くつ‐はかず【沓穿かず】
俳諧で、下の5文字が句の構成上意味がなく、無用の語であること。
くつ‐ばけ【靴刷毛】
靴の汚れをぬぐい、磨いてつやを出すのに用いるはけ。靴ブラシ。
くつ‐ばこ【靴箱/沓箱】
履物をぬいで、入れておく箱・棚。
くつ‐ばみ【轡銜/鑣】
《「口食(くちばみ)」の意》「くつわ1」に同じ。「—をならべて十万余騎」〈平家・七〉
くつ‐ひも【靴紐】
靴の甲の穴やフックをとじ合わせて、靴が脱げないように結ぶひも。
くつ‐びき【沓引き/臥機】
織機の付属具。一端を機械のまねきにつけ、他の一端を織る人の足につけて、足の屈伸で綜(あぜ)を操るための麻縄。すそお。
くつ‐ぶね【沓船】
沓の形をした竹製の花器。横にしてつりさげて用いる。
くつ‐べら【靴篦】
靴を履くとき、かかとに当てて足を入れやすくするのに用いるへら。
くつ‐まき【沓巻】
1 矢の篦(の)の先端で、鏃(やじり)をさし込んだ口もとを固く糸で巻き締めてある部分。また、その糸。篦巻(のまき)...
くつ‐みがき【靴磨き】
靴を磨くこと。また、それを職業とする人。
くつみ‐けっそん【久津見蕨村】
[1860〜1925]ジャーナリスト・思想家。江戸の生まれ。本名、息忠(やすただ)。自由主義思想家として知られ、「...
くつ‐や【靴屋】
靴を製造・修理・販売する店。また、それを職業とする人。
くつろ‐か【寛か】
[形動ナリ]くつろいださま。ゆったりとしたさま。「女房、桜の唐衣(からぎぬ)ども—に脱ぎ垂れて」〈枕・二三〉
くつろぎ【寛ぎ】
くつろぐこと。気持ちが落ち着いて、ゆったりとしていること。「ひとときの—」「—の時間を持つ」
くつろ・ぐ【寛ぐ】
[動ガ五(四)] 1 仕事や心配ごとなどを忘れて、伸び伸びとする。心身をゆったりと休める。気がねなくのんびりと振る...
くつろ・げる【寛げる】
[動ガ下一][文]くつろ・ぐ[ガ下二] 1 気持ちなどをゆったりとさせる。安心させる。休息させる。「住みにくい所を...
くつ‐わ【轡/銜/鑣】
1 《口輪の意》手綱(たづな)をつけるため、馬の口にかませる金具。くつばみ。くくみ。「—をとる」 2 手綱。 3 ...
くつわ‐がた【轡形】
円の中に「十」の字を置いた形。
くつわ‐ごうし【轡格子】
轡形をつなぎ合わせた形の格子。書院の障子などに用いる。
くつわ‐だすけ【轡助け】
轡に添えて、馬の口の両側に垂らして飾りとするもの。多くは組み糸で作り、先を房のようにする。
くつわ‐むし【轡虫】
直翅(ちょくし)目キリギリス科の昆虫。体は緑色または褐色で、翅(はね)は幅広い。雄はガチャガチャと鳴く。日本特産で...
くつわ‐や【轡屋】
遊女屋。置屋。
轡(くつわ)を並(なら)・べる
馬が首をそろえて並ぶ。また、そろって同じことをする。→轡「各国の芸術と—・べて相競わんと欲せば」〈雪嶺・真善美日本人〉
轡(くつわ)をは・める
金品を与えて、口止めをする。くつわをかます。「金の—・める」
靴(くつ)を隔(へだ)てて痒(かゆ)きを掻(か)く
物事が思うようにならないで、じれったいさまのたとえ。隔靴掻痒(かっかそうよう)。