ひじょう‐しょく【非常食】
災害などの非常時に備えて、あらかじめ準備しておく食料。
ひじょう‐じ【非常時】
1 非常の事態が起こった時。「—の脱出口」 2 国家的、国際的に重大な危機に直面した時。「国家の—」
ひじょうじしき‐システム【非常時指揮システム】
⇒アイ‐シー‐エス(ICS)
ひじょう‐じたい【非常事態】
普段とは異なる、差し迫った危険のある状態。→国家非常事態
ひじょうじたい‐せんげん【非常事態宣言】
旧警察法で、国家に非常事態が生じたときに、内閣総理大臣が発する布告。→国家非常事態
ひ‐じょうじょう【非上場】
株式会社が自社の株式を証券取引所に上場していないこと。 [補説]証券取引所の上場基準を満たしていない場合、基準は満...
ひじょうじょう‐か【非上場化】
上場会社が証券取引所への株式の上場を取りやめること。
ひじょう‐じょうこく【非常上告】
刑事訴訟で、判決が確定したのち、その事件の審判が法令に違反したことを理由として、検事総長が最高裁判所に対して申し立...
ひじょう‐すう【被乗数】
乗法(掛け算)で、掛けられるほうの数。a×bのaをいう。→乗数
ひじょう‐せん【非常線】
重大な犯罪や災害などが発生したときに、一定の区域に警官を配置して検問や通行禁止などを行う警戒態勢。警戒線。「—を張る」
ひじょう‐たいけん【非常大権】
明治憲法下の天皇の大権の一。国家の非常時に、国民の権利を制限しうる権能。
ひじょう‐だっしゅつシュート【非常脱出シュート】
⇒脱出シュート
ひじょう‐だっしゅつスライド【非常脱出スライド】
⇒脱出シュート
ひ‐じょうにんりじこく【非常任理事国】
国際連合の安全保障理事会を構成する15か国のうち、五つの常任理事国以外の理事国。総会で選出され、任期は2年で、再選...
ひじょう‐ぶくろ【非常袋】
⇒非常持ち出し袋
ひじょう‐へんさい【非常変災】
地震・風水害、火山の噴火、毒劇物や放射能による災害などの緊急事態。→変災
ひじょう‐もちだしぶくろ【非常持(ち)出し袋】
地震や台風などの災害時、一時的に避難する際に必要なものを持ち出せるよう、まとめて入れておく袋。非常袋。防災袋。避難...
ひじょうよう‐ふくすいき【非常用復水器】
外部電源喪失などにより原子炉圧力容器が隔離され、主復水器で原子炉を冷却できない場合に、圧力容器内の蒸気を凝縮して水...
ひじょうよう‐ろしんれいきゃくそうち【非常用炉心冷却装置】
⇒イー‐シー‐シー‐エス(ECCS)
ひ‐じょうり【非条理】
[名・形動]道理にかなっていないこと。また、そのさま。
ひじょ‐すう【被除数】
除法(割り算)で、割られるほうの数。a÷bのaをいう。→除数
ひ‐じり【聖】
1 世の模範と仰がれる、知徳の高い人。聖人。 2 その道で特に技量にすぐれ、模範とされる人。「歌の—」 3 高徳の...
ひじり‐あんどん【聖行灯】
《高野聖の笈(おい)の形に似ているところからとも、また、聖窓に掛けるところからともいう》近世、遊郭の局見世(つぼね...
ひじり‐うし【聖牛】
河川に設置される水制用具の一。多くの丸太で三角錐(すい)を横に倒したような構造物をつくり、いくつかの蛇籠(じゃかご...
ひじり‐かすり【ひぢり掠り】
奪い取ったりかすめ取ったりすること。「まんざら—を食ふ様な、あい、女子でもござんせぬ」〈浄・浪花鑑〉
ひじり‐かた【聖方】
高野三方(こうやさんかた)の一。平安中期以降、高野山に隠遁して念仏修行した僧。のちには、同山を根拠地として勧進など...
ひじり‐こ【泥】
どろ。ひじ。〈和名抄〉
ひじり‐ことば【聖言葉】
僧侶の言葉。僧らしい言葉づかい。「例のおどろおどろしき—」〈源・橋姫〉
ひじり‐ざま【聖様】
僧らしいようすや振る舞い。世間離れしたようす。「いと世づかぬ—にて」〈源・橋姫〉
ひじり‐だけ【聖岳】
静岡・長野の県境、赤石山脈南部にある山。二峰からなり、東峰を奥聖岳(標高2982メートル)、西峰を前聖岳(標高30...
ひじり‐だ・つ【聖立つ】
[動タ四]高僧らしく見える。「いと—・ちすくすくしき律師にて」〈源・夕霧〉
ひじり‐づか【聖柄】
三鈷柄(さんこづか)の刀剣。一説に、柄に鮫皮(さめがわ)をかけない木地のままのものともいう。
ひじり‐ほうし【聖法師】
修行に専念する僧。「木練地(もくれんぢ)の念珠の大きなるくり下げたる—」〈宇治拾遺・一〉
ひじり‐まど【聖窓】
出格子よりも小さい、箱形の張り出し格子窓。江戸時代、遊郭の局見世(つぼねみせ)などに設けた。
ひじり‐め【聖目】
「聖目(せいもく)」を訓読みした語。「わが手もとをよく見て、ここなる—をすぐにはじけば」〈徒然・一七一〉
ひじ・る
[動ラ四]盗む。奪う。「この金を那智若衆めに…—・り取らりょと致した」〈浄・千本桜〉 [補説]歴史的仮名づかいを「...
ひじ・る【聖る】
[動ラ四]《名詞「ひじり(聖)」の動詞化》ひじりらしく振る舞う。戒律を厳しく守る。「若うより—・りて侍りしかば」〈...
肘(ひじ)を齧(か)・む
《「史記」呉起伝にある、衛の呉起が自分をばかにした三十余人を殺して故郷を出る時、自分の肘を噛んで、母に成功するまで...
肘(ひじ)を食(く)わ・せる
「肘鉄砲(ひじでっぽう)を食わせる」に同じ。
肘(ひじ)を張(は)・る
1 肘を突っ張っていかにも強そうなようすをする。威張る。 2 気負う。意地を張る。肩肘(かたひじ)張る。
肘(ひじ)を曲(ま)・げる
《「論語」述而から》肘を曲げて手枕(てまくら)をする。また、清貧の生活を楽しむたとえ。
ひじん‐しょ【肥人書】
上代、肥人(こまひと)が用いたといわれる文字。また、それによって書かれたもの。
ひ‐じんどうてき【非人道的】
[形動]人道的でないさま。「—な兵器」
ヒス
物の擦れ合うような音。録音テープを回したときなどに発生する雑音。「—ノイズ」
ヒス
「ヒステリー」の略。「—を起こす」
ひ・す【秘す】
[動サ五(四)]「ひ(秘)する」(サ変)の五段化。「ニュースの出所を—・す」 [動サ変]「ひ(秘)する」の文語形。
ひ‐すい【淝水】
中国安徽省中部の川。合肥付近を流れる。383年、東晋の謝玄が8万の兵を率い、前秦の苻堅の90万の大軍を破った古戦場。
ひ‐すい【翡翠】
1 カワセミの別名。雄が翡、雌が翠。 2 カワセミの羽の色。美しく光沢のある髪の色などにたとえる。翡翠色。 3 つ...
ひす・い
[形][文]ひす・し[ク]《近世上方語》ずるい。けちくさくて抜け目がない。「ひそかに太夫にやったがまし、と—・い了...
ひすい‐いろ【翡翠色】
⇒翡翠2