なさり◦ます
[連語]《動詞「なさる」の連用形+丁寧の助動詞「ます」》 1 尊敬語「なさる」の丁寧表現。「どうぞ—◦ましたか」〈...
なさり◦やす
[連語]《「なさります」の音変化》「なさります2」に同じ。「さあおあがり—◦やし」〈洒・娼註銚子戯語〉
ナサリン
ペレス=ガルドスの小説。1895年刊。迫害を受けながら巡礼の旅に出た神父の生き方を描く。1958年、ルイス=ブニュ...
なさ・る【為さる】
[動ラ五(四)] 1 「する」「なす」の尊敬語。あそばす。「研究を—・る」 2 (補助動詞)他の動詞の連用形や動作...
なされ◦ます
[連語]《動詞「なされる」の連用形+丁寧の助動詞「ます」》 1 尊敬語「なされる」の丁寧表現。「これを—◦ましては...
なさ・れる【為される】
[動ラ下一][文]なさ・る[ラ下二] 1 「なさる1」に同じ。「そんなにあわててどう—・れたのですか」 2 「なさ...
ナサロ
⇒ナタロ
なさん・す【為さんす】
[動サ特活]《「なさります」の音変化》「なさる」の丁寧語。多く補助動詞として用いる。…なさいます。…なされます。「...
な‐ざし【名指(し)】
[名](スル)名前をあげてそれと指定すること。指名。「—で非難する」「犯人を—する」
な‐ざ・す【名指す】
[動サ五(四)]それと名をさし示す。指名する。「—・して回答を求める」
ナザレ
ポルトガル西部、大西洋に面する港町。名称は、4世紀に聖職者がイスラエルのナザレから聖母像を持ち込んだことにちなむ。...
ナザレ
イスラエル北部の都市。ガリラヤ高地の南部にある。イエス=キリストの生地で、生涯の大半をここで過ごしたと伝えられ、受...
ナザレス
⇒ナザレ
ナザレせいぼ‐だいせいどう【ナザレ聖母大聖堂】
《Basílica de Nossa Senhora de Nazaré》ブラジル北部、パラー州の都市ベレンにある...
ナザレ‐だいせいどう【ナザレ大聖堂】
《Basílica de Nazaré》⇒ナザレ聖母大聖堂
ナザレ‐は【ナザレ派】
19世紀初頭、古典主義への反動として興ったドイツの画派。初期ルネサンス絵画に範をとり、宗教画の復興を企図した。オー...
ナザレ‐びと【ナザレ人】
1 ナザレの人。特に、キリストの称。 2 初代のキリスト教徒に対して、それ以外のユダヤ人が用いた呼称。
なし【生し】
《動詞「な(生)す」の連用形から》産むこと。「父母が—のまにまに箸(はし)向かふ弟(おと)の命は」〈万・一八〇四〉
なし【成し/為し】
《動詞「な(成)す」の連用形から》そのようにすること。しむけること。しわざ。「心の—にやあらむ」〈源・宿木〉
なし【梨/梨子】
バラ科ナシ属の落葉高木。葉は卵円形。春の終わりごろ、白い5弁花をつけ、秋に大形で果皮に斑点のある実を結ぶ。果樹とし...
なし【無し】
1 無いこと。無(む)。「抜け駆けは—にしよう」 2 名詞などに付いて複合語をつくり、…のないこと、…ない人、の意...
なし‐あ・ぐ【成し上ぐ】
[動ガ下二]昇進させる。位をのぼらせる。「上達部(かんだちめ)には、我しあれば、今日明日と言ふばかりに—・げてむ」...
なし‐うち【梨子打ち】
《「な(萎)やしう(打)ち」の音変化。柔らかに作る意》「梨子打ち烏帽子(えぼし)」の略。
なしうち‐えぼし【梨子打ち烏帽子】
黒の紗(しゃ)や綾に漆を粗く塗って作った、先のとがった揉(もみ)烏帽子。近世は縁に鉢巻きをつけ、鎧直垂(よろいひた...
なし‐うり【梨瓜】
マクワウリの一品種。実は卵形で、果皮は灰白色。果肉は水分が多く甘味が強い。中国の原産で、明治初年に渡来。
なし‐かん【梨羹】
ナシの実をすりおろして漉(こ)した汁に、寒天・砂糖などを加えて流し固めた菓子。
なし‐くずし【済し崩し】
1 物事を少しずつかたづけていくこと。「—に努力する」 2 物事を少しずつ変化させ、うやむやにしてしまうこと。「企...
なし‐くず・す【済し崩す】
[動サ五(四)]なしくずしにする。「じみちに稼ぎ稼ぎ借金を—・し」〈鏡花・湯島詣〉
ナシ‐ゴレン
《ナシはご飯、ゴレンは炒(いた)める、油で揚げるの意》インドネシア料理の一つで、辛味のきいた焼き飯風のもの。
なし‐しゅ【梨酒】
ナシの実のしぼり汁を発酵させて造った酒。また、ナシの実を焼酎と砂糖で漬けた果実酒。
なし‐じ【梨子地】
1 蒔絵(まきえ)の地蒔(じま)きの一。漆を塗った上に梨子地粉を蒔き、乾燥後、梨子地漆を塗って、漆を透かして梨子地...
なしじ‐うるし【梨子地漆】
梨子地に用いる、黄色味を帯びた透明度の高い漆。生漆(きうるし)に雌黄(しおう)・梔子(くちなし)などを加えて作る。
なしじ‐おり【梨子地織(り)】
布の表面に縮緬(ちりめん)のしぼのようなものを出し、梨の実の表皮に似た外観をもたせた織物。婦人子供服地・着尺地・半...
なしじ‐ぬり【梨子地塗(り)】
梨子地に塗ること。また、その塗り物。
なしじ‐ふん【梨子地粉】
梨子地に用いる金銀の粉末。平目粉(ひらめふん)をさらに平らに薄く細かくしたもの。
なしじょう‐か【梨状果】
花托や萼(がく)の基部が多肉となって子房を覆い、果実の主要部分となる果実。ナシ・リンゴなどにみられる。
なし‐た・つ【成し立つ】
[動タ下二]りっぱに育てあげる。一人前に育てる。「御子ども腹々いと多かるに…みな—・て給ふ」〈源・蛍〉
なし‐だい【梨大】
「山梨大学」の略称。
なし‐つぼ【梨壺】
《庭に梨の木が植えられていたところから》昭陽舎(しょうようしゃ)の異称。
なしつぼ‐の‐ごにん【梨壺の五人】
天暦5年(951)村上天皇の命により、梨壺の和歌所で後撰集を撰集し、また万葉集の訓点を施した五人の寄人(よりうど)...
なし‐と・げる【成し遂げる/為し遂げる】
[動ガ下一][文]なしと・ぐ[ガ下二]物事を最後までやりとげる。また、みごとにやってのける。「研究を—・げる」「新...
ナシヌー
フィジー諸島、ビチレブ島東部の一地区。首都スバと空港があるナウソリの間に位置し、一大都市圏を形成。インド系住民が多...
なしのかたちをしたみっつのしょうひん【梨の形をした三つの小品】
《原題、(フランス)3 Morceaux en forme de poire》サティの四手連弾によるピアノ曲。19...
なしのき‐じんじゃ【梨木神社】
京都市上京区にある神社。祭神は三条実万(さんじょうさねつむ)・実美(さねとみ)。
梨(なし)の礫(つぶて)
投げられた礫のように、便りをやったのに返事のないこと。「梨」は「無し」に掛けたもの。「いくら使いをやっても—だ」
なしのもとしゅう【梨本集】
江戸中期の歌論書。3巻。戸田茂睡著。元禄11年(1698)成立、同13年刊。多くの例歌から、二条派の制詞・禁詞が根...
なしもと‐の‐みや【梨本宮】
旧宮家の一。明治3年(1870)伏見宮貞敬親王の子の守脩(もりおさ)親王が創立。昭和22年(1947)、臣籍降下。
なしもと‐ぼう【梨本坊】
三千院(さんぜんいん)の異称。
なし‐もの【鱁鮧】
塩辛(しおから)。また、魚醤(うおひしお)。
ナショナリゼーション
《「ナショナライゼーション」とも》国有化。国営化。