しお‐の‐こうしん【塩の行進】
《the Salt Satyagraha》1930年にインドのガンジーが、英国による塩の専売制に反対するために行っ...
しお‐の‐だいせいどう【塩の大聖堂】
《Catedral de Sal》コロンビア中央部の都市シパキラにある教会。かつて岩塩の採掘場だった地下の洞窟内に...
しお‐の‐みさき【潮岬】
和歌山県西牟婁(にしむろ)郡串本町にある、本州最南端の岬。串本と砂州で結ばれた陸繋島(りくけいとう)。
しおのみち【塩の道】
池沢夏樹の処女詩集。昭和53年(1978)刊行。
しお‐の‐め【潮の目】
1 「潮境(しおざかい)1」に同じ。 2 目元を細めた愛嬌(あいきょう)のある目つき。「よい子ぢゃ、何も芸はないか...
しおのや【塩谷】
姓氏の一。 [補説]「塩谷」姓の人物塩谷温(しおのやおん)塩谷宕陰(しおのやとういん)
しお‐の‐やおあい【潮の八百会】
潮流が四方から集まりあう所。「海にます神のたすけにかからずは—にさすらへなまし」〈源・明石〉
しおのや‐おん【塩谷温】
[1878〜1962]中国文学者。東京の生まれ。号は節山。元曲の研究に功績をあげた。著「支那文学概論」「国訳元曲選...
しおのや‐とういん【塩谷宕陰】
[1809〜1867]江戸末期の儒学者。江戸の人。名は世弘。松崎慊堂(まつざきこうどう)に師事。浜松藩主水野忠邦に...
しお‐はま【塩浜】
《「しおばま」とも》塩田(えんでん)のこと。
しおはま‐うんじょう【塩浜運上】
江戸時代の租税の一。塩を製造する浜に賦課した年貢。塩浜年貢。
しおはま‐ねんぐ【塩浜年貢】
⇒塩浜運上
しお‐はゆ・い【鹹映ゆい】
[形][文]しほはゆ・し[ク]《「しおばゆい」とも》塩気が多い。塩味が強い。しょっぱい。「此所(ここ)で—・い身体...
しお‐ば【塩場】
1 「塩所(しおどころ)」に同じ。 2 動物がナトリウムなどのミネラルを摂取するために利用する場所。岩塩が露出した...
しお‐ばな【塩花】
1 不浄を清めたり、縁起直しのために塩を振りまくこと。また、その塩。伊豆諸島などでは海水を汲(く)んで来て振りかけ...
しおばら【塩原】
栃木県那須塩原市西部の地名。箒川(ほうきがわ)渓流に沿った温泉町で、塩原十一湯と称される。
しお‐ばらい【塩払い】
葬式から帰宅したとき、家の入り口で塩を振りかけて身を清めること。
しおばら‐おんせんきょう【塩原温泉郷】
栃木県那須塩原市にある温泉群。泉質は単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉など。尾崎紅葉「金色夜叉」で紹介された。塩原十一湯。
しおばら‐たすけ【塩原多助】
[1743〜1816]江戸後期の商人。上野(こうずけ)の人。江戸に出て本所相生町に炭屋を営み、刻苦して富豪となった...
しおばらたすけいちだいき【塩原多助一代記】
人情噺(にんじょうばなし)。三遊亭円朝作。明治9〜11年(1876〜78)にかけて完成。塩原多助の成功譚をもとに脚...
しお‐ばり【潮ばり】
漁師が海上で着る丈の長い衣服。沖着物。潮ばらい。
しお‐ひ【潮干】
1 潮が引くこと。ひき潮。また、潮が引いて現れた砂浜。 2 「潮干狩り」に同じ。《季 春》「—より今帰りたる隣かな...
しおひ‐がた【潮干潟】
潮が引いて現れた干潟。特に、春の大潮の干潟。《季 春》「葦の間の泥ながるるよ—/蛇笏」
しおひ‐がり【潮干狩(り)】
潮の引いた海浜で、貝などをとる遊び。春の大潮の時を最適とする。しおひ。《季 春》「—潮の流に板渡す/虚子」
しおひがりず【潮干狩図】
葛飾北斎の筆による一幅の屏風。遠くに富士山を望む浜辺で潮干狩りを楽しむ人々の姿を描いたもの。国の重要文化財に指定さ...
しおひ‐の‐みち【潮干の道】
潮が引いている間に通行のできる道。干潟(ひがた)にできる道。
しおひ‐の‐やま【潮干の山】
《生死を海にたとえ、潮が引いて海の影響の及ばない山の意から》生死を超越した悟りの世界。浄土。彼岸。
しおひ‐ぶね【潮干船】
潮干狩りをする人を乗せる船。《季 春》「—浮かみ上りて帰るなり/虚子」
しおひる‐たま【潮干る珠/潮涸る瓊】
潮を引かせる霊力があるという玉。しおふるたま。干珠(かんじゅ)。→潮満(しおみ)つ珠(たま) [補説]「ひ(干)る...
しお‐びき【塩引き】
1 魚を塩漬けにすること。また、その魚。 2 塩鮭(しおざけ)。《季 冬》
しお‐ふき【潮吹き】
1 鯨が、潮水を吹き上げること。 2 シオフキガイの別名。《季 春》「—や稲荷(いなり)の裏の海灰色/かな女」 3...
しおふき‐がい【潮吹貝】
バカガイ科の二枚貝。内湾の干潟の砂泥にすむ。貝殻はやや三角形でふくらんでいる。殻長約4.5センチ、黄褐色で縁は紫色...
しおふき‐めん【潮吹き面】
片目が小さく、口のとがった醜男(ぶおとこ)の面。里神楽の馬鹿踊りに用いる。ひょっとこ。
しおふる‐たま【潮干る珠/潮涸る瓊】
⇒しおひるたま(潮干る珠)
しお‐ぶた【塩豚】
塩漬けにした豚肉。
しお‐ぶね【塩船】
1 塩を輸送する船。 2 江戸時代、赤穂(あこう)など瀬戸内産の塩を江戸に運送した廻船。
しお‐ぶね【潮舟/汐舟】
海を行く舟。「久慈川は幸(さけ)くあり待て—にま梶(かぢ)しじ貫(ぬ)き我(わ)は帰り来む」〈万・四三六八〉
しおぶね‐の【潮舟の】
[枕]帆を並べ、舟を港に置く意から「並ぶ」「置く」にかかる。「—並べて見れば」〈万・三四五〇〉 「—置かればかなし...
しお‐ぶろ【塩風呂/潮風呂】
海水または塩水を沸かした風呂。塩湯。
しお‐ぼし【塩干し】
[名](スル)魚類などを塩に漬けて日干しにすること。また、そうした干物。
しお‐ま【潮間】
潮の引いている間。
しお‐ます【塩鱒】
塩漬けにした鱒。
しお‐まち【潮待ち】
1 船の航行に適した潮を待つこと。 2 よい時機・機会を待つこと。「うら茶屋ばいりの—もたいぎだから」〈魯文・安愚楽鍋〉
しお‐まつり【潮祭(り)】
潮向きが悪くて不漁のときに、大漁になるように祈願する祭り。
しお‐まねき【潮招/望潮】
《「しおまねぎ」とも》スナガニ科の甲殻類。甲幅27ミリほど。雄の一方のはさみ脚がきわめて大きく、潮が引くと上下に動...
しお‐まめ【塩豆】
乾燥したえんどう豆などをいり、仕上げに塩水を加えて乾かしたもの。
しお‐まわり【潮回り】
15日間を周期とする潮の干満の変化。
しお‐み【塩味】
1 塩の入った味。しおあじ。 2 塩と味噌。塩噌(えんそ)。
しお‐み【潮見】
潮の干満を見ること。
しお‐みず【塩水】
塩分を含む水。食塩を溶かした水。