たな‐ぐも【棚蜘蛛】
タナグモ科のクモの総称。家屋内の薄暗い隅に棚状の網を張るイエタナグモ、生け垣などに棚状の網を張るクサグモ・コクサグ...
たな‐ぐもり【棚曇(り)】
《「たな」は接頭語》空一面に雲が広がること。すっかり曇ること。とのぐもり。
たな‐ぐも・る【棚曇る】
[動ラ四]空一面に雲が広がる。すっかり曇る。とのぐもる。「—・り雪は降り来(く)さ曇り雨は降り来(く)」〈万・三三一〇〉
たなぐら【棚倉】
福島県南東部、東白川郡の地名。もと丹羽氏の城下町。
タナグラ
古代ギリシャのボイオティア地方にあった都市。
タナグラ‐にんぎょう【タナグラ人形】
古代ギリシャで作られたテラコッタ製の彩色人形。ヘレニズム時代の風俗を表す。タナグラ地方の墳墓から出土したのでこの名...
たなぐら‐まち【棚倉町】
⇒棚倉
たな‐こ【店子】
家を借りている人。借家人。⇔大家(おおや)。
タナ‐こ【タナ湖】
《Lake Tana》エチオピア北西部にある同国最大の淡水湖。青ナイルの源流。30以上の島が点在する。島や湖岸にあ...
たなご【鱮】
1 コイ科タナゴ亜科の淡水魚。全長約10センチ。体は細長く、一対の口ひげは短く、背部は暗褐色、他は銀白色。産卵期の...
た‐なごい【手拭ひ】
てぬぐい。たのごい。「—の箱つかはすとて」〈続後拾遺・離別・詞書〉
たな‐ごおり【棚氷】
大陸氷河(氷床)が海に張り出して浮いている部分。厚さ100〜300メートル、先端部で卓状氷山を分離する。南極大陸の...
た‐な‐ごころ【掌】
《手の中心の意》てのひら。手の裏。たなうら。
掌(たなごころ)に◦する
手に握る。思いのままに支配する。「おいおい当城を—◦し」〈逍遥・桐一葉〉
掌(たなごころ)の中(うち)
手の中にあるように物事が思いのままになること。
掌(たなごころ)の玉(たま)
手の中の宝玉。大切なもの、また愛児・愛妻をたとえていう語。掌中の珠。
掌(たなごころ)を合(あ)わ・す
手を合わせて拝む。合掌する。「九院こぞって—・せ」〈太平記・一四〉
掌(たなごころ)を返(かえ)・す
1 物事がたやすくできることのたとえ。「—・すよりやさしいわざ」 2 簡単に態度や考え方などが変わることのたとえ。...
掌(たなごころ)を指(さ)す
物事がきわめて明白で疑問の余地もないことのたとえ。
たな‐さがし【棚捜し】
1 棚をさぐって物を求めること。特に、台所の棚をさがしての、盗み食い。 2 遊里で、揚屋の客が夜更けに起き出し、酒...
た‐な‐さき【手先】
1 手のさき。ゆびさき。 2 鷹狩りで、鷹を止めておく左手のゆびさき。徒前(たださき)。
たな‐さき【店前】
みせのまえ。みせさき。
たな‐ざらえ【棚浚え/店浚え】
[名](スル)在庫を整理するため、残っている商品の安売りをすること。たなざらい。「決算のために—する」
たな‐ざらし【棚晒し/店晒し】
1 品物が売れないで、いつまでも店に残っていること。また、その商品。 2 問題を未解決・未処理のまま、いつまでも放...
たなし【田無】
東京都中北部にあった市。青梅(おうめ)街道の宿場町として発達。西武新宿線が通じる住宅地。平成13年(2001)保谷...
たなし‐し【田無市】
⇒田無
たな‐した【店下】
商家の軒下。店さき。
たな‐したて【棚仕立て】
棚を作って果樹の枝を横に張らせる栽培法。ナシ・ブドウなどで行われる。
たな‐し・る【たな知る】
[動ラ四]十分に知る。わきまえる。「そを取ると騒く御民も家忘れ身も—・らず」〈万・五〇〉
た‐な‐すえ【手末】
手の先。指の先。「千引(ちびき)の石(いは)を—にささげて来て」〈記・上〉
たなすえ‐の‐みつぎ【手末の調】
上代の租税の一。女子が織った布帛(ふはく)を献じたもの。→弓弭(ゆみはず)の調(みつぎ)
た‐な‐そこ【手底/掌】
《「たなぞこ」とも》てのひら。たなごころ。「軒より雨滴(あまだれ)を—に受け」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
たな‐だ【棚田】
急な傾斜地に、階段状に作った田。ライステラス。
たな‐だて【店立て】
[名](スル)家主が借家人を追い立てること。
たな‐ちん【店賃】
家の借り賃。家賃。借家料。
たな‐つ‐もの【穀】
《田からとれる物の意》 1 稲の種子。また、稲。「稲を以て—と為す」〈神代紀・上〉 2 穀物。「五つの—を送り給ふ...
たな‐てまえ【棚点前】
茶の湯で、茶道具を棚に飾り付けておいて行う点前。
タナトス
ギリシャ神話で、死を擬人化した神。眠りの兄弟、また夜の子とされる。 フロイトの用語で、生の本能に対する、無機物の不...
タナ‐トラジャ
インドネシア中部、スラウェシ島中央部の山間地域の通称。オーストロネシア語系の先住民トラジャ人が多く居住し、名称は「...
たななし‐おぶね【棚無し小舟】
船棚のない小さな舟。丸木舟、一枚棚の小舟など。「いづくにか舟泊(ふなは)てすらむ安礼(あれ)の崎漕ぎたみ行きし—」...
タナナリブ
アンタナナリボの旧称。
棚(たな)に上(あ)・げる
知らん顔をして問題にしない。不都合なことには触れずにおく。「自分のことは—・げて人の悪口ばかり言う」
棚(たな)の物(もの)を取(と)って来(く)るよう
たやすく物が得られることのたとえ。
たな‐はし【棚橋】
手すりのない、板を渡しただけの橋。
たな‐ばた【七夕/棚機/織女】
五節句の一。7月7日の行事。この夜、天の川の両側にある牽牛(けんぎゅう)星・織女星が、年に一度会うといい、この星に...
たなばた‐おくり【七夕送り】
七夕が終わって飾り竹を川や海に流すこと。
たなばた‐おどり【七夕踊(り)】
⇒小町(こまち)踊り
たなばた‐つ‐め【棚機つ女】
1 織女星(しょくじょせい)のこと。「彦星と—と今夜(こよひ)逢ふ天(あま)の川門(かはと)に波立つなゆめ」〈万・...
たなばた‐づき【七夕月】
陰暦7月の異称。
たなばた‐まつり【七夕祭(り)】
「たなばた」に同じ。