しみのすみかものがたり【しみのすみか物語】
江戸後期の笑話集。2巻。石川雅望作。天保2年(1831)刊。宇治拾遺物語の体裁や文体をまねて、雅文体で記したこっけ...
しみ‐ふか・し【染み深し/沁み深し】
[形ク]香りなどが強くしみ込んでいる。深くしみとおっている。「もて馴らしたる移り香いと—・うなつかしくて」〈源・夕顔〉
しみみ‐に【茂みみに】
[副]密に。ぎっしりと。「忘れ草垣も—植ゑたれど」〈万・三〇六二〉
しみ‐むし【衣魚虫】
シミの別名。
しみ‐もち【凍み餅】
「凍(こお)り餅」に同じ。
し‐みゃく【支脈】
山脈・鉱脈・葉脈などで、主脈から分かれて出ている脈。
し‐みゃく【死脈】
1 死期が近づいた弱い脈拍。「—が打つ(=臨終が近い)」 2 鉱物が出なくなった鉱脈。
し‐みゃく【翅脈】
昆虫の翅(はね)にみられる脈。気管や神経を通すための中空のすじで、キチン膜が厚く、補強にも役立つ。分布のしかたが種...
シミュラクラ‐げんしょう【シミュラクラ現象】
3つの点や線が集まった模様や物体が、人の顔のように見えてしまう脳の働き。類像現象。→パレイドリア
シミュラークル
1 影。面影。 2 にせもの。まがいもの。模造品。
シミュラント
模造品。
シミュルタネイスム
時間と空間の相互連関的な変化相を、同一画面に同時に表現しようとした美術上の主義。20世紀前半、フランスの画家ドロー...
シミュレーション
[名](スル) 1 ある現象を模擬的に現出すること。現実に想定される条件を取り入れて、実際に近い状況をつくり出すこ...
シミュレーション‐アールピージー【シミュレーションRPG】
《simulation RPG》⇒シミュレーションロールプレーイングゲーム
シミュレーション‐ゲーム
戦争やスポーツ、またビジネスや人生の進路選択などを素材にして、実際と同じような状況を設定し、その場その場の判断によ...
シミュレーション‐ソフト
《simulation softwareから》コンピューターを使って模擬実験を行うためのプログラム。
シミュレーション‐モデル
広告計画のコンピューターモデル。与えられた条件によって最も効果的な広告計画が選べる。
シミュレーション‐ロールプレーイングゲーム
コンピューターゲームで、シミュレーションゲームとロールプレーイングゲームの特徴をあわせもつゲーム。プレーヤーが主人...
シミュレーター
シミュレーションを行うための装置。飛行機・宇宙船などの操縦訓練・試験のため、実際の条件を再現できるようにしたもの。
シミュレーター‐よい【シミュレーター酔い】
⇒VR酔い
シミュレーテッド‐アニーリング
⇒焼き鈍し法
シミュレート
[名](スル)シミュレーションをすること。「ライバル店開業に伴う売上の変化を—する」
シミュレーション‐かせつ【シミュレーション仮説】
科学哲学で、現実世界そのものがシミュレーテッドリアリティーであるという仮説または主張。
シミュレーテッド‐リアリティー
真の現実と区別できないコンピューターシミュレーション。現在の技術では実現できていない、科学哲学上の思考実験における...
し‐みょう【至妙】
[名・形動]この上なく巧みなこと。また、そのさま。絶妙。「—の芸」
しみら‐に
[副]一日じゅう間断なく。たえずひっきりなしに。しめらに。「あかねさす昼は—ぬばたまの夜はすがらに眠(い)も寝ずに...
シミラン‐しょとう【シミラン諸島】
《Mu Koh Similan》タイ南部、アンダマン海北部に浮かぶ諸島。マレー半島西岸の町カオラックの西約60キロ...
シミラー
互いに似ていること。類似。相似。
シミリ
《「シミリー」とも》直喩(ちょくゆ)。明喩。→メタファー
シミリク‐こくりつこうえん【シミリク国立公園】
《Sirmilik National Park》⇒サーミリック国立公園
し・みる【染みる/沁みる/浸みる/滲みる】
[動マ上一][文]し・む[マ上二] 1 液体や気体が他の物に移りついて、次第に深く広がる。また、にじんで汚れる。し...
し・みる【凍みる】
[動マ上一][文]し・む[マ上二]寒気が厳しくて、こおりつく。また、寒さが厳しくて、こおるように感じる。《季 冬》...
しみ‐わた・る【染(み)渡る/沁み渡る】
[動ラ五(四)]隅々までしみとおる。まんべんなくしみる。「酒が五臓六腑(ごぞうろっぷ)に—・る」
し‐みん【士民】
士族と平民。また、武士と庶民。
し‐みん【四民】
近世封建社会での、士・農・工・商の四つの身分・階級。転じて、あらゆる階層の人間。→士農工商「—同等の今日とても地下...
し‐みん【市民】
1 市の住民。また、都市の住民。 2 《citizen》近代社会を構成する自立的個人で、政治参加の主体となる者。公...
し‐みん【私民】
大化の改新以前、諸豪族に隷属した人民。改新後は朝廷に属する公民となった。
し‐みん【嗜眠】
常に睡眠状態に陥っている状態。高熱、重病などのときにみられる。
しみん‐うんどう【市民運動】
一般市民が中心となった政治・社会運動。ふつう、特定の政党と無関係なものをいう。
しみん‐かいきゅう【市民階級】
《(フランス)bourgeoisie》市民革命の担い手となって封建制を打破し、近代民主主義社会をつくり上げ、経済的...
しみんかいほう‐じゅぎょう【市民開放授業】
大学が、一般市民に対して開放している授業。市民向けに特別に用意された講座ではなく、学生が受けている正規の授業を聴講...
しみん‐かがく【市民科学】
一般市民が参加・協力する科学研究。専門の科学者や研究機関と一般市民の協調によって進められる研究をさし、鳥の渡りや昆...
しみん‐かくめい【市民革命】
新興の産業資本家を中心とする市民階級が封建制を打破して、政治的・経済的支配権を獲得し、近代資本主義社会への道を開い...
しみん‐かんかく【市民感覚】
世間一般の人々がもつ感じ方や考え方。「—を反映した政策」
しみん‐けん【市民権】
1 国籍を有する国民または市民としての権利。人権。民権。公権。 2 国民・市民としての行動・思想・財産の自由が保障...
しみん‐こうけんにん【市民後見人】
一般市民による成年後見人。認知症や知的障害などで判断能力が不十分になった人に親族がいない場合に、同じ地域に住む市民...
しみん‐サイエンス【市民サイエンス】
⇒市民科学
しみん‐しゃかい【市民社会】
市民階級が封建的身分制度や土地制度を打倒して実現した近代社会。法律の前での万人の自由と平等の保障を基礎として成立し...
しみんせい‐のうえん【嗜眠性脳炎】
流行性脳炎の一。病原体はウイルスと推定され、高熱、四肢の不随意運動、嗜眠などの症状がある。近年はまれ。報告者の名か...
しみん‐せんそう【市民戦争】
市民階級が市民的自由を求めて起こす国内戦争。