りゅう‐とう【流灯】
盂蘭盆(うらぼん)の16日の夜、灯火をともした灯籠(とうろう)を川などに浮かべて流すこと。また、その灯籠。灯籠流し...
りゅう‐とう【竜灯】
1 夜、海上に光が連なって見える現象。竜神が神仏にささげる灯火と言い伝えられるところからの名。不知火(しらぬい)。...
りゅう‐とう【竜頭】
「りょうとう(竜頭)」に同じ。
りゅうとう‐え【流灯会】
盂蘭盆の灯籠流しの行事。《季 秋》
りゅうとう‐き【竜灯鬼】
奈良興福寺所蔵の、天灯鬼と一対をなす彫像。寄せ木造り。着色。建保3年(1215)康弁作。胴体に竜がからみ、頭上に灯...
りゅうとう‐げきしゅ【竜頭鷁首】
⇒りょうとうげきしゅ(竜頭鷁首)
りゅうとう‐だび【竜頭蛇尾】
《「碧巌録」一〇則から。頭は竜、尾は蛇のようである意》初めは勢いがよいが、終わりは振るわないこと。「鳴り物入りの公...
りゅうとたたかうせいゲオルギウス【竜と戦う聖ゲオルギウス】
《原題、(イタリア)San Giorgio e il drago》ウッチェロの絵画。カンバスに油彩。白馬に跨(また...
りゅう‐ど【粒度】
粉・土・石・骨材などの大小の粒の分布状態。また、その粒子の大きさ。
りゅうど【流土】
1 斜面や河川を流れ落ちてきた土砂。 2 ⇒ソリフラクション
りゅう‐どう【流動】
[名](スル)流れ動くこと。また、移り変わること。「海水の—」「—する政局」
りゅう‐どう【竜胆】
「りんどう(竜胆)1」に同じ。「—の露いみじう置きたるに」〈丹鶴本御堂関白集・詞書〉
りゅうどうかしょり‐ど【流動化処理土】
建設残土などに、水とセメントや固化材を混ぜ合わせたもの。建設残土や泥土を再利用して埋め戻す流動化処理工法で用いられ...
りゅうどう‐がく【流動学】
⇒レオロジー
りゅう‐どうこう【硫銅鉱】
⇒輝銅鉱
りゅうどう‐しさん【流動資産】
企業の所有する資産のうち、現金・預金のほかに、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に現金化または費用化するか、あ...
りゅうどう‐しほん【流動資本】
生産資本のうち、1回の生産過程においてその価値全体が生産物に移転するもの。原材料・労働力など。→固定資本
りゅうどう‐しょく【流動食】
牛乳・果汁・くず湯・重湯(おもゆ)・スープなどの流動状の食物。消化しやすいので、病人食や離乳食に用いる。
りゅうどう‐せい【流動性】
1 固定しないで流れ動く性質。不定形に変化する性質。 2 ある資産について、損失を被ることなく、しかも直ちに貨幣に...
りゅうどうせい‐カバレッジひりつ【流動性カバレッジ比率】
「金融危機などの緊張状態が30日間継続したときに流出すると見込まれる資金額」に対する「短期間に現金化可能な資産」(...
りゅうどうせい‐ジレンマ【流動性ジレンマ】
⇒流動性のジレンマ
りゅうどうせい‐の‐ジレンマ【流動性のジレンマ】
特定の国の通貨を基軸通貨とする国際通貨制度のもとでは、基軸通貨の供給と信用の維持を同時に達成できない、という矛盾。...
りゅうどうせい‐の‐わな【流動性の罠】
金利がきわめて低い状態に陥ると債券よりも流動性のある貨幣を保有する傾向が高まり、中央銀行が金融緩和を行って通貨供給...
りゅうどうせい‐リスク【流動性リスク】
運用と調達の期間の不一致や予期せぬ資金の流失などによって、必要な資金を確保できなかったり、通常より高い金利での調達...
りゅうどう‐たい【流動体】
1 「流体」に同じ。 2 流動性のあるもの。流動しやすいもの。
りゅうどう‐てき【流動的】
[形動]その時々の条件によって動きが変わるさま。「決定前で—な情勢」
りゅうどう‐でんい【流動電位】
固体面に接する流体が動くとき、面に沿って生じる電位差。ガラスの毛細管の中に水を流すと、管の両端に電位差が生じる。界...
りゅうどう‐でんち【流動電池】
⇒フロー電池
りゅうどう‐パラフィン【流動パラフィン】
石油の比較的軽質の潤滑油留分から精製した無色・無味・無臭の油状液体。化粧品の原料や精密機械の潤滑油、軟膏の基剤など...
りゅうどう‐ひりつ【流動比率】
企業の、流動負債に対する流動資産の割合。パーセントで表す。会社の短期の返済能力を示す指標で、200パーセント以上が...
りゅうどう‐ふさい【流動負債】
企業の所有する負債のうち、貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に支払い期限が来るか、あるいは正常な営業循環過程に...
りゅうどう‐ぶつ【流動物】
1 流動する物。流動性のある物。 2 流動食。
りゅうどうモザイク‐モデル【流動モザイクモデル】
生体膜の基本構造についての模型の一。リン脂質分子の二重層からなり、親水性の部分を外側に向け、疎水性部分を内側に挟み...
りゅうど‐すい【竜吐水】
1 消火用具の一。水を入れた大きな箱の上に押し上げポンプを備えたもので、横木を上下させて水を噴き出させる。オランダ...
りゅう‐にゅう【流入】
[名](スル) 1 流体が流れ込むこと。「琵琶湖への—地点」「汚水が—する」⇔流出。 2 多くの人や金などが外部か...
りゅう‐にょ【竜女】
竜宮にいる竜王の娘。特に、沙羯羅(しゃがら)竜王の娘。8歳で悟りを開き、男子に生まれ変わって成仏したという。
りゅう‐にん【留任】
[名](スル)転任・退任などをせず、今までの役職にそのままとどまること。「—してもう一期会長を務める」
りゅう‐ねん【立年】
《「論語」為政の「三十にして立つ」から》30歳。また、壮年。男盛り。「内に—と見ゆる男の」〈浮・近代艶隠者〉
りゅう‐ねん【流年】
1 流れ去っていく年月。「もはら—に感じて心最も苦しぶ」〈菅家文草〉 2 年齢。とし。「いまだ—盛んなれば」〈浮・...
りゅう‐ねん【留年】
[名](スル)学生が進級・卒業するのに必要な単位を取得しないで、原級にとどまること。「就職が決まらず—する」
りゅう‐のう【竜脳】
1 樟脳(しょうのう)に似た芳香をもつ無色の昇華性の結晶。リュウノウジュの材を蒸留して得られ、人工的には樟脳・テレ...
りゅうのう‐ぎく【竜脳菊】
キク科の多年草。山地の日当たりのよい所に生え、高さ30〜60センチ。全体に白い毛があり、茎や葉に竜脳のような香りが...
りゅうのう‐じゅ【竜脳樹】
フタバガキ科の常緑大高木。高さ50メートルに達する。葉は厚く、楕円形。花は白色で芳香があり、球形で翼がある実を結ぶ...
竜(りゅう)の雲(くも)を得(う)る如(ごと)し
竜が雲を得て天に昇るように、英雄豪傑などが機を得て盛んに活躍するさまをたとえていう。竜に雲。
りゅう‐の‐たま【竜の玉】
ジャノヒゲの実。丸く、青紫色で、冬にできる。《季 冬》
りゅう‐の‐はし【竜の橋】
《Zmajski most》スロベニアの首都リュブリャーナを流れるリュブリャニツァ川に架かる、フランツ=ヨーゼフ1...
りゅう‐の‐ひげ【竜の鬚】
ジャノヒゲの別名。《季 花=夏 実=冬》「—の花いとほしめ庭男/梓月」
竜(りゅう)の鬚(ひげ)を蟻(あり)が狙(ねら)う
弱者が身の程を考えずに強者に立ち向かうことのたとえ。蟷螂(とうろう)の斧(おの)。
竜(りゅう)の鬚(ひげ)を撫(な)で虎(とら)の尾(お)を踏(ふ)む
きわめて危険なことをすることのたとえ。
りゅう‐は【立破】
仏語。因明(いんみょう)で、論議の際の主張と、それに対する反論のこと。また、自分の主張を立てて、他人の非説を破るこ...