やく‐と【役と】
[副] 1 一つのことに専念するさま。もっぱら。ひたすら。「酒を造り置きて、他のことにも使はずして、—蜂にのませて...
やく‐とう【薬湯】
1 薬をせんじ出した湯。せんじぐすり。湯薬。 2 薬を入れた入浴用の湯。くすりゆ。「—をたてる」
やく‐とく【役得】
その役目についていることによって得られる特別の利得や特権。「—の多い仕事」
やく‐どう【躍動】
[名](スル)いきいきと活動すること。「—感にあふれる文章」「—する若い身体」
やく‐どく【訳読】
[名](スル)外国語の文章や古典を翻訳・解釈しながら読むこと。「ファウストを—する」
やく‐どく【薬毒】
薬に含まれている毒。
やく‐どころ【役所】
1 その人にふさわしい役目。「—をわきまえた人」 2 与えられた役目。
やく‐どし【厄年】
俗信で、災難や障りが身に降りかかるおそれが多いので、万事に気をつけなければならないとする年齢。多く、男の25歳・4...
やくどし【厄年】
加能作次郎の小説。早稲田大学に在学中の明治44年(1911)、「ホトトギス」誌に発表。作家として認められるきっかけ...
やく‐な・い【益無い】
[形][文]やくな・し[ク] 1 かいがない。無益である。つまらない。「後に遺して面倒こそあれ—・いこと」〈露伴・...
やく‐なん【厄難】
身にふりかかるわざわい。災難。
役(やく)に立(た)・つ
使って効果がある。有用である。「—・つ人材」「急場の—・つ」
やく‐にん【役人】
1 国や地方自治体の機関に勤めている人。官公吏。公務員。 2 役目を受け持っている人。「—ぞ、明けられよとて」〈平...
役人風(やくにんかぜ)を吹(ふ)か・す
いかにも役人であるという態度でいばる。「横柄に—・す」
やくにん‐こんじょう【役人根性】
役人によく見られる、融通がきかずいばりたがる性格。
やく‐のう【薬嚢】
1 「薬袋(やくたい)」に同じ。 2 大砲1発分の火薬を入れる袋。
やく‐の‐はかせ【易博士】
⇒えきはかせ(易博士)
やく‐はらい【厄払い】
[名](スル)《「やくばらい」とも》 1 神仏に祈るなどして、身についたけがれを払い落とすこと。厄落とし。 2 近...
やく‐ば【役場】
1 町長・村長・地方公務員が事務を扱う所。また、その建物。「町—」「村—」 2 公証人などが事務をとる所。
やく‐ひつ【訳筆】
翻訳の文章。訳文。
やく‐ひん【薬品】
薬として用いられる品物。医薬品や化学物質。
やく‐び【厄日】
1 陰陽道(おんようどう)で、災難にあう恐れが多いとして慎まなければならない日。 2 農家で天候による災難が多いと...
やく‐び【役日】
節日・祝日などの特別な日。物日(ものび)。
やく‐びょう【疫病】
悪性の伝染病。えやみ。えきびょう。
やくびょう‐がみ【疫病神】
1 疫病を流行させるという悪神。疫神。えやみのかみ。 2 よくないことを招くとして人から嫌われる者。「とんだ—が舞...
やくびょう‐よけ【疫病除け】
疫病にかからないようにまじないなどをすること。また、そのまじない。
やく‐ぶ【役夫】
公役(くやく)に使役される人夫。
やくぶ‐くまい【役夫工米】
平安時代以降、伊勢神宮内宮・外宮の造営の際、その費用として全国に課された臨時の税米。やくぶたくまい。
やく‐ぶそく【役不足】
[名・形動] 1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。 2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そ...
やく‐ぶち【役扶持】
江戸幕府で、職務に付属して給した毎月の俸禄。
やく‐ぶつ【薬物】
1 薬理作用を有する化学物質。くすり。 2 特に、麻薬や覚醒剤のこと。「—に手を出す」
やくぶつ‐アレルギー【薬物アレルギー】
投与されたペニシリンなどの薬物が抗原となって体内に抗体ができ、再度その薬物が侵入したときに起こるアレルギー反応。症...
やくぶつ‐いそん【薬物依存】
麻薬・覚醒剤やアルコールなどの連用の結果、その薬物なしには平常の状態を保持できなくなること。嗜癖(しへき)を生じて...
やくぶつ‐いそんしょう【薬物依存症】
自己の意思で薬物の使用を制御できなくなる精神疾患。依存症の一つ。脳内で神経伝達物質が異常に分泌されることにより起こ...
やくぶつ‐がく【薬物学】
薬理学の旧称。また、薬物そのものの化学的、物理的性状などを研究する学問。
やくぶつ‐きょせい【薬物去勢】
化学薬品によって性機能をなくさせること。米国の一部の州など、性犯罪者に対して実施しているところもある。化学的去勢。
やくぶつ‐けんさ【薬物検査】
1 被検者が、特定の薬物を使用しているかどうかを確認するための検査。尿・毛髪・血液などを分析し、法令や規則で使用が...
やくぶつ‐ごほう【薬物五法】
薬物取締法令である薬物四法に、麻薬特例法を加えた五つの法律のこと。
やくぶつ‐しもん【薬物指紋】
薬品などの化合物が、その原料や製造方法の違いによって示す特徴。不純物の割合や結晶構造がわずかに異なることを利用して...
やくぶつ‐しょうどく【薬物消毒】
アルコール・ホルマリンなどの薬物を用いて消毒すること。
やくぶつ‐そうごさよう【薬物相互作用】
複数の薬物を併用したときの相互作用。薬効への影響や副作用など。
やくぶつそうたつ‐システム【薬物送達システム】
⇒ドラッグデリバリーシステム
やくぶつ‐よんぽう【薬物四法】
薬物取締法令のうち麻薬及び向精神薬取締法・大麻取締法・あへん法・覚せい剤取締法のこと。
やくぶつ‐らんよう【薬物濫用】
定められた用法・用量を超えて医薬品を使用すること。また、治療の目的以外で医薬品を使用したり、医薬品でない薬物を不正...
やくぶつらんよう‐ずつう【薬物濫用頭痛】
片頭痛や緊張型頭痛のある人が頭痛治療薬を頻繁に使用することによって生じる頭痛のこと。MOH(medication-...
やくぶつ‐りょうほう【薬物療法】
薬物を用いて治療する方法。外科的療法・物理療法・免疫療法などに対するもので、内科的治療法の大部分を占める。
やく‐ぶん【約分】
[名](スル)分数・分数式の分母と分子を公約数で割り、簡単な分数・分数式にすること。通約。→倍分 →通分
やく‐ぶん【約文】
長い文章をつづめて簡単にすること。また、その文章。
やく‐ぶん【訳文】
翻訳した文章。翻訳文。
やくぶんせんてい【訳文筌蹄】
江戸中期の語学書。荻生徂徠著。初編6巻は正徳5年(1715)刊、後編3巻は寛政8年(1796)刊。和文を漢訳すると...