うけもどし‐しょうけん【受戻証券】
証券と引き替えにするのでなければ、債務者が証券上の債務の履行を必要としない有価証券。手形・小切手・貨物引換証・倉庫...
うけ‐もど・す【受(け)戻す/請(け)戻す】
[動サ五(四)] 1 借り金を返して、質物や抵当物件を取り返す。うけだす。「質ぐさの指輪を流れる前に—・す」 2 ...
うけ‐やど【請(け)宿】
奉公人などの身元を引き受けて奉公先を世話する家。口入れ宿。桂庵(けいあん)。「—の老媼(おば)さまが言葉には」〈一...
うけ‐やま【請山】
1 江戸時代に、領主の持つ山林で、一定条件のもとに家臣や村または個人に貸与されたもの。 2 江戸時代、他村の持つ山...
うけら【朮】
植物オケラの古名。「恋しけば袖も振らむを武蔵野の—が花の色に出(づ)なゆめ」〈万・三三七六〉
うけらがはな【うけらが花】
江戸後期の歌文集。7巻。加藤千蔭(かとうちかげ)著。享和2年(1802)刊。自撰の歌を四季・恋などに分類、26編の...
うけ‐りょう【請料】
中世、請所(うけしょ)の契約をした地頭・名主らが、領主に納入することを請け負った年貢。請口(うけぐち)。
う・ける【受ける/請ける/享ける/承ける】
[動カ下一][文]う・く[カ下二] 1 自分の方に向かってくるものを、支え止めたり、取って収めたりする。受け止める...
ウケレウェ‐とう【ウケレウェ島】
《Ukerewe Island》アフリカ東部、ビクトリア湖にあるタンザニア領の島。ムワンザの北約45キロメートルに...
うけ‐わたし【受(け)渡し】
[名](スル) 1 受け取ることと渡すこと。「窓口で荷を—する」 2 取引所で売買成立後、代金と引き替えに現品の引...
う‐げき【羽檄】
《昔、中国で緊急の触れ文に鳥の羽を挟んだところから》急を要する檄文(げきぶん)。飛檄(ひげき)。羽書(うしょ)。「...
う‐げつ【雨月】
1 名月が雨で見られないこと。雨名月。雨の月。《季 秋》「くらがりに炭火たばしる—かな/波郷」 2 陰暦5月の異称...
うげつ【雨月】
謡曲。四番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。西行が、雨と月とどちらがよいかで争う風雅な老夫婦の家に投宿した夜、...
うげつそうさつじんじけん【雨月荘殺人事件】
和久峻三による推理小説。昭和63年(1988)刊行。実際の地方裁判所で用いられる調書・解剖報告書・証拠写真といった...
うげつものがたり【雨月物語】
江戸中期の読本。5巻。上田秋成作。明和5年(1768)成立。安永5年(1776)刊。和漢の典籍を素材とした、夢幻と...
う‐げん【右舷】
船尾から船首に向かって右側のふなばた。また、その方向。⇔左舷。
う‐げん【有験】
祈祷(きとう)・祈願してその効き目があること。また、その祈祷を行う僧など。「さる—の隠者が住居(すまい)致いて居る...
う‐げん【迂言】
1 時世や事情に疎い見当外れの言葉。自分の言葉を謙遜していうのにも用いる。 2 回りくどい言葉。
う‐げん【繧繝/暈繝】
「うんげん」の撥音の無表記。
うげん‐ばし【繧繝端】
「繧繝縁(うんげんべり)」に同じ。
うこう【禹貢】
古代中国の政治・地理書。書経の中の一編。著者・成立年代未詳。伝説上の聖王禹が、全国を九つの州に分け、各地の山脈・水...
う‐こう【烏江】
中国貴州省を流れる川。貴州高原に源を発し、重慶市の東で揚子江に注ぐ。長さ1018キロ。ウーチアン。 中国安徽(あん...
うこう‐こつ【烏口骨】
脊椎動物の肩帯にある骨。両生類・爬虫(はちゅう)類・鳥類に発達し、哺乳類では退化。烏喙(うかい)骨。烏啄(うたく)骨。
うこう‐しゅんすう【禹行舜趨】
《「荀子」非十二子から》うわべだけ夏(か)の禹王や舜帝などの聖人の動作をまねるだけで実質をもたないこと。
うこう‐とっき【烏口突起】
烏口骨が退化縮小し、肩甲骨に付着する小突起に変化したもの。単孔類以外の哺乳類にみられる。烏喙(うかい)突起。
うこう‐れんらくせん【宇高連絡船】
岡山県玉野市宇野と香川県高松市とを結んだ旧国鉄連絡船。昭和63年(1988)、瀬戸大橋線の開通で廃止。
うこぎ【五加/五加木】
ウコギ科の落葉低木。幹には鋭いとげがあり、葉は5枚の小葉からなる手のひら状の複葉。雌雄異株。初夏、黄緑色の小花が散...
ウコク‐こうげん【ウコク高原】
《Ukok/Укок》ロシア連邦南部、アルタイ共和国のアルタイ山脈にあるステップの高原。ユキヒョウ、ソウゲンワシ、...
うこ‐さべん【右顧左眄】
[名](スル)《右を見たり左を見たりする意から》周囲の状況ばかり気にして、自分の態度をなかなか決断しないこと。人の...
ウコック‐こうげん【ウコック高原】
《Ukok/Укок》⇒ウコク高原
うこっ‐けい【烏骨鶏】
鶏の一品種。小形で、絹糸のような羽毛で覆われ、羽色は白と黒があるが、皮膚・肉・骨は黒紫色。東アジアの原産。天然記念物。
うご‐つ・く【驟く】
[動カ四]《「うこづく」とも》動き揺れる。うごめく。「小升(こます)、横槌を枕として、目ばかり—・き」〈浮・二十不...
う‐こん【右近】
1 「右近衛府(うこんえふ)」の略。⇔左近。 2 「右近の橘(たちばな)」の略。 [補説]曲名別項。→右近
うこん【右近】
謡曲。脇能物。観世・宝生流。世阿弥作、観世小次郎信光加筆。鹿島の神職が、京都右近の馬場で桜葉明神と会い、共に花を賞する。
う‐こん【雨痕】
柔らかい堆積(たいせき)物の上に生じた雨滴の跡。石化して古い地層中に残るものもある。
う‐こん【鬱金】
1 ショウガ科の多年草。高さ約50センチ。根茎は黄色で多肉。バショウに似た長い葉を4、5枚出す。秋、大きな穂を出し...
うこん‐いろ【鬱金色】
ウコンの根茎で染めた濃い黄色。また、そのような鮮黄色。
うこん‐うつぎ【鬱金空木】
スイカズラ科の落葉低木。北海道、本州北部の深山に自生。葉は卵円形で縁に細かいぎざぎざがある。夏、黄緑色の花が咲く。...
う‐こんえ【右近衛】
「右近衛府」の略。
うこんえ‐の‐しょうげん【右近衛将監】
右近衛府の第三等官。従六位上相当。うこんのじょう。
うこんえ‐の‐しょうしょう【右近衛少将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の次官。正五位下相当。右近少将(うこんのしょうしょう)。
うこんえ‐の‐しょうそう【右近衛将曹】
右近衛府の第四等官。従七位下相当。
うこんえ‐の‐だいしょう【右近衛大将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の長官。従三位相当。多くは大臣・納言などが兼任。右近大将(うこんのだいしょう)。右大...
うこんえ‐の‐ちゅうじょう【右近衛中将】
令外(りょうげ)の官。右近衛府の次官。従四位下相当。右近中将(うこんのちゅうじょう)。右中将(うちゅうじょう)。
うこんえ‐ふ【右近衛府】
令外(りょうげ)の官。左近衛府とともに、武器を持って宮中の警護、行幸の供奉(ぐぶ)などをつかさどった役所。大同2年...
ウコングサンバ
⇒ンコングサンバ
うこん‐こ【鬱金粉】
ウコンの根茎を乾燥し粉末にした黄色染料。
うこん‐こう【鬱金香】
チューリップの別名。うっこんこう。
うこん‐ぞめ【鬱金染(め)】
鬱金色に染めること。また、染めたもの。
うこん‐にんぎょう【右近人形】
木または紙で作り、黄色の袱紗(ふくさ)をかぶった人形。江戸初期の女形、右近源左衛門の舞台姿に似せたもの。