ときわ‐かきわ【常磐堅磐】
[名・形動ナリ]物事が永久不変であること。また、そのさま。とこしえに。「万代(よろずよ)をまつの尾山の陰茂み君をぞ...
時(とき)分(わ)か◦ず
季節の区別がない。四季に関係ない。いつの時季でも。「湯の原に鳴く葦田鶴(あしたづ)は我(あ)がごとく妹(いも)に恋...
ときわ‐がき【常磐柿】
カキノキ科の常緑高木。幹は黒く、雌雄異株。7月上旬に花が咲き、11月下旬に直径1.5センチほどの実が黄色く熟する。
ときわ‐ぎ【常磐木】
松や杉などのように、年じゅう葉が緑色の木。常緑樹。
ときわ‐ぎょりゅう【常磐御柳】
モクマオウ科の常緑高木。枝の節にうろこ状の小さい葉が輪生。初夏、雄花穂をつける。オーストラリアの原産で、並木・防風...
ときわ‐ぐさ【常磐草】
1 松の別名。 2 カンアオイの別名。
とき‐わ・ける【説(き)分ける】
[動カ下一][文]ときわ・く[カ下二]順序だててよくわかるように説明する。「細部にわたって—・ける」
ときわ‐こうえん【常磐公園】
⇒偕楽園(かいらくえん)
ときわ‐ごぜん【常盤御前】
源義経の母。近衛天皇の中宮九条院の雑仕(ぞうし)であったが、源義朝の妾となり、今若・乙若・牛若(義経)を生んだ。義...
ときわ‐さんざし【常磐山樝子】
バラ科の常緑低木。枝にとげがあり、葉はやや幅広く縁に小さなぎざぎざがある。5、6月ごろに白い花が咲き、10、11月...
ときわ‐しんぺい【常盤新平】
[1931〜2013]小説家・翻訳家。岩手の生まれ。ミステリー雑誌の編集長を経て執筆活動に入る。米国現代文学の翻訳...
ときわ‐じんじゃ【常磐神社】
茨城県水戸市にある神社。祭神は徳川光圀(とくがわみつくに)・徳川斉昭(とくがわなりあき)。明治7年(1874)現在...
ときわず【常磐津】
常磐津節の家の名。 「常磐津節」の略。
ときわず‐ぶし【常磐津節】
浄瑠璃の流派の一。延享4年(1747)常磐津文字太夫が創始。江戸で歌舞伎舞踊の伴奏音楽として発展した。時代物にすぐ...
ときわず‐もじたゆう【常磐津文字太夫】
[1709〜1781]初世。常磐津節の創始者。京都の人。俗称、駿河屋文右衛門。初世宮古路豊後掾(みやこじぶんごのじ...
ときわず‐りんちゅう【常磐津林中】
[1843〜1906]常磐津節の太夫。江戸の生まれ。名人とうたわれた。
ときわ‐そう【トキワ荘】
東京都豊島区にあった賃貸アパート。1950年代を中心に、手塚治虫や赤塚不二夫、藤子不二雄など漫画家が多く入居していた。
ときわ‐だいがく【常磐大学】
茨城県水戸市にある私立大学。昭和58年(1983)に開学した。3研究科からなる大学院をもつ。
ときわ‐はぜ【常磐黄櫨】
サギゴケ科の一・二年草。道端に生え、地をはう枝は出さない。高さ約10センチ。葉は倒卵形。春から秋、淡い紅紫色の花を開く。
ときわ‐まんさく【常磐満作】
マンサク科の常緑小高木。伊勢神宮付近および熊本に自生し、葉は卵形。5月ごろ、緑がかかった白色の4弁花を開き、実は熟...
ときわ‐みつなが【常盤光長】
平安後期の宮廷画家。後白河法皇の命で作られた「年中行事絵巻」の中心画家で、また「伴大納言絵詞(ばんだいなごんえこと...
時(とき)を争(あらそ)・う
物事を、少しでも早く行おうとする。一刻を争う。「救急車は—・う患者のためにある」
鬨(とき)を合(あ)わ・せる
敵方の鬨の声に応じて、こちらも鬨の声を上げる。
時(とき)を失(うしな)・う
1 よい時機を逃がす。「—・って事業の拡張はならなかった」 2 時世に入れられず、権勢を失う。失意の人となる。「い...
時(とき)を移(うつ)さず
すぐさま。即刻。「—実行する」
時(とき)を得(え)顔(がお)
よい時機にあって栄え、いかにも得意そうなようす。「—に振る舞う」
時(とき)を◦得(え)る
《「列子」説符の「時を得る者は昌(さか)え、時を失う者は亡ぶ」から》よい時機にめぐりあって栄える。時機をうまくとら...
時(とき)を稼(かせ)・ぐ
他の事で時間を長びかせているうちに、準備や用意を進める。時間を稼ぐ。「照会が済むまで世間話で—・ぐ」
時(とき)を奏(そう)・す
昔、宮中で夜警の武士が時刻を告げ知らせる。「時奏する、いみじうをかし」〈枕・二九〇〉
時(とき)を撞(つ)・く
時刻を知らせる鐘を撞き鳴らす。
時(とき)をつく・る
鶏が鳴いて夜明けの時を知らせる。
鬨(とき)をつく・る
大ぜいで一緒に鬨の声を上げる。「怪しげな服装(いでたち)の奴等が百人許り、—・って押寄せるじゃないか」〈小杉天外・...
時(とき)を待(ま)・つ
1 時機を待つ。好機が来るのを待つ。「—・って旗上げする」 2 死期を待つ。「あさましう沈ませ給ひて、ただ—・つば...
時(とき)を◦見(み)る
時勢やよい時機を判断する。「—◦見て話をつける」
時(とき)を分(わ)かたず
⇒時分かず[補説]
と‐きん【と金】
《駒を裏返して「と」と書いてある面を使うところから》将棋で、歩(ふ)が敵陣の三段目以内に入って成ったもの。金将と同...
と‐きん【頭巾/兜巾/頭襟】
修験道の山伏がかぶる小さな布製のずきん。ひもで下あごに結びとめる。
と‐きん【鍍金】
[名](スル)「めっき(鍍金)」に同じ。
ときん‐いばら【頭巾薔薇】
バラ科の落葉小低木。高さ約1メートル。葉は3〜5枚の小葉からなる複葉。5、6月ごろ、八重咲きの白い花を開く。中国の...
ときん‐そう【吐金草】
キク科の一年草。道端に生え、高さ約10センチ。茎はよく分枝して地をはう。葉はへら状。夏、淡緑色で褐紫色を帯びた頭状...
とき‐ん‐ば【時んば】
[連語]《「とき(時)には」の音変化》…する時には。…する場合には。「漁人ノ魚鱗ヲ得ント思ウ—、退イテ網ヲムスブニ...