そこち‐けん【底地権】
「底地」に同じ。
そこちけん‐しゃ【底地権者】
借地権などの使用収益権が設定されている土地の所有者。
そこ‐ぢから【底力】
ふだんは表面に出ないがいざというときに出てくる強い力。「大事な場面で—を発揮する」
そ‐こつ【粗忽/楚忽】
[名・形動] 1 軽はずみなこと。そそっかしいこと。また、そのさま。軽率。「—な男」「—な振る舞い」 2 不注意な...
そこ‐つ‐いわね【底つ磐根】
地の底にある岩。「大宮地(おほみやどころ)の—の極み」〈祝詞・大殿祭〉
そこつ‐ざい【粗骨材】
コンクリートに用いられる骨材のうち、粒径が5ミリメート以上のもの。JISでは5ミリメートルのふるいで、重量にして8...
そこ‐つち【底土】
下層にある土。下の方の土。
そこつち‐けん【底土権】
他人が開墾して小作・耕作の権利をもつ土地の所有権。→上土(うわつち)権
そこつつのお‐の‐みこと【底筒之男命】
住吉大社に祭られている三神の一。→住吉神(すみのえのかみ)
そこつ‐もの【粗忽者】
粗忽な人。そそっかしい人。おっちょこちょい。
そこ‐づみ【底積み】
1 荷物を積むとき、いちばん下に積むこと。また、その荷物。「—にする」 2 「底荷」に同じ。
そこ‐づり【底釣(り)】
釣りで、おもりや餌(えさ)を水底まで沈めて釣ること。
そこ‐で【其処で】
[接] 1 前述の事柄を受けて、次の事柄を導く。それで。そんなわけで。「いろいろ意見された。—考えた」 2 話題を...
ソコト
ナイジェリア北西部の都市。ソコト州の州都。ニジェール川の支流ソコト川沿いに位置する。19世紀初頭、フラニ族のウスマ...
其処(そこ)とな・し
どこと特定するわけでなく、全体にわたっている。一帯にわたっている。「—・く山路は雪にうづもれて名を頼みこし白川の関...
其処(そこ)とも知(し)ら◦ず
どこをどうということもなく。どこともわからない。「思ふどち—◦ず行き暮れぬ花の宿かせ野辺のうぐひす」〈新古今・春上〉
ソコトラ‐ぐんとう【ソコトラ群島】
《Socotra Archipelago》⇒ソコトラ諸島
ソコトラ‐しょとう【ソコトラ諸島】
《Socotra Archipelago》アラビア海にあるソコトラ島を主島とする諸島。ソコトラ群島。スコトラ諸島。...
ソコトラ‐とう【ソコトラ島】
《Socotra》アラビア海にある島。イエメン共和国領。アラビア半島からはアデン湾を隔てて南約300キロメートル、...
そこ‐とり【底取り】
茶道で、炉や風炉などの灰をすくい取る灰匙(はいさじ)。柄は竹の皮を巻き、その上を紺糸で巻き上げてある。
そこ‐どころ【其処所】
[名](あとに打消しの語を伴って用いる)それどころ。「娘は—で無いから頻りに迫る」〈風葉・青春〉 [代]中称の指示...
そこ‐な【其処な】
[連体]《「そこなる」の音変化》そこにいる。そこにある。そこの。「顔を上げて—男女(ふたり)を見ることが出来ぬ」〈...
そこな・う【損なう/害う】
[動ワ五(ハ四)] 1 物をこわして、だめにする。傷つける。「器物を—・う」 2 人の気持ちやからだの調子を悪くす...
そこ‐なし【底無し】
1 底がないこと。どこまでいっても底に達しないこと。際限なく深いこと。「—の沼」 2 きりがないこと。「—の大酒飲み」
そこ‐なだれ【底雪崩】
⇒全層雪崩(ぜんそうなだれ)
そこ‐に【底荷】
船舶の積み荷が少ないときなど、重心を下げて転覆を防ぐために船底に積む砂・石・水など。底積み。バラスト。
其処(そこ)に山(やま)があるから
⇒山が其処にあるから
そこ・ぬ【損ぬ】
[動ナ下二]「そこねる」の文語形。
そこ‐ぬけ【底抜け】
[名・形動] 1 物の底が抜けて、ないこと。また、その物。「—のバケツ」 2 程度が並外れていて、際限がないこと。...
そこぬけ‐さわぎ【底抜け騒ぎ】
酒宴などで、歌ったり踊ったりして度外れに騒ぐこと。ばか騒ぎ。
そこぬけ‐じょうご【底抜け上戸】
非常な大酒飲み。酒豪。「そんならおれももう一盃やらう、と負けず劣らぬ—」〈滑・八笑人・初〉
そこぬけ‐やたい【底抜け屋台】
祭りなどのときに出す、床(ゆか)のない踊り屋台。周囲の囲いだけで、囃子方(はやしかた)はその中の地上に立って屋台と...
そこ‐ね【底値】
相場がいちばん低いときの値段。⇔天井値。
そこ・ねる【損ねる】
[動ナ下一][文]そこ・ぬ[ナ下二] 1 ㋐人の気持ちを傷つける。「機嫌を—・ねる」「感情を—・ねる」 ㋑からだの...
そこ‐のけ【其処退け】
1 「其方退(そっちの)け」に同じ。「もう勝負は—のありさまで」〈康成・抒情歌〉 2 名詞に付いて、それをしのぐほ...
そこ‐はえなわ【底延縄】
タラなどの底魚をとるため、海底に固定する延縄。→延縄(はえなわ)
そこはか‐と
[副]《「其処(そこ)は彼(か)と」の意という》 1 (あとに打消しの語を伴って用いる)どこそことはっきりとは。確...
そこはかと‐な・い
[形][文]そこはかとな・し[ク]何となくある事が感じられるさま。どこがどうということでない。「—・く漂う香り」
そこ‐ば【若干/幾許】
[副]「そこばく」に同じ。「神(かむ)からや—貴き」〈万・三九八五〉
そこ‐ばい【底這い】
相場や景気で、下落した状況が続くこと。経済活動が低調のまま、その状態が続くこと。「当面の輸出は—が続く」「粗鉄生産...
そこば‐く【若干/幾許】
[副] 1 いくらか。いくつか。そくばく。「運動費の—を寄附した事もあった」〈広津和郎・風雨強かるべし〉 「—選ば...
そこ‐ばなれ【底離れ】
景気が最悪の停滞期を脱し、上昇傾向に転じつつある状態。→底入れ →底割れ
そこ‐ひ【底翳/内障】
眼球内に障害があって物の見えなくなる病気。ひとみの色によって、白そこひ(白内障)・青そこひ(緑内障)・黒そこひ(黒...
そこ‐びえ【底冷え】
[名](スル)からだのしんまで冷えること。また、そのように寒いこと。「—する夜」《季 冬》
そこ‐びかり【底光り】
[名](スル)奥底に光がひそんでいるように見えること。また、その光。深みのある人柄・技芸などについてもいう。「磨き...
そこ‐びきあみ【底引(き)網/底曳き網】
引き網の一。袋網とその左右につく袖網(そであみ)、および引き綱とからなり、海底で網を引き回して底魚を捕る。
其処(そこ)へ行(ゆ)くと
そういう点からいうと。その点に関しては。「宮仕えは窮屈だ。—自営業は気楽だ」
其処(そこ)へ持(も)って来(き)て
さらに加えて。そのうえ。「雨がやまなかった。—風がひどく吹き出した」
そこ‐ほど【其処程】
[代]中称の指示代名詞。そこらあたり。そこら。「このごろの人の家の—にてぞありけんと覚え」〈徒然・七一〉
そこ‐ほん【底本】
「ていほん(底本)」に同じ。