やま‐おんな【山女】
1 「山姥(やまうば)1」に同じ。 2 アケビの別名。
やま‐かい【山峡】
《「やまがい」とも》山と山との間。谷間。やまあい。「—の鉱泉宿」
やま‐かがし【赤楝蛇/山楝蛇】
ナミヘビ科の爬虫(はちゅう)類。水田付近に多く、全長1〜1.5メートル、緑褐色に不規則な黒斑があり、胴の側面に紅斑...
やま‐かがち【蟒蛇】
大蛇。うわばみ。〈和名抄〉
やま‐かけ【山掛(け)】
1 マグロの角切りなどに、すりおろしたヤマノイモを掛けた料理。 2 「山掛け豆腐」の略。 3 山8㋑を掛けること。...
やまかけ‐どうふ【山掛(け)豆腐】
煮た豆腐にとろろ汁をかけた料理。芋掛け豆腐。
やま‐かげ【山陰】
山の陰になること。山にさえぎられること。また、その場所。「—に沈む月」
やま‐かげ【山影】
山の姿。山の形。また、それが水面などに映ったもの。
やま‐かご【山駕籠】
昔、山道などで用いた粗末な駕籠。竹で底を円形に編み、垂れがなく、丸棒または丸竹を通してかつぐ。山輿(やまごし)。
やま‐かじ【山火事】
山で起きた火事。山焼け。山林火災。
やま‐かずら【山蔓/山鬘】
1 ヒカゲノカズラの別名。 2 1で作った髪飾り。「あしひきの—の児(こ)今日行くと我に告げせば帰り来(こ)ましを...
やまかずら‐かげ【山蔓蔭】
ヒカゲノカズラの別名。「あしひきの—ましばにも得難きかげを置きや枯らさむ」〈万・三五七三〉
やま‐かせぎ【山稼ぎ】
山で、伐木・採薪・狩猟などをして生計を立てること。
やま‐かぜ【山風】
1 山に吹く風。山から吹いてくる風。 2 夜間、尾根から谷、谷から平野部へと吹き下ろす風。山の斜面が放射冷却し、重...
やま‐かた【山方】
《「やまがた」とも》 1 山のある地方。 2 《「やま」は比叡山のこと》比叡山延暦寺にかかわること。また、延暦寺の...
山(やま)片付(かたつ)・く
山のすぐ近くにある。片方が山に接している。「雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの—・きて家居せる君」〈万・一八四二〉
やま‐かっこ【山括弧】
文章表記中などで用いる‹ ›や« »の記号。引用や語の強調などに使う。山パーレン。ギュメ。ギメ。→括弧
やま‐から【山柄】
山のようす。その山の風格。「み吉野の吉野の宮は—し貴(たふと)くあらし」〈万・三一五〉
やま‐かわ【山川】
1 山と川。山や川。 2 山の神と川の神。「—も依りて仕ふる神の御代かも」〈万・三八〉 3 白酒のこと。山川酒。「...
やまかわ【山川】
姓氏の一。 [補説]「山川」姓の人物山川菊栄(やまかわきくえ)山川健次郎(やまかわけんじろう)山川登美子(やまかわ...
やまかわ‐きくえ【山川菊栄】
[1890〜1980]評論家・婦人運動家。東京の生まれ。山川均と結婚。伊藤野枝らと赤瀾会(せきらんかい)を結成、社...
やまかわ‐けんじろう【山川健次郎】
[1854〜1931]物理学者・教育家。福島の生まれ。米国に留学後、東大で物理学を教授。東大総長・九大総長・京大総...
やまかわ‐とみこ【山川登美子】
[1879〜1909]歌人。福井の生まれ。本名、とみ。新詩社に入り、「明星」で活躍。与謝野晶子・茅野雅子(ちのまさ...
やまかわ‐ひとし【山川均】
[1880〜1958]社会主義者。岡山の生まれ。同志社中退後、社会主義運動に接近、赤旗事件で投獄。大正11年(19...
やまかわ‐まさお【山川方夫】
[1930〜1965]小説家。東京の生まれ。本名、嘉巳(よしみ)。田久保英夫らと「三田文学」を復刊し編集長として活...
やまがわ‐わん【山川湾】
鹿児島県の薩摩半島南東端にある湾。約6400万年前に始まった火山活動によって形成された火口跡。西に連なる鰻池や池田...
やま‐かん【山勘】
勘でやまをはること。また、その勘。あてずっぽう。「—で答える」
やま‐かんむり【山冠】
漢字の冠の一。「岩」「崩」などの「山」の称。山偏とともに「山」の部首に属する。
やま‐が【山家】
山の中にある家。山里の家。また、山村。山里。
やまが【山鹿】
熊本県北部の市。江戸時代から宿場町・温泉町として発達。スイカ・メロンを産出。山鹿大宮神社があり、灯籠祭りが行われる...
やまが【山鹿】
姓氏の一。 [補説]「山鹿」姓の人物山鹿素行(やまがそこう)
山(やま)が当(あ)た・る
勘がぴたりと適中する。予想が当たる。「—・って満点を取る」
やま‐がえる【山蛙】
アカガエルの別名。
やまが‐おんせん【山鹿温泉】
熊本県山鹿市の中心にある温泉。泉質は単純温泉。
やま‐がき【山柿】
カキノキ科の落葉高木。山地に自生し、葉は広楕円形で互生。6月ごろ、黄緑色の花が咲き、果実は小さく渋い。カキの原種と...
やまがく‐だい【山学大】
「山梨学院大学」の略称。
やま‐がく・る【山隠る】
[動ラ四]山に隠れる。山の陰に入る。「置目もや淡海の置目明日よりはみ—・りて見えずかもあらむ」〈記・下・歌謡〉 [...
やま‐がくれ【山隠れ】
山に隠れること。山の陰に隠れること。また、その所。やまかげ。「あしひきの—なる桜花散り残れりと風に知らるな」〈拾遺・春〉
やま‐がさ【山笠】
1 祭礼のときなどにかぶる、上に飾りをつけた笠。 2 福岡市櫛田(くしだ)神社の博多祇園山笠に出る山車(だし)。
やまが‐し【山鹿市】
⇒山鹿
やま‐がしゅう【山何首烏】
サルトリイバラ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。本州以西の山地に自生し、葉柄に一対の巻きひげがある。葉は卵円形で先が...
やまが‐ずまい【山家住(ま)い】
山家に住むこと。また、その家。
やまが‐そこう【山鹿素行】
[1622〜1685]江戸前期の儒学者・兵学者。会津の人。江戸に出て儒学・兵学・神道・仏教・歌学などを修め、古学を...
山(やま)が其処(そこ)にあるから
《Because it is there.》英国の登山家マロリーの言葉で、エベレストに挑戦する理由として答えたもの...
やまが‐そだち【山家育ち】
山里で育つこと。また、育った者。
やま‐がた【山形/山型】
1 山のような形。やまなり。「荷物を—に積む」 2 鞍の前輪(まえわ)・後輪(しずわ)で、中央部の高くなったところ...
やまがた【山形】
東北地方南西部の県。日本海に面する。明治元年(1868)に出羽(でわ)から分かれた羽前(うぜん)の全域と羽後(うご...
やま‐がた【山県】
山にあるあがた。転じて、山の畑。「—に蒔ける青菜も」〈記・下・歌謡〉
やまがた【山県】
岐阜県中南部の市。岐阜市の北に位置する。平成15年(2003)高富町、美山町、伊自良村が合併して成立。旧郡名を新市...
やまがた【山県】
姓氏の一。 [補説]「山県」姓の人物山県有朋(やまがたありとも)山県大弐(やまがただいに)山県悌三郎(やまがたてい...