じつ‐ごと【実事】
1 歌舞伎で、判断力を備え、人格的にすぐれた人物の精神や行動を写実的に表現する演技。また、その演出。→荒事 →和事...
じつごと‐し【実事師】
歌舞伎で、実事を得意とする俳優。また、実事の主人公にあたる役柄。紛糾を自ら処理する捌(さば)き役、忍耐を重んずる辛...
じつ‐ざい【実在】
[名](スル) 1 実際に存在すること。現実にあるもの。「—の人物」「この世に—しない生物」 2 哲学で、 ㋐意識...
じつざい‐きたい【実在気体】
実際に存在する気体。気体分子がある程度の容積をもつため、理想気体で成立するボイルシャルルの法則には厳密に従わない。
じつざい‐こんきょ【実在根拠】
⇒実在理由
じつざい‐せい【実在性】
事物や事象が意識から独立して客観的に存在するありよう。→観念性
じつざい‐てんぽ【実在店舗】
⇒実店舗
じつざい‐りゆう【実在理由】
ある事象が存在することの原因。実在根拠。存在理由。存在根拠。
じつざい‐ろん【実在論】
1 意識・主観を超えた独立の客観的実在を認め、このような実在をとらえることにおいて認識が成立すると説く立場。唯物論...
じつ‐しんし【実親子】
血縁に基づく親と子。本当の親子。実の親子。
じつ‐じ【日時】
⇒にちじ(日時)
じつ‐じ【実字】
1 中国古典語法で、虚字・助字に対して、概念を表す文字。例えば、名詞・代名詞・形容詞・動詞のような働きをもつもの。...
じつ‐じ【実事】
1 本当のこと。実際のこと。事実。「今聞得たる神託が、若(も)し—にてあらんには」〈竜渓・経国美談〉 2 (副詞的...
じつじかん‐しょり【実時間処理】
⇒リアルタイム処理
じつ‐じゅ【実需】
実際に消費する商品の需要。
じつ‐じゅう【実銃】
本物の銃器。真正銃。→遊戯銃
じつじゅ‐すじ【実需筋】
輸出入や資本取引などの商取引において日々発生する需要に基づいて為替取引を行う、輸出入業者や機関投資家などの市場参加...
じつ‐じょう【実情/実状】
1 物事の実際の事情・情況。「被災地の—を調査する」 2 (実情)偽りのない心情。真情。まごころ。「—を尽くす」
じっ‐せかい【実世界】
事実として存在する世界。現実界。多く、コンピューターで作成された仮想世界に対していう。
じつぜん‐はんだん【実然判断】
論理学で、判断の様相の一。主語と述語の関係が現実に成立することを示す判断。「sはpである」という形式をとる。確然判...
じつそうこう‐ねんぴ【実走行燃費】
⇒実燃費
じつ‐ぞう【実像】
1 反射・屈折した光が、実際に交わって作る像。凸レンズや凹面鏡では焦点より外側に物体を置いたときに生じる。⇔虚像。...
じつ‐ぞん【実存】
[名](スル) 1 実際にこの世に存在すること。現実に存在すること。実在。「—した人物」 2 《existence...
じつぞん‐しゅぎ【実存主義】
《(フランス)existentialisme》人間の実存を哲学の中心におく思想的立場。合理主義・実証主義に対抗して...
じつぞん‐てつがく【実存哲学】
⇒実存主義
じつ‐だん【実弾】
1 本物の弾丸。実包。「—射撃」 2 他人を買収するために使う現金。「選挙戦で—をばらまく」
じ‐つづき【地続き】
土地が海洋に隔てられずに続いていること。「—の隣国」
じつ‐てがた【実手形】
融通手形に対し、実際の商取引に基づいて振り出され、その支払いに実質的な裏づけのある商業手形。
じつ‐てんぽ【実店舗】
実際に品物を並べて売っている店舗。現物を手にとることができる商店。オンラインショップに対していう。現実店舗。実在店...
じつ‐どう【実動】
[名](スル)実際に機械や車両などを運転すること。また、実際に稼動すること。「—する台数」「—部隊」
じつ‐どう【実働】
[名](スル)実際に仕事について働くこと。「—7時間」
じつどう‐じかん【実働時間】
一定の勤務時間のうち、休憩時間などを除いた、実際に働く時間。→拘束時間
じつ‐に【実に】
[副] 1 感嘆の意をこめて、ある状態の程度のはなはだしいさまを表す。全く。本当に。まことに。「この料理は—うまい...
じつ‐ねん【実年】
1 5、60歳の年齢層をさす語。昭和60年(1985)厚生省が公募して決めたもの。 2 実際の年齢。実年齢。
じつ‐ねんぴ【実燃費】
実際の使用条件における自動車の燃費。ふつう、燃料1リットル当たりの走行キロメートル数で表す。実走行燃費。
じつ‐ねんれい【実年齢】
(見かけの年齢、偽りの年齢などに対して)生年月日から数えた年齢。実際の年齢。実年。→精神年齢 →骨年齢
じつねん‐ろん【実念論】
中世スコラ学における実在論。カトリック教会の要求に合致した観念論で、プラトンのイデア論を継承し、普遍は個物に先立っ...
じつ‐の【実の】
[連体] 1 本当の。真実の。「—話」 2 血のつながりのある。「—親」
じつ‐の‐おや【実の親】
⇒生みの親
じつの‐ところ【実の所】
[副]本当を言うと。打ち明けて言うと。実は。副詞的に用いる。「—拝見するのは初めてです」
じつ‐は【実は】
[副]事実を言えば。本当のところは。打ち明けて言うと。「—私が企てた事なのです」
じつ‐ばい【実売】
実際に売ること。実際に売れたこと。「—価格」「—部数」
じつ‐ばりき【実馬力】
⇒軸馬力(じくばりき)
じつ‐ぶ【実部】
複素数zがa+biの形で表されるとき、その実数の項aをさし、Re zと表される。一方、虚数の項bは虚部といい、Im...
じつ‐ぶつ【実物】
実際のもの。現物。「—そっくりの模型」
じつぶつ‐きょうじゅ【実物教授】
⇒直観(ちょっかん)教授
じつぶつ‐しさん【実物資産】
土地・建物・機械・原材料・製品などの形で保有する資産。現金・預金・有価証券・貸出金などの金融資産に対していう。
じつぶつ‐しじょう【実物市場】
決済期日に実物と代金の受け渡しをすることによって決済する市場。→清算市場
じつぶつ‐だい【実物大】
実物と同じ大きさであること。「—の写真」
じつぶつてきけいきじゅんかん‐りろん【実物的景気循環理論】
⇒リアルビジネスサイクル理論