さや‐みどろ【鞘味泥】
サヤミドロ科サヤミドロ属の緑藻の総称。湖水・池沼の岩石などに着生する、細い円筒状の細胞の連なった糸状体。葉緑体は網...
さや‐もち【鞘持ち】
けんかの尻押しをすること。また、その人。「よい拵(こしら)への—と頼みてこそは別れ行く」〈浄・浪花鑑〉
さやもち‐だて【鞘持ち立て】
争いごとに加勢しようとする態度。「すはや喧嘩の—」〈浄・娥歌かるた〉
さや‐よせ【鞘寄せ】
相場の変動によって値段の開きが小さくなること。
さや・る【障る】
[動ラ四] 1 何かにひっかかる。さわる。「我が待つや鴫(しぎ)は—・らず」〈記・中・歌謡〉 2 妨げられる。「す...
鞘(さや)を取(と)・る
売買の仲介をして、価格の差の一部を利益として取る。鞘を稼ぐ。鞘を抜く。
鞘(さや)を抜(ぬ)・く
「鞘を取る」に同じ。
さ‐ゆ【白湯/素湯】
真水を沸かしただけの湯。
さ・ゆ【冴ゆ/冱ゆ】
[動ヤ下二]「さ(冴)える」の文語形。
さ‐ゆう【左右】
[名](スル) 1 ひだりとみぎ。「—を確認する」「—の手」 2 かたわら。そば。まわり。「—に従える」 3 そば...
さゆういったいがた‐ワイヤレスイヤホン【左右一体型ワイヤレスイヤホン】
左右のイヤホンがケーブルなどでつながっているワイヤレスイヤホン。ネックバンド型ワイヤレスイヤホン。ネックバンド型イ...
さゆう‐さ【左右左】
叙位・叙官・賜禄などのときの拝舞の方式。腰から上を、左、右、左の順に向けて拝礼する。
さゆう‐そうしょう【左右相称】
主軸に対して左右の各部分が対称の関係にあること。シンメトリー。
さゆうそうしょう‐か【左右相称花】
花被が中心線に対して左右相称に配列している花。不整正花。
左右(さゆう)に託(たく)・す
明確な返答や処置をしないで、その場をごまかす。「言を—・す」
さ‐ゆり【小百合】
ユリの美称。《季 夏》
さゆり‐ばな【小百合花】
[名]ユリの花。 [枕]同音を持つ「後(ゆり)」にかかる。「灯火(ともしび)の光に見ゆる—ゆりも逢はむと思ひそめて...
さ‐ゆる【小百合】
「さゆり」の上代東国方言。「筑波嶺(つくばね)の—の花の夜床(ゆとこ)にもかなしけ妹そ昼もかなしけ」〈万・四三六九〉
白湯(さゆ)を飲(の)むよう
味もそっけもないたとえ。
サユーン
イエメン中央部、ハドラマウト地方の都市。ワジが刻んだ深さ300メートルの谷に位置する。19世紀建造のカシーリー朝時...
さ‐よ【小夜】
《「さ」は接頭語》よる。よ。「—時雨(しぐれ)」「—千鳥」
さよ‐あらし【小夜嵐】
夜の嵐。よあらし。
さ‐よう【作用】
[名](スル) 1 他のものに力を及ぼして影響を与えること。また、その働き。「太陽熱は植物の生育に—する」「薬の副...
さ‐よう【然様/左様】
[形動][文][ナリ]そのよう。そのとおり。「—なことはございません」「はい、—でございます」 [感]相手の言った...
さよう‐いん【作用因】
⇒動力因(どうりょくいん)
さよう‐げん【作用言】
国文法でいう動詞の古い言い方。しわざことば。東条義門の用語。
左様(さよう)然(しか)らば
「それならば」の形式ばった言い方。「さよう」と受けて「しからば」と話しはじめる、武士の口上(こうじょう)の言葉。
さよう‐せきぶん【作用積分】
⇒作用量
さよう‐せん【作用線】
力が物体に作用するとき、作用点を通って、力の方向に引いた直線。
さよう‐そ【作用素】
一つの集合の元(げん)に対して、他の集合の元を対応させるときの規則、または操作のこと。演算子。
さよう‐てん【作用点】
物体に対して力が働く点。てこでは三点の一。→力点 →支点
さよう‐なら【左様なら】
[接]それなら。それでは。「—行ってまいりますと…頭をついと一つ下げ」〈露伴・五重塔〉 [感]《さようならば、これ...
さようならギャングたち【さようなら、ギャングたち】
高橋源一郎の長編小説。昭和56年(1981)、群像新人長編小説賞で優秀作に選ばれた著者のデビュー作。単行本は翌昭和...
さようならアルルカン
氷室冴子の短編小説。著者が大学在学中の昭和52年(1977)、雑誌「小説ジュニア」の青春小説新人賞で佳作に入選した...
さようならコロンバス
《Goodbye, Columbus》米国の作家、フィリップ=ロスの処女小説集。1959年刊行。表題作は、図書館勤...
さよならコロンバス
《Goodbye, Columbus》1969年公開の米国映画。フィリップ=ロスの小説「さようならコロンバス」(1...
さようはんさよう‐の‐ほうそく【作用反作用の法則】
ニュートンによる運動の第三法則。ある物体が他の物体に作用を及ぼすとき、それとは逆向きで大きさの等しい反作用が常に働...
さよう‐やく【作用薬】
⇒アゴニスト
さよう‐りょう【作用量】
エネルギーと時間、または運動量と長さの積と同じ次元をもつ物理量。変分原理で定義される積分量であり、任意の座標変換に...
さよ‐きょく【小夜曲】
⇒セレナーデ
さ‐よく【左翼】
1 鳥・飛行機などの左のつばさ。⇔右翼。 2 左右に広がったものの左の方の部分。軍の陣形の左の方。⇔右翼。 3 《...
さ‐よく【砂浴】
1 実験の際などに、砂を熱の媒体として間接に加熱すること。鉄製の浅い皿などに砂を入れ、物体を砂の上に置くか砂中に埋...
さよくがさよくになるとき【左翼がサヨクになるとき】
磯田光一の評論。昭和61年(1986)刊行。副題「ある時代の精神史」。日本の左翼のイメージの変容を辿りつつ、高度成...
さよく‐しゅ【左翼手】
野球で、左翼を守備する外野手。左翼。レフト。
さよく‐しょうにびょう【左翼小児病】
社会主義運動で、公式論に立って、現実的でない過激な言動をとる傾向。レーニンがその著「共産主義における左翼小児病」で...
さよく‐とう【左翼党】
《(ドイツ)Die Linke》ドイツの左派政党。旧東ドイツの独裁政党だった社会主義統一党の流れを汲む民主社会党(...
さよ‐ごうし【小夜格子】
縦を竹、横を木で組んだ娼家の2階窓の格子。
さよ‐ごろも【小夜衣】
夜寝るときにからだをおおうもの。夜着(よぎ)。「—着て馴れきとは言はずともかごとばかりはかけずしもあらじ」〈源・総角〉
さよ‐しぐれ【小夜時雨】
夜降る時雨。《季 冬》
さよ‐すがら【小夜すがら】
夜どおし。一晩じゅう。「唐衣きて帰りにし—あはれと思ふを恨むらむはた」〈後撰・恋一〉