えんきせい‐さんかぶつ【塩基性酸化物】
酸と反応して塩となる酸化物。酸化カルシウムなど、一般に金属の酸化物はこれに属する。
えんきせい‐せいこうほう【塩基性製鋼法】
ドロマイト・マグネシアなどの塩基性の耐火材を用いた製鋼法の総称。
えんきせい‐せんりょう【塩基性染料】
分子中にアミノ基やイミノ基などの塩基をもち、水溶液中で陽イオンとなる染料。絹・毛などの動物性繊維には直接染着し、木...
えんきせい‐たんさんどう【塩基性炭酸銅】
炭酸銅の塩基性塩。銅製品などの表面に生じる緑青(ろくしょう)の主成分。孔雀(くじゃく)石、または藍銅(らんどう)鉱...
えんきせい‐たんさんなまり【塩基性炭酸鉛】
炭酸鉛の塩基性塩。無色の結晶。水には溶けない。水道用鉛管では表面にこの緻密な皮膜が生じ、内部を保護する。鉛白(えん...
えんきせい‐ひりょう【塩基性肥料】
塩基性の反応を示す肥料。炭酸カリ・草木灰(そうもくばい)・石灰窒素・魚肥・下肥(しもごえ)など。
えんき‐つい【塩基対】
核酸の塩基の2個が特異的に対合するもの。水素結合により、アデニンとチミンまたはウラシル、グアニンとシトシンとで形成...
えんき‐てがた【延期手形】
既存の手形の支払いを延期する目的で、満期を変更して振り出される新手形。書換手形。切換手形。
えんき‐ど【塩基度】
酸1分子中に含まれる、電離しうる水素原子の数。酸は塩基度によって一塩基酸、二塩基酸などとよばれる。
えんき‐はいれつ【塩基配列】
核酸の分子内での、4種ある塩基の並ぶ順序。遺伝情報の発現はこれによる。
えんき‐へんしゅう【塩基編集】
ゲノム上で、遺伝情報の最小単位である塩基配列を一つずつ改変する技術。従来のゲノム編集に比べ、一塩基単位の修正を効率...
えんキャリー‐とりひき【円キャリー取引】
機関投資家やヘッジファンドなどが、金利の低い円で投資資金を調達し、円よりも金利の高い通貨に交換して金融商品を購入、...
えん‐きゅう【円丘】
1 頂上がまるくなっていて傾斜の緩やかな丘。 2 昔、天皇が冬至に天を祭るために、郊外に築いた円形の塚。古代中国の...
えん‐きゅう【円球】
まるいたま。
えんきゅう【延久】
平安中期、後三条天皇・白河天皇の時の年号。1069年4月13日〜1074年8月23日。
エンキュー
コンピューターのデータ構造の一種であるキューにデータを格納すること。⇔デキュー。
えん‐きょ【燕居】
《「燕」はやすらう意》仕事をしないで、くつろいで過ごすこと。「地頭の出仕も相やめ、—せる川勝」〈浄・聖徳太子〉
えん‐きょう【円鏡】
1 まるい鏡。 2 まるい月。満月。「—の暈(かさ)今傾く」〈経国集・一三〉 3 丸餅。鏡餅。「元三(ぐわんざん)...
えんきょう【延享】
江戸中期、桜町天皇・桃園天皇の時の年号。1744年2月21日〜1748年7月12日。
えんきょう【延慶】
《「えんぎょう」とも》鎌倉後期、花園天皇の時の年号。1308年10月9日〜1311年4月28日。延享の年号ができて...
えん‐きょう【遠境】
遠く離れた土地、または場所。遠国。遠地。
えん‐きょく【宴曲】
鎌倉中期から室町時代にかけて、貴族・武家・僧侶の間で流行した歌謡の一。院政時代の雑芸(ぞうげい)・今様(いまよう)...
えん‐きょく【婉曲】
[形動][文][ナリ]言いまわしが穏やかでかど立たないさま。露骨でなく、遠まわしに言うさま。「申し出を—に断る」「...
えん‐きょり【遠距離】
距離の遠いこと。長距離。「—通学」⇔近距離。
えんきょり‐かいご【遠距離介護】
遠く離れた地域に住んでいる人が、病人・老人などのもとに通って介護をすること。故郷を離れて就職した子供が、親の介護を...
えんきょり‐けっこん【遠距離結婚】
夫婦が同居せず、遠く離れた地域で別々に暮らすこと。遠距離婚。→通い婚
えんきょり‐こん【遠距離婚】
⇒遠距離結婚
えんきょり‐しんごう【遠距離信号】
船舶の行う万国共通の信号の一。遠距離のときなどに、特定の形で発する信号。
えんきょり‐りょく【遠距離力】
⇒長距離力
えんきょり‐れんあい【遠距離恋愛】
遠く離れた地域に住む人どうしの恋愛。遠恋(えんれん)。
えん‐きり【縁切り】
[名](スル)親子・夫婦・師弟・交友などの関係を絶つこと。絶縁。
えんきり‐でら【縁切り寺】
江戸時代、妻がそこに駆け込み、一時在住すると離婚できた尼寺。中期以降は鎌倉の東慶寺、上州の満徳寺に限られた。駆け込...
えん‐きん【遠近】
遠い所と近い所。遠いことと近いこと。「—を問わず、多くの人々が集まる」
えんきん‐かん【遠近感】
奥行きや遠近の距離の違いが感じられること。「—のある絵」
えんきん‐ほう【遠近法】
絵画で距離感を表現する方法。遠上近下の位置や遠小近大の透視図法、また色調の変化などで表す。パースペクティブ。
えんきん‐ほせい【遠近補正】
⇒パースペクティブ補正
えんきん‐りょうよう【遠近両用】
眼鏡やコンタクトレンズで、遠くも近くも見るために用いること。パソコンのディスプレーなど、少しはなれた中間距離に対応...
えんぎ【延喜】
平安前期、醍醐天皇の時の年号。901年7月15日〜923年閏4月11日。
えん‐ぎ【衍義】
意味をおし広めて詳しく説明すること。また、その説明されたもの。「六諭(りくゆ)—」
えん‐ぎ【演技】
[名](スル) 1 見物人の前で芝居・曲芸・歌舞や、体操などの技を行って見せること。また、その技。「模範—」 2 ...
えん‐ぎ【演義】
1 物事の道理や意味をわかりやすくくだいて説明すること。 2 中国で、歴史上の事実をおもしろく脚色し、俗語をまじえ...
えん‐ぎ【演戯】
1 「演劇」に同じ。 2 「演技」に同じ。
えん‐ぎ【縁起】
《「因縁生起」の略》 1 吉凶の前触れ。兆し。前兆。「—がよい」 2 物事の起こり。起源や由来。 3 社寺・宝物な...
えんぎ‐えまき【縁起絵巻】
社寺の造立(ぞうりゅう)や、その祭神・本尊の造像に関する由来・霊験譚(れいげんたん)などの伝承説話を題材として描い...
えんぎきゃく【延喜格】
弘仁格(こうにんきゃく)・貞観格(じょうがんきゃく)以降の詔勅・官符を集大成したもの。12巻。三代格の一。藤原時平...
えんぎしき【延喜式】
弘仁式・貞観式以降の律令の施行細則を取捨・集大成したもの。50巻。三代式の一。延喜5年(905)醍醐天皇の勅により...
えんぎしき‐ないしゃ【延喜式内社】
「式内社」に同じ。
えんぎししゅう【縁起詩集】
カリマコスの詩集「アイティア」の別邦題。
えんぎ‐じょう【縁起状】
社寺がつくられた由来を記した文書。縁起。縁起文。
えんぎ‐だな【縁起棚】
客商売の家で、商売繁盛を祈って設ける神仏習合の神棚。