すえ‐なり【末成り/末生り】
「うらなり」に同じ。
末(すえ)の露(つゆ)本(もと)の雫(しずく)
《葉末の露も、根元から落ちるしずくも、あと先はあれ必ず消えるところから》人の命には長短の差こそあっても、いつかは必...
すえ‐の‐まつやま【末の松山】
陸奥(みちのく)の古地名。岩手県二戸(にのへ)郡一戸(いちのへ)町にある浪打峠とも、宮城県多賀城市八幡の末の松山八...
すえ‐の‐よ【末の世】
1 後の世。後の時代。「—までも語り継がれる」 2 道義や仏法がすたれ、人の心がすさんだ世の中。末世(まっせ)。 ...
すえ‐はず【末弭/末筈】
⇒うらはず(末弭)
すえ‐はふ【据破風】
⇒千鳥破風(ちどりはふ)
すえ‐はるかた【陶晴賢】
[1521〜1555]室町後期の武将。大内義隆に仕えたが、のち、義隆を討ち、大友宗麟(おおともそうりん)の弟晴英を...
すえ‐ば【末葉】
1 草木の先の方にある葉。うらば。 2 子孫。末孫。まつよう。「竹の園生(そのふ)の—まで、人間の種ならぬぞやんご...
すえ‐ばこ【居箱/居筥】
法会のとき、導師の僧のそばに置く、ふたのない長方形の木箱。法具・表白(ひょうびゃく)・経巻や説教の原稿などを入れる...
すえ‐ひと【陶人】
陶工。すえつくり。「—の作れる瓶(かめ)を」〈万・三八八六〉
すえ‐ひろ【末広】
1 しだいに末のほうが広がること。末広がり。「湖面に—の航跡をしるす」「—形」 2 しだいに栄えること。末広がり。...
すえひろ‐いずたろう【末弘厳太郎】
[1888〜1951]民法・労働法学者。山口の生まれ。東大教授。第二次大戦後、労働三法の立案に参画。中央労働委員会...
すえ‐ひろがり【末広がり】
1 「末広(すえひろ)1」に同じ。「—の裾野(すその)」「—の八(はち)の字」 2 「末広2」に同じ。「家運が—に...
すえひろがり【末広がり】
狂言。末広がりを買いにいかされた太郎冠者がだまされて傘を求めて帰り、怒った主人に囃子(はやし)物を聞かせて機嫌をと...
すえひろ‐たけ【末広茸】
スエヒロタケ科のキノコ。枯れ木などに群生し、傘は半月形か扇形で、表面に粗い毛を密生し、灰白色を呈する。
すえひろ‐てい【末広亭】
東京都新宿区にある演芸場。明治30年(1897)に開場。第二次大戦で焼失したが、昭和21年(1946)に再建された...
すえひろ‐てっちょう【末広鉄腸】
[1849〜1896]政治家・ジャーナリスト・小説家。伊予の生まれ。本名、重恭(しげやす)。「朝野(ちょうや)新聞...
すえ‐びょうし【末拍子】
宮廷の御神楽(みかぐら)で、末方(すえかた)の主唱者。⇔本拍子(もとびょうし)。
すえ‐ふろ【据(え)風呂】
《「すいふろ(水風呂)」が、1箇所にすえつけるものという連想から音変化したものか》「水風呂(すいふろ)」に同じ。
すえ‐へ【末辺/末方】
1 物の先の方。「(竹ノ)本へをば琴に作り—をば笛に作り」〈継体紀・歌謡〉 2 山の頂の方。「三諸(みもろ)は人の...
すえ‐ほそり【末細り】
《「すえぼそり」とも》さき細り。「景気が—になる」
すえまつ‐けんちょう【末松謙澄】
[1855〜1920]政治家。豊前(ぶぜん)の生まれ。英国に留学し、伊藤内閣の法制局長官・逓信大臣・内務大臣を歴任...
すえ‐むすめ【末娘】
兄弟のうちで最年少の娘。
すえ‐もの【据(え)物】
1 据えておくもの。飾り物。置物。 2 罪人の死体などを土壇(どだん)に据えること。また、据えた死体。刀剣の試し斬...
すえ‐もの【陶物】
やきもの。陶器。「マイセン焼の—などあり」〈鴎外・文づかひ〉
すえもの‐し【陶物師】
陶器を作ることを職業とする人。陶工。
すえもの‐やど【据え物宿】
専属の私娼を置いている宿。「—に行きて分(わ)けの勤めも恥づかし」〈浮・一代女・六〉
すえよし【末吉】
姓氏の一。 [補説]「末吉」姓の人物末吉孫左衛門(すえよしまござえもん)
すえよし‐ぶね【末吉船】
江戸初期、末吉孫左衛門が徳川家康の朱印状を受けて、タイ・フィリピン・安南などに貿易のために渡航した大船。
すえよし‐まござえもん【末吉孫左衛門】
[1570〜1617]江戸初期の商人。大坂の人。名は吉安。徳川家康の厚遇を受け、朱印船で巨利を得た。銀座の役人にな...
す・える【据える】
[動ア下一][文]す・う[ワ下二] 1 物を、ある場所に動かないように置く。「大砲を—・える」「三脚を—・える」 ...
す・える【饐える】
[動ア下一][文]す・ゆ[ヤ下二]飲食物が腐って酸っぱくなる。「御飯が—・える」「—・えたにおい」
スエレクトロン
⇒セレクトロン
スエー
⇒スウェー
スウェーデン
スカンジナビア半島東部を占める立憲王国。正称、スウェーデン王国。首都ストックホルム。1523年デンマークから独立。...
スエーデン
⇒スウェーデン
スエード
子牛・子ヤギなどの裏皮を短くけばだたせた柔らかい皮革。手袋・ジャンパー・靴などに用いる。スウェード。