より‐そ・う【寄(り)添う】
[動ワ五(ハ四)] 1 もたれかかるように、そばへ寄る。「—・って歩く」 2 相手の気持ちを思いやって支える。「被...
より‐たおし【寄(り)倒し】
相撲のきまり手の一。土俵際で耐える相手のまわしを引きつけ、体を密着させて倒す技。
より‐たけ【寄り竹】
岸に流れ寄せられた竹。「—を柱にして、葦(あし)を結ひ」〈平家・三〉
より‐だ・す【選り出す】
[動サ五(四)]多くのものの中から選び分けて取り出す。えらびだす。えりだす。「真珠の大粒なのを—・す」
より‐ついせん【縒り対線/撚り対線】
⇒ツイストペアケーブル
より‐つき【寄(り)付き】
1 よりつくこと。そば近くへ寄ること。「兎に角に—を好くするこそ緊要なれ」〈福沢・学問のすゝめ〉 2 入ってすぐの...
よりつき‐そうば【寄(り)付き相場】
⇒寄り付き値段
よりつき‐ねだん【寄(り)付き値段】
寄り付き5で成立した値段。始値(はじめね)。寄り値。寄り付き相場。寄り付き値。⇔大引け値段。
より‐つ・く【寄(り)付く】
[動カ五(四)] 1 そばへ近づく。「だれも—・かなくなる」 2 取引所で、その日の最初の売買が成立する。「こじっ...
より‐て【因りて/依りて/仍りて】
[接]それだから。したがって。よって。「田崎来(きた)り見舞いぬ。武男は—母の近況を知り」〈蘆花・不如帰〉
より‐ど・る【選り取る】
[動ラ五(四)]《「よりとる」とも》多くのものの中から選んで取る。選び取る。えりとる。「安売りの品から—・る」
より‐どうぐ【寄(り)道具】
人を殺傷しないで捕らえるために用いる道具。十手(じって)・刺股(さすまた)・突棒(つくぼう)・袖搦(そでがら)みなど。
より‐どころ【拠り所/拠】
1 頼みとするところ。支えてくれるもの。「心の—」「生活の—を求める」 2 ある物事が成り立つもとになるもの。根拠...
より‐どり【選り取り】
多くのものの中から好きなものを自由に選び取ること。えりどり。「—三つで一〇〇〇円」
よりどり‐みどり【選り取り見取り】
好き勝手に選び取ること。選択が自由なこと。「売り手市場で仕事は—だ」
よりに‐よって【選りに選って】
[連語]他にもっと適当な選び方があると思われるのに、わざわざ変な選び方をして。こともあろうに。「—こんな時に言うなんて」
選(よ)りに選(よ)・る
1 念を入れて選ぶ。「プレゼントのスカーフを—・る」 2 ⇒選りに選って
より‐ぬき【選り抜き】
よりぬくこと。また、よりぬかれた人や物。えりぬき。「—の選手たち」
よりぬきのおんなたち【よりぬきの女たち】
《原題、(フランス)Choix des élues》ジロドゥーの長編小説。1939年刊。
より‐ぬ・く【選り抜く】
[動カ五(四)]多くの中から選んで抜き出す。えりぬく。「精鋭を—・く」
より‐ね【寄(り)値】
⇒寄り付き値段
より‐ば【寄(り)場】
1 人の寄り集まる所。よせば。 2 魚の寄り集まる所。釣りのポイント。 3 江戸時代、米市の立つ所。米市場。 4 ...
より‐びと【寄人】
1 「よりゅうど」に同じ。 2 「寄坐(よりまし)」に同じ。「—は今ぞ寄り来る」〈謡・葵上〉
より‐ふ・す【寄り臥す】
[動サ四]物に寄り添ってふす。もたれかかって寝る。「あくびおのれうちして—・しぬる」〈枕・二五〉
より‐ふね【寄り船】
遭難して海岸に漂着した船。「浦人これを見て、—あるやとて」〈浄・小袖そが〉
より‐ほか
[連語]⇒よりか
より‐ぼう【寄(り)棒】
寄り道具の一。刃物を払い落としたり、たたき伏せたりするのに用いる棒。
よりまさ【頼政】
謡曲。二番目物。世阿弥作。平家物語などに取材。旅僧の前に源頼政の霊が現れ、宇治川の合戦に敗れて、自害したありさまな...
より‐まし【寄坐/憑子/尸童】
《神霊の「寄り坐(ま)し」の意》修験者や巫子(みこ)が神降ろしをする際に、神霊を乗り移らせる童子や人形。
より‐み【寄(り)身】
相撲で、四つに組んで自分の体を相手につけ、前へ寄り進むこと。
より‐みち【寄(り)道】
[名](スル)目的地へ行く途中で、他の所へ立ち寄ること。また、回り道して立ち寄ること。「—して帰る」
より‐め【寄(り)目】
1 左右のひとみが内側に寄っていること。また、その目。内斜視の俗称。 2 文楽人形で、はめ込みになっている両眼球を...
より‐め【縒り目/撚り目】
より合わせた箇所。
より‐も【寄り藻】
岸に流れ寄った海草。「これは磯辺(いそべ)に—かく海士(あま)の捨て草」〈謡・松風〉
より‐も
[連語]《格助詞「より」+係助詞「も」》「より」を強めた言い方。 1 比較の基準を示す。「それ—こっちのほうがいい...
より‐もどし【縒り戻し】
⇒猿環(さるかん)
よ‐りゅう【余流】
本流から分かれた流れ。支流。分流。
よりゅうど【寄人】
1 平安時代以後、記録所・御書所などに置かれた職員。庶務・執筆などのことをつかさどった。 2 平安時代以後、朝廷の...
ヨリュク‐キョユ
トルコ北部の小都市サフランボルの東約10キロメートルに位置する村。トルコ語で「遊牧民の村」を意味し、トルクメン人の...
よ‐りょう【予料】
[名](スル)前もっておしはかること。予測。「—しがたき成り行き」
よ‐りょく【余力】
ある仕事をしてなお余っている力。ゆとり。「—を残す」「—があれば手伝おう」
より‐より【寄り寄り/度度/時時】
[副]《「より(度)」を重ねたもの》ときどき。ときおり。「彼等は—秘密に相語らい」〈秋声・縮図〉
より‐わけ【選り分け】
よりわけること。えりわけ。「果実の—作業」
より‐わ・ける【選り分ける】
[動カ下一][文]よりわ・く[カ下二]ある基準に従って区別する。また、基準にかなうものだけを選び取る。選別する。え...
縒(よ)りを掛(か)・ける
1 糸に縒りを施す。 2 「腕に縒りを掛ける」の略。「—・けて料理をつくる」
縒(よ)りを戻(もど)・す
1 縒り合わせたものをほどいてもとに戻す。 2 物事をもとの状態にする。特に、男女の仲を元通りにする。「前夫と—・す」
ヨリン‐アム
モンゴル南部、ゴルバンサイハン山脈にある渓谷。モンゴル語で「鷲(わし)の谷」を意味する。標高2200メートル。ナキ...