔右翼。 3 《...
さ‐よく【砂浴】
1 実験の際などに、砂を熱の媒体として間接に加熱すること。鉄製の浅い皿などに砂を入れ、物体を砂の上に置くか砂中に埋...
さよくがさよくになるとき【左翼がサヨクになるとき】
磯田光一の評論。昭和61年(1986)刊行。副題「ある時代の精神史」。日本の左翼のイメージの変容を辿りつつ、高度成...
さよく‐しゅ【左翼手】
野球で、左翼を守備する外野手。左翼。レフト。
さよく‐しょうにびょう【左翼小児病】
社会主義運動で、公式論に立って、現実的でない過激な言動をとる傾向。レーニンがその著「共産主義における左翼小児病」で...
さよく‐とう【左翼党】
《(ドイツ)Die Linke》ドイツの左派政党。旧東ドイツの独裁政党だった社会主義統一党の流れを汲む民主社会党(...
さよ‐ごうし【小夜格子】
縦を竹、横を木で組んだ娼家の2階窓の格子。
さよ‐ごろも【小夜衣】
夜寝るときにからだをおおうもの。夜着(よぎ)。「—着て馴れきとは言はずともかごとばかりはかけずしもあらじ」〈源・総角〉
さよ‐しぐれ【小夜時雨】
夜降る時雨。《季 冬》
さよ‐すがら【小夜すがら】
夜どおし。一晩じゅう。「唐衣きて帰りにし—あはれと思ふを恨むらむはた」〈後撰・恋一〉
さよ‐ちどり【小夜千鳥】
夜鳴く千鳥。《季 冬》
さ‐よどこ【小夜床】
夜寝る床。「衣こそ二重(ふたへ)も良き—を並べむ君は恐(かしこ)きろかも」〈仁徳紀・歌謡〉
さ‐よなか【小夜中】
真夜中。よなか。「—と夜はふけぬらし雁(かり)が音の聞こゆる空を月渡る見ゆ」〈万・一七〇一〉
さよなき‐どり【小夜鳴き鳥】
ナイチンゲールの別名。
さよ‐なら
《「さようなら」の音変化》 [名](スル) 1 別れること。「独身生活に—する」 2 (多く複合語の形で用いて) ...
さよならかいけつくろずきん【さよなら快傑黒頭巾】
庄司薫の小説。昭和44年(1969)、「中央公論」誌に連載ののち、単行本刊行。作者と同名の青年を主人公とする作品群...
さよなら‐がち【さよなら勝ち】
《多く「サヨナラ勝ち」と書く》野球で、後攻のチームが最終回に勝ち越しの得点をあげ、勝利すること。この時点でスリーア...
さよならジュピター
小松左京の長編SF小説。昭和57年(1982)、上下2巻で刊行。著者自身の脚本・制作・総監督による同名映画の脚本を...
さよならのそら【さよならの空】
朱川湊人によるSFファンタジー小説。平成17年(2005)刊行。
さよなら‐ホームラン
《多く「サヨナラホームラン」と書く》野球で、後攻のチームが最終回に放つ勝ち越しのホームラン。この時点でスリーアウト...
さよならをいうまえに【さよならを言うまえに】
重兼芳子の講演録集。著者没後の平成6年(1994)に刊行。がんの闘病生活を通じて生と死を見つめ続けた著者が、人生の...
さよ‐の‐なかやま【小夜の中山/佐夜の中山】
静岡県掛川市の日坂(にっさか)から島田市菊川までの坂道。旧東海道の難所。夜泣き石伝説で知られる。さやのなかやま。[...
さよのなかやましゅう【佐夜中山集】
俳諧集。松江重頼編。寛文4年(1664)刊。6冊。松尾宗房の名で芭蕉の句が2句入集している。
さ‐よばい【さ婚ひ】
妻を求めること。求婚。よばい。「こもりくの泊瀬(はつせ)の国に—に我が来(きた)れば」〈万・三三一〇〉
さよ‐ふ・く【小夜更く】
[動カ下二]夜がしだいに更けていく。「我が背子を大和へ遣(や)ると—・けて暁(あかとき)露にわが立ち濡れし」〈万・...
さよふけ‐がた【小夜更け方】
夜の更けるころ。「かやり火の—の下こがれ苦しや我身人知れずのみ」〈新古今・恋一〉
さよ‐まくら【小夜枕】
夜、寝るときに用いる枕。「松が根のをじまが磯の—いたくな濡れそあまの袖かは」〈新古今・羇旅〉
さ‐よみ【貲布】
シナノキの皮を細く紡いで織った布。古くは調として上納された。後世は、粗く織った麻布をさしていう。さいみ。さゆみ。《...
さ‐より【細魚/針魚/鱵】
ダツ目サヨリ科の海水魚。全長約40センチ。体は細長く、下あごが突き出し、先が赤い。背部は青緑色、腹側は銀白色。沿岸...