しゃく‐し【釈子】
釈迦の弟子。また、出家して仏弟子となった者。僧侶。釈氏。
しゃく‐し【釈氏】
釈迦。 「釈子」に同じ。
しゃく‐し【釈師】
「講釈師」の略。
しゃくし‐あたり【杓子当(た)り】
1 杓子で盛りつける食べ物の量の多少。「—で給仕の動静を察(さと)るような」〈紅葉・多情多恨〉 2 給仕をする人の...
しゃくし‐かほう【杓子果報】
[名・形動ナリ] 1 うまい食事に恵まれること。たくさんの食べ物の分け前にありつくこと。「かかに若菜をそろへさせ、...
しゃくし‐がい【杓子貝】
1 シャクシガイ科の二枚貝の総称。貝殻は白色、球形でよく膨らみ、後端が柄のように長く伸び、杓子状をしている。沿岸の...
しゃくし‐がた【杓子形】
しゃくしのような形。また、その形をしたもの。
しゃく‐しぎ【杓鴫/尺鷸】
シギ科ダイシャクシギ属の鳥の総称。長いくちばしが下方に曲がっている。ダイシャクシギ・チュウシャクシギ・コシャクシギなど。
しゃくし‐じょうぎ【杓子定規】
[名・形動]《曲がっている杓子を定規代わりにすること、正しくない定規ではかることの意から》すべてのことを一つの標準...
しゃくし‐づら【杓子面】
額とあごが出っ張っている、中くぼみの顔。
杓子(しゃくし)で腹(はら)を切(き)・る
できるはずがないこと、また、形式だけのことをするたとえ。すりこ木で腹を切る。
しゃくし‐な【杓子菜】
タイサイの別名。葉の形が杓子状をしている。
杓子(しゃくし)は耳掻(みみか)きにならず
大きいものが、必ずしも小さいものの代わりにはならないたとえ。
シャクシャイン‐の‐たたかい【シャクシャインの戦い】
寛文9年(1669)松前氏の収奪に対して、アイヌの首長シャクシャインが全蝦夷(えぞ)地のアイヌを糾合して起こした蜂...
しゃく‐しゃく【灼灼/爍爍】
[ト・タル][文][形動タリ]明るく照り輝くさま。「—たる少年の笑顔」
しゃく‐しゃく【綽綽】
[ト・タル][文][形動タリ]落ち着いてゆとりがあるさま。ゆったりとしてこせつかないさま。「余裕—たる態度」「手も...
しゃく‐しょ【借書】
借用の証書。借用証。
しゃくし‐わたし【杓子渡し】
⇒篦渡(へらわた)し
杓子(しゃくし)を渡(わた)・す
《「杓子」は主婦権の象徴とみなされるところから》姑(しゅうとめ)が嫁に家政を譲る。
しゃくしんみょう【惜身命】
上田三四二の小説。昭和59年(1984)刊行。翌年、第35回芸術選奨文部大臣賞を受賞。
しゃく‐じ【借字】
漢字のもつ意義にかかわらず、その音や訓を借用して書き表す方法。万葉仮名や梵語(ぼんご)の音訳など。
しゃく‐じめ【尺〆】
尺貫法の木材の体積の単位。1尺角で長さが2間のものの体積。地域によって差異があるが、ふつう約0.33立方メートル。
しゃく‐じゅ【積聚】
さしこみ。また、癇癪(かんしゃく)。癪(しゃく)。「腫物、—ははりをさす」〈仮・尤の双紙〉
しゃくじゅう‐せつ【積聚説】
インド哲学の宇宙論の一。無数に存在する地性・水性・火性・風性の4種の原子が結合・集績して世界が成立するとする多元論...
しゃく‐じょ【錫紵】
天皇が二親等以内の親族の服喪の際に着用する浅黒色の闕腋(けってき)の袍(ほう)。しゃくちょ。
しゃく‐じょう【借状】
借用の証文。借用証書。「—も持って参った」〈虎寛狂・胸突〉
しゃく‐じょう【錫杖】
1 僧侶・修験者が持ち歩くつえ。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。 2 四...
しゃくじょう‐そう【錫杖草】
ツツジ科の多年生の菌従属栄養植物。山地の陰湿地に生え、高さ約20センチ。全体が淡黄褐色で、葉は鱗片(りんぺん)状。...
しゃく‐じん【石神】
「いしがみ」に同じ。
しゃく・する【釈する】
[動サ変][文]しゃく・す[サ変]意味を解き明かす。「般若心経を—・する」
しゃく‐すん【尺寸】
《1尺と1寸の意から》わずかばかりのこと。せきすん。
しゃくせき‐し【赤石脂】
酸化鉄を含む陶土。漢方で止血・止瀉(ししゃ)薬などに用いる。
しゃく‐せん【借銭】
借りた金銭。借金。借財。「家屋敷を—のかたにおく」
しゃくせん‐こい【借銭乞ひ】
借金取り。「—山のごとし」〈浮・胸算用・一〉
しゃくぜつ‐じん【赤舌神】
陰陽道(おんようどう)で、太歳西門の番神、または第三の羅刹(らせつ)のこと。
しゃくぜつ‐にち【赤舌日】
陰陽道(おんようどう)で、6日ごとにめぐってくるという凶日。
しゃく‐ぜん【積善】
⇒せきぜん(積善)
しゃく‐ぜん【灼然】
[ト・タル][文][形動タリ]輝くさま。また、明らかなさま。著しいさま。「人情をば—として見えしむるを我が小説家の...
しゃく‐ぜん【釈然】
[ト・タル][文][形動タリ]疑いや迷いが解けてすっきりするさま。せきぜん。しゃくねん。「説明を聞いてもまだ—としない」
しゃく‐ぜん【綽然】
[ト・タル][文][形動タリ]ゆったりとして余裕のあるさま。綽々。悠然。「許多(あまた)の著作を成就して—として余...
しゃく‐そう【錫僧】
法会のとき、偈(げ)を唱え、錫杖(しゃくじょう)を振る役の僧。
しゃく‐そん【釈尊】
釈迦の尊称。
しゃく‐たい【借貸】
1 かしかり。貸借。 2 奈良・平安時代、官稲を無利息で貸与したこと。窮民救済や勧農のために行った。賑貸(しんたい...
しゃく‐たいげ【赤帯下】
月経が不規則に長期間にわたってあるもの。長血(ながち)。
しゃく‐たく【借宅】
家を借りること。また、借りた家。借家。
しゃく‐たて【杓立て】
茶の湯で、柄杓(ひしゃく)を立てる道具。柄杓立て。
しゃく‐だい【釈台】
講談師の前に置く台。
しゃく‐ち【尺地】
⇒せきち(尺地)
しゃく‐ち【借地】
[名](スル)土地を借りること。また、借りた土地。「—して家を建てる」
しゃくち‐けん【借地権】
建物の所有を目的とする地上権または土地の貸借権。