したて‐ひねり【下手捻り】
相撲のきまり手の一。まわしを取った下手で、引くようにしてひねり倒す技。上手投げとの合わせ技。
したて‐まわし【下手回し】
1 相撲で、下手で相手のまわしをつかむこと。また、そのまわし。 2 帆船の運用法の一。逆風帆走の際に、帆と舵(かじ...
したて‐もの【仕立て物】
仕立てたもの。特に衣服についていう。また、衣服を縫って作ること。「夜なべで—をする」
したて‐や【仕立屋】
衣服の仕立てを職業とする人。また、その店。
し‐た・てる【仕立てる】
[動タ下一][文]した・つ[タ下二] 1 布地を裁って衣服に縫い上げる。「ドレスを—・てる」 2 教え込んで一人前...
したてる‐ひめ【下照姫/下照媛】
《「したでるひめ」とも》日本神話の神。大国主命の娘、味耜高彦根神(あじすきたかひこねのかみ)の妹で、天稚彦(あめの...
シタデル
城塞。要塞。砦。 《Citadel of Cairo》エジプトの首都カイロの旧市街、イスラム地区にある城塞。12世...
した‐で・る【下照る】
[動ラ四]花の美しい色でその下が照り映える。「春の園紅にほふ桃の花—・る道に出で立つ娘子(をとめ)」〈万・四一三九〉
シタデル‐ラフェリエール
ハイチ北部にある要塞。港湾都市カパイシャンの南約30キロメートル、ラ‐フェリエール山(標高970メートル)の山頂に...
したとり‐しゃくし【下取り杓子】
茶の湯で、炉の中をならすとき、灰を取るための杓子。
したとり‐ほうろく【下取り焙烙】
茶の湯で、炉の中をならすとき、火灰を取り入れる焙烙。
した‐ど【舌疾】
[形動ナリ]早口であるさま。くちばや。「例のいと—にて」〈源・常夏〉
した‐どい【下問ひ/下聘ひ】
ひそかに女の所へ通うこと。「あしひきの山田を作り山高み下樋(したび)を走(わし)せ—に我が問ふ妹(いも)を」〈記・...
した‐ど・し【舌疾し】
[形ク]早口である。「小賽(せうさい)小賽と祈(こ)ふ声ぞ、いと—・きや」〈源・常夏〉
した‐どり【下取り】
[名](スル)商品の代金の一部に当てるものとして、購入した客から古くなった同種の品物を引き取ること。「車を—に出す」
した‐ない【下内】
表ざたにしないこと。内密。「どうぞ、皆が沙汰なしに—で」〈浄・廿四孝〉
した‐なが【舌長】
[名・形動ナリ]言葉が過ぎること。偉そうに物を言うこと。また、そのさま。「お口が広いといふも—な事」〈浮・織留・四〉
したなが‐あぶみ【舌長鐙】
足を置く部分である舌の長い鐙。⇔舌短鐙(したみじかあぶみ)。
した‐なが・し【舌長し】
[形ク]言い過ぎである。言い方が生意気である。「黙れさ。検非違使勝舟が麁相(そさう)とは—・し」〈浄・用明天王〉
した‐なき【下泣き】
《「した」は心の意》心の中で泣くこと。忍び泣き。「下問ひに我が問ふ妹(いも)を—に我が泣く妻を今夜(こぞ)こそは安...
した‐なげ【下投げ】
1 腕を下からすくうように振って、物を投げること。⇔上投(うえな)げ。 2 茶を先に入れて、あとから湯をさすこと。...
した‐なげし【下長押】
床または縁板の上にある長押。⇔上長押(うわなげし)。
した‐なめずり【舌舐めずり/舌嘗めずり】
[名](スル) 1 うまそうな飲食物を前にしたときなどに、舌を出して唇をなめ回すこと。「料理の記事を読んで思わず—...
した‐ならし【下馴らし】
あらかじめならしておくこと。
した‐に【下荷】
荷を積むとき、下に積む荷物。下積みの荷物。
した‐に【下煮】
[名](スル)煮えにくい材料をあらかじめ煮ておくこと。「豆を—しておく」
下(した)に◦居(い)る
1 能楽の型で、左右どちらかの膝を立てて座る。 2 すわる。ひざまずく。しゃがむ。「まあ—◦居て聞いて下さんせ」〈...
下(した)に下(した)に
「下に居(い)よ」の意で、江戸時代、将軍・大名の行列の先払いが、庶民に土下座をするように促した掛け声。
下(した)に◦出(で)る
「下手(したて)に出る」に同じ。「非を認めて—◦出る」
下(した)にも置(お)か◦ない
非常に丁重に扱う。丁寧にもてなして下座(しもざ)に置かない。「—◦ない歓待ぶり」
した‐ぬい【下縫い】
[名](スル)衣服などを本縫いをする前に仮に縫うこと。仮縫い。
した‐ぬり【下塗(り)】
[名](スル)塗装や彩色などの際に、下地を塗ること。また、その塗ったもの。
した‐ね【下値】
1 取引で、現在の相場よりも安い値段。⇔上値(うわね)。 2 買い物の代金の一部として取ってもらう品物の値段。下取...
した‐ね【下根】
下方に伸びている根。また、下に隠れて見えない根。「たづの住む沢べの蘆の—解け汀萌え出づる春はきにけり」〈後拾遺・春上〉
したね‐ざさえ【下値支え】
金融商品取引法で禁止されている変動操作の手法の一つ。下値に大量の買い注文を出し、取引が活発に行われているように見せ...
したね‐しじせん【下値支持線】
⇒支持線
舌(した)の先(さき)
言葉の上だけ。口先。「—で言いくるめる」
舌(した)の剣(つるぎ)は命(いのち)を絶(た)つ
軽率な発言のために、自分の生命を失うことがある。言葉は慎むべきであるという教え。
した‐の‐ね【舌の根】
舌のねもと。舌のつけね。
舌(した)の根(ね)の乾(かわ)かぬうち
言葉を言い終わるか終わらないうち。前言に反したことを言ったりしたりしたときに、非難して用いる。「—に、もううそをつ...
した‐のり【下乗り】
馬術で、調教として他人の馬を乗りならすこと。
した‐は・う【下延ふ】
[動ハ下二]《「した」は心の意》心の中でひそかに思う。「夏麻(なつそ)引く宇奈比(うなひ)をさして飛ぶ鳥の至らむと...
した‐はら【下腹】
《「したばら」とも》 1 腹の下部。下腹部。したっぱら。「—が痛む」 2 馬の腹の膨らんで垂れているところ。太腹(...
下腹(したはら)に毛(け)がない
《老いた狼(おおかみ)の下腹には毛がないといわれるところから》大悪人や老獪(ろうかい)な人物をたとえていう。
したはら‐もの【下原物】
武蔵国八王子の恩方村下原に住んだ刀工たちが製した刀の総称。
舌(した)は禍(わざわい)の根(ね)
言葉は災難を招くもとであるということ。口は禍の門(かど)。
した‐ば【下葉】
草木の下の方の葉。⇔上葉(うわば)。
した‐ば【下歯】
1 下の歯茎に生えた歯。下の歯。かし。⇔上歯(うわば)。 2 近世、下層下級で妻をいう語。「—はむごくしねえがいい...
した‐ば【下端】
物の下面、または下部の端。
した‐ばえ【下生え】
木の下に生えている草や低木。