へん‐ぺい【扁平】
[名・形動]凹凸が少なく、ひらべったいこと。また、そのさま。「—な顔」
へんぺい‐コンジローム【扁平コンジローム】
梅毒の第2期に陰部・肛門や乳房の下などに生じる赤く平らな盛り上がり。接触による感染源となる。
へんぺい‐じょうひ【扁平上皮】
魚の鱗に似た薄く平らな細胞によって構成される上皮。皮膚・消化管・子宮頸部などにみられる。
へんぺいじょうひ‐がん【扁平上皮癌】
扁平上皮細胞から発生する癌(がん)。
へんぺい‐そく【扁平足】
足の裏が平たく、土踏まずがほとんどみられない足。
へんぺい‐りつ【扁平率】
地球のような回転楕円体が、球に比べてどの程度扁平であるかを表す量。赤道半径と極半径との差を、赤道半径で割った値で示す。
へんぺい‐りつ【偏平率】
自動車のタイヤで、タイヤ断面の幅Sに対する高さHの比。偏平率はH/S×100で表される。
へん‐ぺき【偏僻】
[名・形動] 1 かたよること。心がひねくれていること。また、そのさま。「—な人」「空想に—し写実に拘泥する者は」...
へんぺん【片々】
今井邦子の歌集。大正4年(1915)刊行。
へん‐ぺん【片片】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 きれぎれになっているさま。また、その一片が軽くひるがえるさま。「一葉の小舟—と...
へん‐ぺん【翩翩】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 軽くひるがえるさま。「衣を—と翻して」〈谷崎・魔術師〉 2 軽々しく落ち着かな...
へん‐ぼいん【変母音】
⇒ウムラウト
へん‐ぼう【辺防】
辺境の防備。国境の防備。
へん‐ぼう【変貌】
[名](スル)姿やようすが変わること。「畑が住宅地にすっかり—する」「—を遂げる」
へん‐ぼう【偏旁】
漢字の偏と旁(つくり)。
へん‐ぼう‐かん‐きゃく【偏旁冠脚】
漢字の偏と旁(つくり)と冠(かんむり)と脚(あし)。漢字の4種の構成部分の併称。
へん‐ぽう【返報】
[名](スル) 1 人がしてくれたことに対してむくいること。また、むくいるための行為や金品。返礼。「受けた親切に—...
へん‐ぽう【変報】
変事の知らせ。
へんぽう‐じきょう【変法自強】
中国、清朝末期の政治改革運動。康有為・梁啓超らが中心になり、議会政治を基礎とする立憲君主制の樹立をめざした。光緒帝...
へん‐ぽん【返本】
[名](スル)書店が仕入れた本を出版社などへ返すこと。また、その本。「版元に—する」
へん‐ぽん【翩翻】
[ト・タル][文][形動タリ]旗などが風にゆれ動くさま。「—とひるがえる日章旗」
へんま‐がん【片麻岩】
変成岩の一。広域変成作用でできた、粗い縞(しま)状構造をもつ岩石。鉱物組成は花崗岩(かこうがん)に似たものが多く、...
へん‐まひ【片麻痺】
上肢および下肢の、左右どちらかの側だけが麻痺した状態。大脳皮質から頸髄(けいずい)までの障害によって生じ、脳出血な...
へん‐まん【遍満】
[名](スル)広くいっぱいにいきわたること。「苦痛が全身に—して」〈谷崎・乳野物語〉
へん‐み【変味】
[名](スル)味が変わること。また、変わった味。
へんみ【辺見】
姓氏の一。 [補説]「辺見」姓の人物辺見(へんみ)じゅん辺見庸(へんみよう)
へんみ‐じゅん【辺見じゅん】
[1939〜2011]ノンフィクション作家・歌人。富山の生まれ。本名、清水真弓。父は角川源義(げんよし)。戦艦大和...
へん‐みょう【変名】
[名](スル)⇒へんめい(変名)
へんみ‐よう【辺見庸】
[1944〜 ]ジャーナリスト・小説家。宮城の生まれ。本名、秀逸。共同通信社に入社、外信部の記者となる。勤務のかた...
へん‐みん【辺民】
片田舎の住民。
へん‐む【片務】
契約当事者の一方だけが義務を負うこと。⇔双務。
へんむ‐けいやく【片務契約】
契約当事者の一方だけが債務を負担する契約。贈与・使用貸借など。⇔双務契約。
へんむ‐じょうやく【片務条約】
当事国・機関の一方だけが義務を負う条約。
へん‐めい【変名】
[名](スル)本名を隠して別の名を称すること。また、その名。へんみょう。
へん‐めん【変面】
中国の古典劇に伝わる、一瞬で面を変える演技。仕掛けは門外不出とされる。四川省の「川劇(せんげき)」の変面が有名。変...
へん‐めん【片面】
片方の面。かためん。
へん‐もく【編目/篇目】
文章の編や章につける題目。また、その表題。
へん‐やく【変易】
《連声(れんじょう)で「へんにゃく」とも》 1 「へんえき(変易)」に同じ。 2 「変易生死(へんやくしょうじ)」の略。
へん‐やく【変約】
[名](スル)約束を変えること。また、約束をまもらないこと。違約。
へんやく‐しょうじ【変易生死】
仏語。聖者が迷いの世界を離れて、輪廻(りんね)を超えた仏果に至るまでに受ける生死。→分段生死
へん‐ゆう【辺邑】
片田舎の村。また、国境の村。
へん‐よう【辺要】
辺境の要害。国境の要地。
へん‐よう【変容】
[名](スル)姿や形が変わること。姿や形を変えること。「街がめまぐるしく—する」 [補説]書名別項。→変容
へん‐よう【変様】
[名](スル)物のようすが変わること。「人々の暮らしが—する」
へんよう【変容】
伊藤整による小説。雑誌「世界」に連載されたのち、昭和43年(1968)に刊行。老人の性を描き話題となった。
へん‐らん【変乱】
事変で世の中が乱れること。
へん‐り【片理】
針状・柱状や板状の鉱物が一定方向に配列する岩石の構造。結晶片岩に特徴的にみられ、岩石は薄く平行に割れやすい。片状構造。
へんり‐きょうせい【片利共生】
片方の生物のみが利益を受け、他方には利害がないと考えられる共生。カクレウオとフジナマコの場合など。
ポントピダン
[1857〜1943]デンマークの小説家。自然主義の立場から社会の虚偽や偽善を描いた。1917年ノーベル文学賞受賞...
イプセン
[1828〜1906]ノルウェーの劇作家。思想劇・社会劇などにより、近代演劇の祖とされる。作「ブラン」「ペール=ギ...