なんか‐しんきょう【南華真経】
中国の書「荘子」の異称。
なんか‐しんじん【南華真人】
中国の思想家、荘周の異称。唐の玄宗が追贈した称号。
なんか‐てん【軟化点】
非晶質で明確な融点をもたない固形物質が、軟化して変形を起こしはじめる温度。軟化温度。
南柯(なんか)の夢(ゆめ)
はかない夢。また、栄華のむなしいことのたとえ。槐夢(かいむ)。槐安の夢。 [補説]昔、中国で、淳于棼(じゅんうふん...
なんか‐びょう【軟化病】
蚕の体が軟弱になって死ぬ病気。起縮(おきちぢみ)病・卒倒(たれこ)病など。細菌・ウイルスによって起こる。
なん‐かん【南漢】
中国の国名。五代十国の一。917年、劉龑(りゅうげん)が建国。広東・広西に勢力を張り、南海貿易で栄えたが、971年...
なん‐かん【難関】
1 通過するのがむずかしい関所。 2 切り抜けるのがむずかしい場面。打開するのが困難な事態。「入学試験の—を突破する」
なん‐かん【難艱】
《「なんがん」とも》苦しい目にあうこと。また、苦しい思いをすること。苦しみ。艱難。「始めは知らずと言ひけれども、—...
なんかん‐こう【難関校】
入学試験の難度が高い学校。
なん‐が【南画】
1 南宗画(なんしゅうが)の略称。 2 江戸中期以降、南宗画の影響のもとに独自の様式を追求した新興の画派の作品。大...
なん‐がく【南学】
土佐で興り発達した日本の朱子学の一派。室町末期の南村梅軒を祖とし、谷時中・小倉三省・野中兼山・山崎闇斎らが著名。現...
なん‐がく【南岳】
中国の五岳の一、衡山(こうざん)の異称。
なんがく‐えじょう【南岳懐譲】
[677〜744] 中国、唐代の禅僧。慧能に師事。湖南省南岳の般若寺に住み、独自の禅風を広めた。その法系から臨済・...
ナンガ‐パルバット
カシミール地方、パキスタン支配地域にあるヒマラヤ山脈西部の高峰。標高8125メートル。1895年の登高の試み以来、...
なん‐がん【南岸】
南側の岸。
なんがん‐ていきあつ【南岸低気圧】
日本の南海上を発達しながら東から北東の方向に進む低気圧。冬から春にかけて発生しやすく、太平洋側の地域に雪や雨を降らせる。
なんガンマせん‐リピーター【軟γ線リピーター/軟ガンマ線リピーター】
不規則な周期でγ線や硬X線の突発的な放射を繰り返す天体。ふつうγ線バーストのγ線のエネルギーより低い。強い磁場をも...
なん‐き【南紀】
《紀伊国南部の意》和歌山県南部から三重県南部にまたがる地域。紀南(きなん)。
なんきしらはま‐くうこう【南紀白浜空港】
和歌山県西牟婁(にしむろ)郡白浜町にある空港。地方管理空港の一。昭和43年(1968)開港。愛称、熊野白浜リゾート空港。
なん‐きつ【難詰】
[名](スル)手きびしく非難すること。きびしく問いつめること。「不注意を—する」
なんき‐ぶんこ【南葵文庫】
東京都港区にあった図書館。明治35年(1902)旧紀州藩主徳川頼倫(とくがわよりみち)が自邸に設立、明治41年(1...
なん‐きゅう【軟球】
軟式のテニス・卓球・野球などで用いるボール。硬式用のボールよりも軽くて軟らかい。⇔硬球。
なん‐きゅう【難球】
球技で、打ったり取ったりしにくい球。
なん‐きょう【南京】
「南都」に同じ。
なん‐きょう【難境】
困難な境遇。切り抜けるのがむずかしい事態。
なんきょう‐さんえ【南京三会】
⇒三会(さんえ)3
なんきょうしんしょう【南京新唱】
会津八一の第1歌集。大正13年(1924)刊行。南京は奈良のこと。昭和15年(1940)刊行の歌集「鹿鳴集」に全作...
なん‐きょく【南曲】
中国の戯曲の一。南宋のころ、浙江(せっこう)省温州の地方劇を母体として成立、明代に元曲の衰微とともに盛んになった。...
なん‐きょく【南極】
1 地軸が南半球で地表と交わる点。南極点。 2 地軸の延長線が南側で天球と交わる点。天の南極。 3 地磁気の南の...
なん‐きょく【難曲】
演奏するのがむずかしい曲。また、能・狂言で高度な演技力を求められる演目。
なん‐きょく【難局】
困難な局面。処理のむずかしい重大な情勢。「—を乗り切る」「—に立つ」
なんきょく‐あく【南極亜区】
動物地理区の一。大洋区に属し、南極大陸を含む地域。アザラシ・ペンギンが特徴。
なんきょく‐いんせき【南極隕石】
南極大陸で発見された隕石の総称。数と種類が多く、雪氷上にあるため目視による発見が容易。また風化が進みにくく、ほとん...
なんきょく‐エイトケンぼんち【南極エイトケン盆地】
月の裏側の南極付近にあるクレーター。直径約2500キロメートルで、月面最大、かつ知られている限り太陽系最大級のクレ...
なんきょく‐おうだんさんち【南極横断山地】
南極大陸を横断するように走る山脈。全長約3500キロメートル、ロス海側のビクトリアランドのアデア岬からウェッデル海...
なんきょく‐おうだんさんみゃく【南極横断山脈】
⇒南極横断山地
なんきょく‐かい【南極海】
南極大陸を囲む、南緯55度付近までの海域。太平洋・大西洋・インド洋の南端にあたる。南大洋。南氷洋。南極洋。
なんきょく‐かいきょう【南極海峡】
南極大陸の南極半島北東端とジョインビル諸島を隔てる海峡。長さ約50キロメートル、幅10〜20キロメートル。1902...
なんきょく‐かんそくきち【南極観測基地】
各国が協力して観測するために南極に設置された基地。1957〜1958年の国際地球観測年の一環事業として行われた。日...
なんきょくかんそく‐たい【南極観測隊】
⇒南極地域観測隊
なんきょく‐かんりゅう【南極環流】
南極大陸の周囲を西から東へ向かって時計回りに流れる海流。流れの中心は南緯50度から60度付近にある。周南極海流。環...
なんきょく‐く【南極区】
植物区系の一。南アメリカ南部のパタゴニア、ニュージーランド南部、および南極大陸などを含む地域。ナンキョクブナが特徴。
なんきょく‐けん【南極圏】
南緯66度33分の緯線、または、それより南の地域。冬至には太陽が一日中地平線下に沈まず、夏至には地平線上に太陽が現...
なんきょくけんきゅう‐かがくいいんかい【南極研究科学委員会】
⇒エス‐シー‐エー‐アール(SCAR)
なんきょくこうきょうきょく【南極交響曲】
《原題、(イタリア)Sinfonia antartica》R=V=ウィリアムズの交響曲第7番。1949年から195...
なんきょく‐こうげん【南極高原】
南極大陸内陸部の高原地帯。南極点を含む直径約1000キロメートルの地域を指し、平均標高は3000メートルにおよぶ。...
なんきょく‐こうち【南極高地】
⇒南極高原
なんきょく‐しゅう【南極州】
「南極地方」に同じ。
なんきょく‐しゅうきょくかいりゅう【南極周極海流】
「南極環流」に同じ。南極周極流。
なんきょく‐しんどう【南極振動】
南極と南半球中緯度地域の気圧が相反する傾向で変動する現象。南極の気圧が平年よりも高いと中緯度地域の気圧は平年より低...