さか‐みず・く【酒水漬く】
[動カ四]酒にひたる。酒宴を催す。「—・き栄ゆる今日のあやに貴さ」〈万・四二五四〉
さか‐みせ【酒店】
酒を売る店。さかや。さかだな。
さか‐みち【坂道】
坂になっている道。
さかみち‐さくし【坂道錯視】
⇒縦断勾配錯視
さか‐むかえ【坂迎え/境迎え】
1 旅から郷里に帰る人を、国境・村境などに出迎えて供応したこと。京都の人は伊勢参りなどから帰京する者を逢坂(おうさ...
さか‐むけ【逆剝け】
つめの生え際の皮が細く裂けて、指の付け根の方へむけること。ささくれ。
さか‐むし【逆虫】
回虫などが肛門(こうもん)から出ないで、逆行して口から出ること。また、その虫。
さか‐むし【酒蒸(し)】
魚介類に酒と塩を振りかけて蒸した料理。
さか‐むろ【酒室】
酒をつくるのに使う建物。
さか‐め【逆目】
1 目尻をつり上げること。 2 材木の木目が逆になっていること。
さか‐もがり【逆虎落】
「逆茂木(さかもぎ)」に同じ。
さか‐もぎ【逆茂木】
敵の侵入を防ぐために、先端を鋭くとがらせた木の枝を外に向けて並べ、結び合わせた柵(さく)。さかもがり。鹿砦(ろくさ...
さか‐もと【坂下/坂本】
坂の上り口。坂の下。
さかもと【坂本】
滋賀県大津市北部の地名。比叡山(ひえいざん)の登り口で、延暦寺の門前町、琵琶湖の港町として発展。
さかもと【坂本】
姓氏の一。 [補説]「坂本」姓の人物坂本嘉治馬(さかもとかじま)坂本四方太(さかもとしほうだ)坂本太郎(さかもとた...
さかもと‐かじま【坂本嘉治馬】
[1866〜1938]出版実業家。高知の生まれ。小野梓(おのあずさ)に師事し、明治19年(1886)東京神田に冨山...
さかもと‐きゅう【坂本九】
[1941〜1985]歌手。神奈川の生まれ。本名、大島九(ひさし)。バンド活動を経てソロ歌手に転身。「九ちゃん」の...
さかもと‐しほうだ【坂本四方太】
[1873〜1917]俳人。鳥取の生まれ。本名、四方太(よもた)。正岡子規に師事、「ホトトギス」に写生文を連載。著...
さかもと‐じゅんじ【阪本順治】
[1958〜 ]映画監督。大阪の生まれ。ボクシング映画「どついたるねん」で監督デビュー。男の生き方を描いた作品を多...
さかもと‐たろう【坂本太郎】
[1901〜1987]国史学者。静岡の生まれ。東大・国学院大教授。日本の古代史を専攻、制度史研究に業績を残した。文...
さかもと‐てんざん【坂本天山】
[1745〜1803]江戸中期の砲術家。本名は俊豈(としやす)。信濃高遠(たかとお)藩士。周発台とよばれる砲架を発...
さかもと‐とうげ【坂本峠】
岐阜県中部、高山市と郡上(ぐじょう)市の境にある峠。標高780メートル。太平洋側は長良(ながら)川の源流、日本海側...
さかもと‐はんじろう【坂本繁二郎】
[1882〜1969]洋画家。福岡の生まれ。二科会の創立に参加。馬・能面などを題材として、微妙な色調のうちに思索的...
さかもと‐よう【坂本様】
坂本の地から、比叡山を振り仰いで拝むように、太刀を両手で振りかざして切り下ろす姿勢。
さかもと‐よしかず【坂本義和】
[1927〜2014]政治学者。米国ロサンゼルスの生まれ。東大教授。昭和34年(1959)雑誌「世界」掲載の論文「...
さかもと‐りゅういち【坂本竜一】
[1952〜2023]音楽家。東京の生まれ。東京芸術大学卒業後、音楽グループ、イエロー・マジック・オーケストラ(Y...
さかもと‐りょうま【坂本竜馬】
[1836〜1867]幕末の志士。土佐藩士。名は直柔(なおなり)。千葉周作道場に剣を学び、のち脱藩し、勝海舟に師事...
さか‐もどし【酒戻し】
借りた酒を返すこと。また、贈られた酒の返礼。江戸時代、「逆戻し」に通じるのを忌み、酒は返さない風習があった。「—は...
さか‐もり【酒盛(り)】
[名](スル)人々が集まり、酒を飲み合って楽しむこと。酒宴。
さかもり‐うた【酒盛(り)歌/酒盛(り)唄】
民謡の分類の一つで、広く酒の席でうたわれる歌。素人が歌うものをさす。
さか‐や【酒屋】
1 酒を売る店。また、その職業。 2 酒の醸造を職業とする家。造り酒屋。 浄瑠璃「艶容女舞衣(はですがたおんなま...
さかや‐かいぎ【酒屋会議】
明治15年(1882)酒造業者が酒税軽減を求め、自由民権運動家植木枝盛の応援を得て大阪で開いた会議。
さかや‐か・す【栄やかす】
[動サ四]栄えるようにする。「再び家を—・し給へり」〈古活字本平治・下〉
さか‐やき【月代】
1 古代以後、成人男子が常に冠や烏帽子(えぼし)をかぶったためにすれて抜け上がった前額部。つきしろ。つきびたい。 ...
さか‐やけ【酒焼け】
[名](スル)習慣的な酒の飲みすぎで、顔や胸が日焼けしたように赤くなっていること。さけやけ。「赤く—した鼻」
酒屋(さかや)へ三里(さんり)豆腐屋(とうふや)へ二里(にり)
日用品を買うにも遠くに行かねばならない辺鄙(へんぴ)な土地のたとえ。
さかや‐やく【酒屋役】
室町時代、幕府が造り酒屋に課した税。倉役(くらやく)とともに幕府の大きな財源になった。酒役。
さか‐ゆ【酒湯】
「ささゆ」に同じ。
さか・ゆ【栄ゆ】
[動ヤ下二]「さかえる」の文語形。
さか‐ゆ・く【栄行く】
[動カ四]栄えていく。ますます栄える。「もろ人の—・く道はながを山また行く末ぞはるけかりける」〈夫木・二〇〉
さか‐ゆめ【逆夢】
現実とは逆のことを見る夢。実際には逆のことが起こるような夢。⇔正夢(まさゆめ)。
さか‐よい【酒酔い】
⇒さけよい
さか‐よせ【逆寄せ】
逆襲すること。
さから・う【逆らう】
[動ワ五(ハ四)] 1 物事の自然の勢いに従わないで、その逆の方向に進もうとする。「風に—・って進む」「運命に—・...
サカラメント
⇒サクラメント
さかり【盛り】
1 物事の勢いが頂点に達していること。また、その時期。「暑さが—を過ぎる」「食べたい—の子供達」「みかんの—」 2...
さかり‐うるし【盛り漆】
上質の生漆(きうるし)。漆の木から7月中旬から9月初旬ごろまでの間にとった漆液。
トペリウス
[1818〜1898]フィンランドの詩人・小説家。ロシア治下における祖国愛をスウェーデン語で書き、フィンランド国民...
さかり‐どき【盛り時】
1 盛りの時期。 2 動物の発情期。交尾期。
さかり‐ば【盛り場】
いつも人がたくさん集まっている場所。繁華街。「—をうろつく」