ただ‐ばたらき【只働き】
[名](スル) 1 報酬をもらわないで働くこと。「厚意で—する」 2 働いてもその効果のないこと。「努力が—に終わる」
ただ‐びと【徒人/直人/只人】
《古くは「ただひと」》 1 普通の人。常人。凡人。「げに—にはあらざりけりとおぼして」〈竹取〉 2 天皇や皇族に対...
た‐だま【手玉】
手くびに巻きつけた装飾用の玉。「足玉も—もゆらに織る服(はた)を」〈万・二〇六五〉
ただ‐み【直身/正身】
本人自身。「家人の斎(いは)ひ待たねか—かも過ちしけむ」〈万・三六八八〉
ただみ【只見】
福島県西部、南会津郡の地名。只見川とその支流の伊南(いな)川流域に位置する。日本有数の豪雪地帯。
ただみ‐がわ【只見川】
福島県西部を北流する川。尾瀬に発し、阿賀野川に合流する。長さ137キロ。奥只見・田子倉など発電用ダムが多い。
ただみ‐せん【只見線】
上越線小出(こいで)と磐越西線会津若松とを結ぶJR線。昭和46年(1971)全通。大部分が福島県西部の只見川沿いを...
ただ‐むか・う【直向かふ】
[動ハ四]まっすぐに向く。じかに向き合っている。「御食(みけ)向かふ淡路の島に—・ふ敏馬(みぬめ)の浦の」〈万・九四六〉
ただむき【腕/臂】
うで。肩からひじまでを「かいな」というのに対して、ひじから手首までの部分。「白—枕(ま)かずけばこそ」〈記・下・歌謡〉
ただ‐め【直目】
直接に見ること。まのあたりに見ること。「語り継ぐからにもここだ恋しきを—に見けむ古壮士(いにしへをとこ)」〈万・一...
ただ‐もの【只者/徒者】
普通の人。尋常の人。なみの人。多く打消しの語を伴って用いる。「あの不敵な面構えは—ではない」
ただ‐もんめ【只匁】
《「匁」は昔の金銭の単位》ただ。無料。「下戸(げこ)の処へ、おまけに—の妓(こ)なんですから」〈鏡花・卵塔場の天女〉
ただ‐ゆうけい【多田裕計】
[1912〜1980]小説家・俳人。福井の生まれ。「長江(ちょうこう)デルタ」で芥川賞受賞。戦後、石田波郷(はきょ...
ただよ・う【漂う】
[動ワ五(ハ四)] 1 空中・水面などに浮かんで揺れ動く。一つ所にとどまらずゆらゆら動いている。「波のまにまに—・...
ただよし【忠吉】
[1572〜1632]江戸初期の刀工。肥前の人。本名、橋本新左衛門。埋忠明寿(うめただみょうじゅ)に学び、鍋島家に...
ただよわ・し【漂はし】
[形シク]落ち着かず頼りない。不安定だ。「みな思ふさまに定まり、—・しからで、あらまほしくて過ぐしたまふ」〈源・蛍〉
只(ただ)より高(たか)いものはない
ただで何かをもらうと、代わりに物事を頼まれたりお礼に費用がかかったりして、かえって高くつく。
ただよわ・す【漂わす】
[動サ五(四)] 1 ただようようにする。ただよわせる。「梅の香をあたりに—・す」「口もとに微笑を—・す」 2 よ...
ただら‐め【爛ら目】
「爛(ただ)れ目」に同じ。
ただ・る【爛る】
[動ラ下二]「ただれる」の文語形。
ただれ【爛れ】
ただれること。また、ただれた状態。
ただれ‐め【爛れ目】
目のふちが赤くただれる病気。また、その目。ただらめ。
ただ・れる【爛れる】
[動ラ下一][文]ただ・る[ラ下二] 1 炎症などのために皮膚や肉がやぶれくずれる。「傷口が—・れる」 2 物事に...
ただんしき‐ロケット【多段式ロケット】
機体を数段に分け、第一段から次々に点火して燃焼噴射させ、燃焼ずみの部分を順次切り離す方式のロケット。
ただん‐へんそくき【多段変速機】
大小の歯車を組み合わせて、機械の回転速度を変える装置。有段変速機。→無段変速機