しゃく‐もん【迹門】
天台宗で、法華経28品のうち、序品(じょぼん)から安楽行品までの前半14品の称。→本門
しゃく‐もん【釈文】
仏教の経論を解釈した文句。
しゃく‐もん【釈門】
釈迦の門流。仏門。僧侶。
しゃく‐や【借家/借屋】
[名](スル)家を他人から借りること。また、借りた家。しゃっか。「転勤先で—する」「—住まい」
しゃくや‐うけじょう【借家請状】
江戸時代、家を借りるとき、借家人と保証人が連判して家主に提出する証文。身元や支払い能力などについて保証したもの。店...
しゃく‐やく【芍薬】
ボタン科の多年草。高さ約60センチ。葉は複葉。初夏、大形の紅・白色などのボタンに似た花を開く。漢方で根を乾かして鎮...
しゃく‐やく【綽約/婥約】
[ト・タル][文][形動タリ]姿がしなやかで優しいさま。たおやかなさま。「—たる風姿」〈東海散士・佳人之奇遇〉
借家(しゃくや)栄(さか)えて母屋(おもや)倒(たお)れる
恩恵を受けたほうが盛んになり、施したほうが落ちぶれることのたとえ。
しゃくや‐にん【借家人】
家主から家を借りて住む人。店子(たなこ)。
しゃくやにんばいしょうせきにんたんぽ‐とくやく【借家人賠償責任担保特約】
火災保険における特約の一つ。賃貸住宅の賃借人が過失により火災などを起こし、その借用する部屋に損害を与えた場合、貸主...
しゃくや‐ほう【借家法】
借家人の権利の保護を目的とした法律。大正10年(1921)制定。平成3年(1991)借地借家法に吸収され廃止。
しゃく‐よう【借用】
[名](スル)借りて使うこと。使うために借りること。「資料を—する」
しゃくよう‐ご【借用語】
もともとは他の言語から取り入れられた語ではあっても、その言語に同化し、全く日常語化してしまっているような語。日本語...
しゃくよう‐しょうしょ【借用証書】
金銭・物品などの借用を証明する証書。借用証。
しゃく‐らん【借覧】
[名](スル)書物などを借りて読むこと。「—する事を得た、故ドクトル・北畠義一郎の遺書」〈芥川・開化の殺人〉
しゃくり【決り】
《「さくり」の音変化》 1 中がくぼむように削ること。しゃくること。 2 おだてること。そそのかし操ること。「是も...
しゃくり【噦り/吃逆】
《「さくり」の音変化》 1 「しゃっくり」に同じ。 2 しゃくりあげること。
しゃく‐り【赤痢】
⇒せきり(赤痢)
しゃくり‐あ・げる【噦り上げる】
[動ガ下一][文]しゃくりあ・ぐ[ガ下二]声や息を何度も激しく吸い上げるようにして泣く。「肩を震わせて—・げる」
しゃくり‐づり【決り釣(り)】
さおを上下にしゃくりながら、えさを躍らせて釣る方法。タイの船釣りなど。
しゃくり‐なき【噦り泣き】
[名](スル)しゃくりあげて泣くこと。「しかられて—する」
しゃく‐りょう【借料】
物品を借りて支払う料金。借り賃。
しゃく‐りょう【酌量】
[名](スル)事情をくみ取って、処置・処罰などに手ごころを加えること。斟酌(しんしゃく)。「情状を—する」
しゃくりょう‐げんけい【酌量減軽】
刑事裁判で、裁判官が犯罪の情状を酌量して、刑を減軽すること。裁判上の減軽。
しゃく・る【決る/抉る/杓る/刳る】
《「さくる」の音変化》 [動ラ五(四)] 1 中がくぼむように、えぐる。「シャベルで砂を—・る」 2 すくうように...
しゃく・る【噦る】
[動ラ五(四)]《「さくる」の音変化》 1 しゃっくりをする。 2 しゃくり泣きをする。「声はいつしか—・って…涙...
シャクルトン
[1874〜1922]英国の探検家。スコットの南極探検隊に参加。のち自ら探検隊を組織し、1909年に当時の最南限地...
シャクルトン‐クレーター
月の南極付近にあるクレーター。直径約21キロメートル。底部に永久影の箇所があり、水が氷として存在すると考えられてい...
しゃく・れる【決れる/杓れる】
[動ラ下一][文]しゃく・る[ラ下二]まん中がくぼみになっている。中くぼみで先が突き出ている。「—・れた顔」
しゃく‐ろく【尺六】
1尺6寸(約48.5センチ)の幅や長さ。また、その幅や長さのあるもの。「—の板」
しゃく‐ろく【爵禄】
爵位と俸禄。
しゃくろく‐ほうこう【爵禄封侯】
東洋画の画題の一。雀(すずめ)・鹿(しか)・蜂(はち)・猿を一図に描くもの。雀は爵、鹿は禄、蜂は封、猿猴(えんこう...
しゃくろん【釈論】
「釈摩訶衍論(しゃくまかえんろん)」の略。
癪(しゃく)を言(い)・う
腹の立つことを口にする。「そっちはどうもさう—・ふから恨みだ」〈人・梅児誉美・三〉
尺(しゃく)を打(う)・つ
「尺を取る」に同じ。
錫(しゃく)を飛(と)ば・す
修行のため僧が各地を行脚(あんぎゃ)する。
尺(しゃく)を取(と)・る
物差しで長さを測る。尺を打つ。「反物の—・る」
酌(しゃく)を取(と)・る
宴席で酒の酌をする。「—・らせてまゐれや加賀の菊酒」〈田植草紙〉
尺(しゃく)を枉(ま)げて尋(ひろ)を直(の)ぶ
《「孟子」滕文公下から》1尺を曲げてでも8尺をまっすぐにする意。大のためには小を犠牲にすることのたとえ。
しゃ‐くん【社訓】
その会社で、社員が守るべき基本的な指針として定めてあること。
シャクンタラー
古代インドの詩人カーリダーサの戯曲。7幕。4、5世紀ごろ成立。古代叙事詩「マハーバーラタ」などの中の伝説を脚色した...