じ‐ゆう【自由】
[名・形動] 1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「—な時間をもつ」「車を—にあやつる」...
じ‐ゆう【事由】
1 事柄の生じた理由・原因。事のわけ。「—のいかんにかかわらず遅延は認めない」 2 法律で、理由または原因となって...
じゆう‐いし【自由意志】
他から強制・拘束・妨害などを受けないで、行動や選択を自発的に決定しうる意志。「君の—で決めたらよい」
じゆう‐いみん【自由移民】
個人が、その自由意志によって外国に移住すること。経費などの面で国家の保護や干渉を受けない。
じゆう‐えいぎょう【自由営業】
官庁などの認可や許可を受ける必要がなく、自由に行える営業。
じゆう‐エネルギー【自由エネルギー】
熱力学的な状態を表す量の一。物質または系のもつ内部エネルギーのうち、仕事に変わりうるエネルギーを意味し、内部エネル...
じゆう‐えん【自由円】
対外取引を原則禁止としていた旧外為法(外国為替及び外国貿易管理法)のもとで、外貨と自由に交換できた円。昭和35年(...
じゆう‐おんじょう【自由音場】
音源から発せられた音が周囲で一切反射・屈折・共鳴を受けずに拡散する音場。無響室はこの自由音場に近く、音響機器の測定...
じゆう‐か【自由化】
国家の統制や管理を撤廃すること。特に、外国為替・貿易などの対外取引に対する規制をなくすこと。
じゆう‐か【自由花】
型にとらわれず、作意の赴くまま、自由に挿した生け花。
じゆう‐か【自由科】
⇒七自由科(しちじゆうか)
じゆう‐かいとうほう【自由回答法】
アンケート調査で、質問だけを用意し、回答は自由に記入してもらう方法。→プリコード法
じゆうかかく‐ぼん【自由価格本】
⇒バーゲンブック
じゆうか‐きょうてい【自由化協定】
投資協定のうち、投資後に加えて参入段階においても内国民待遇や最恵国待遇などの付与を約束するもの。投資自由化協定。→...
じゆうかくのう‐ほうしき【自由格納方式】
⇒フリーロケーションシステム
自由(じゆう)か死(し)か
《Give me liberty, or give me death》アメリカ独立戦争の指導者パトリック=ヘンリー...
じゆう‐かって【自由勝手】
[名・形動]勝手気ままなこと。また、そのさま。「—な振る舞い」
じゆう‐かへい【自由貨幣】
時間の経過とともに減価する貨幣。発行日が明記され、一定期間ごとに定められた率または額が減価し、それを補うために印紙...
じゆうかんこく‐とう【自由韓国党】
韓国の保守政党。1997年、盧泰愚(ノテウ)・金泳三(キムヨンサム)両元大統領の流れをくむ保守勢力が糾合(きゅうご...
じゆう‐が【自由画】
子供の個性や創造性を尊重し、欲するままに描かせる絵画。大正期の美術教育運動で山本鼎(やまもとかなえ)が提唱した。
じゆう‐がた【自由形/自由型】
競泳種目の一。どの泳ぎ方を用いて泳いでもよいが、競技では最も速く泳げるクロールが普通。フリースタイル。 [補説](...
じゆうがっこう【自由学校】
獅子文六の小説。昭和25年(1950)発表。終戦後の社会や道徳のゆがみを風刺した作品。「とんでもハップン」「ネバー...
じゆう‐がまし・い【自由がましい】
[形]いかにも勝手である。わがままである。「—・うござりますがお早くお願ひ申します」〈伎・覗機関〉
じゆう‐ききゅう【自由気球】
地上につながず、気流のままに浮かばせる気球。観測・探検・娯楽などに用いられる。
じゆう‐きねんひ【自由記念碑】
《Brīvības piemineklis》ラトビアの首都リガにある記念碑。市街中心部、旧市街の北側の運河近くの公...
じゆう‐きょういく【自由教育】
1 個性を尊重し、自由に才能が伸びるように、児童の自発的な活動を重んじる教育。 2 政治・宗教・職業などの束縛から...
じゆう‐きょうかいそう【自由境界層】
⇒剪断層
じゆう‐きょうそう【自由競争】
1 他から制限または束縛を一切受けず、各自が自由に他と競争すること。 2 国家などによる干渉や規制なしに、市場にお...
じゆう‐きょくりゅう【自由曲流】
⇒自由蛇行
じゆう‐ぎょう【自由業】
一定の雇用関係によらず、時間に束縛されないで、独立して営む職業。多くは特別な技能・技術・知識に基づく専門的職業で、...
じゆう‐ぎょぎょう【自由漁業】
漁業法による官庁の許可や免許を必要とせず、自由に行うことのできる漁業。漁業の多くは許可制となっているので、表層の釣...
じゆうくうかん‐じょうきうんばくはつ【自由空間蒸気雲爆発】
⇒蒸気雲爆発
じゆう‐けい【自由刑】
生命刑・財産刑に対し、自由の剝奪(はくだつ)を内容とする刑。現行刑法上、懲役・禁錮・拘留の3種がある。
じゆう‐けいざい【自由経済】
各経済主体の活動が各々の自由意志に任され、国家などによる干渉や規制を受けない経済体制。
じゆうけいやく‐せんしゅ【自由契約選手】
⇒フリーエージェント1
じゆう‐けっこん【自由結婚】
「自由婚姻」に同じ。「娘が猶(ま)だ女学校に在る時分—で出来て了ったのだ」〈魯庵・社会百面相〉
じゆう‐けん【自由権】
個人の自由が国家権力によって侵害されることのない権利。日本国憲法の保障している、思想・良心・言論・集会・結社・信教...
じゆうけん‐きやく【自由権規約】
《「市民的及び政治的権利に関する国際規約」の略称》1966年の国連総会で採択された国際人権規約の一。身体の自由と安...
じゆうけんきやく‐じんけんいいんかい【自由権規約人権委員会】
⇒国際人権(自由権)規約委員会
じゆう‐けんきゅう【自由研究】
小学校などで、主に夏休みなどの長期休暇中に生徒に与える宿題の一。自分で題目を見つけ、図書館などで調べて報告をまとめる。
じゆう‐けんとう【自由検討】
1 ある問題について自由な雰囲気・立場・発想で検討すること。 2 キリスト教で、教会の教義に束縛されず、自分で聖書...
じゆう‐げきじょう【自由劇場】
1887年、フランスのアンドレ=アントワーヌがパリに創設した劇団。イプセン・ストリンドベリ・トルストイらの戯曲を上...
じゆう‐こう【自由港】
中継貿易や加工貿易の発展を図るため、全域または一定区域に限り、自国の関税法を適用しないで外国貨物の自由な出入を認め...
じゆう‐こうどう【自由行動】
他からの命令や統制によらない、各自の自由な行動。「旅行先で—をとる」
じゆう‐こうろ【自由航路】
政府からの指定その他の制限を受けることなく、法規の範囲内で、船主が自由に選定し、配船できる航路。
じゆう‐こくじん【自由黒人】
かつて黒人奴隷制をとっていた国やその植民地において、奴隷ではなく、社会的に自由な身分にあったアフリカ人およびその子...
じゆうこっかで【自由国家で】
《In a Free State》トリニダード出身のインド系イギリス人作家、ナイポールの長編小説。1971年刊行。...
じゆう‐こんいん【自由婚姻】
当事者二人の合意だけで成立する婚姻。民法旧規定では男子は30歳以上、女子は25歳以上に認められ、それ未満は成人(2...
じゆう‐さいりょう【自由裁量】
法の拘束に対して一定の範囲内で行政庁の自由な判断や行為が許されること。
じゆう‐ざい【自由財】
存在量がきわめて豊富で希少性をもたず、売買の対象とならない財。空気・海水など。⇔経済財。