やまがわ‐づけ【山川漬(け)】
干した大根を塩漬けにし、発酵させた漬物。鹿児島県指宿市山川地区の名産。薩摩焼の壺(つぼ)に漬けるところから壺漬けと...
やまがわ‐の【山川の】
[枕] 1 山川の流れは激しい意から、「たぎつ」「はやし」にかかる。「—激(たぎ)つ心を」〈万・二四三二〉 2 山...
やまがわ‐みず【山川水】
山川を流れる水。「あしひきの—の音に出でず人の児(こ)故に恋ひ渡るかも」〈万・三〇一七〉
やま‐ガール【山ガール】
登山やハイキングを趣味とする若い女性。特に、山スカートやカラフルな小物などを身につけ、女性らしい装いも同時に楽しむ...
やま‐き【山気】
《「やまぎ」とも》「やまけ」に同じ。
やま‐きず【山傷/山疵】
1 山から切り出したときに、石にすでについている疵(きず)。 2 陶磁器で、焼成中に生じたひびわれなどの傷。窯疵。
やま‐きちょう【山黄蝶】
シロチョウ科のチョウ。翅(はね)の開張6センチくらい。翅は雄が黄色、雌が白。前翅の先端は鉤状にとがり、各翅中央に橙...
やま‐きん【山金】
岩石中の自然金。→砂金
やま‐ぎ【山木】
山に生えている木。
やま‐ぎし【山岸】
山の切り立った絶壁。また、山の端が水辺に接して岸になっている所。
やまぎし‐りょうこ【山岸凉子】
[1947〜 ]漫画家。北海道の生まれ。バレエ・歴史・神話などに題材をとった作品を次々に発表する。日本的な叙情性に...
やま‐ぎり【山桐】
1 アブラギリの別名。 2 ハリギリの別名。
やま‐ぎり【山霧】
山に発生する霧。山の斜面を空気が上昇するときにできる。《季 秋》「—のさっさと抜ける座敷かな/一茶」
やま‐ぎわ【山際】
1 山のほとり。山の裾。「—の村」 2 山の稜線に接した空。「—が白む」
やまぎわ‐かつさぶろう【山極勝三郎】
[1863〜1930]病理学者。信州上田の生まれ。東大教授。大正4年(1915)、ウサギの耳に長期間コールタールを...
やまぎわ‐まさみち【山際正道】
[1901〜1975]官僚・銀行家。東京の生まれ。大蔵次官などを経て日本銀行総裁に就任。低金利政策を推進し、高度成...
やま‐くさ【山草】
《「やまぐさ」とも》 1 山に生えている草。 2 ウラジロの別名。
やま‐くじ【山公事】
山林や山地などに関する訴訟。「お下の百姓—を取り結び」〈咄・御前男・三〉
やま‐くじら【山鯨】
イノシシの肉。また、獣肉。獣肉を食べるのを忌んで言った語。《季 冬》
やま‐くずれ【山崩れ】
[名](スル)山地の斜面をなす岩石や岩片が、突発的に崩れ落ちる現象。長雨・豪雨のほか、地震・火山爆発などによって起こる。
やま‐ぐち【山口】
1 山の登り口。山への入り口。 2 鷹狩(たかが)りで、まず狩り場に入ること。また、その所。「—入らせ給ひしほどに...
やまぐち【山口】
中国地方西部の県。もとの長門(ながと)・周防(すおう)の2国にあたる。人口145.1万(2010)。 山口県中央部...
やまぐち【山口】
姓氏の一。 [補説]「山口」姓の人物山口薫(やまぐちかおる)山口勝弘(やまぐちかつひろ)山口華楊(やまぐちかよう)...
やまぐちうべ‐くうこう【山口宇部空港】
山口県宇部市にある空港。特定地方管理空港の一。昭和41年(1966)宇部空港として開港、昭和55年(1980)現名...
やまぐち‐かおる【山口薫】
[1907〜1968]洋画家。群馬の生まれ。自由美術家協会・モダンアート協会の創立に参加。詩情に満ちた清新な画風で...
やまぐち‐かよう【山口華楊】
[1899〜1984]日本画家。京都の生まれ。本名、米次郎。動物画にすぐれ、官展で活躍。文化勲章受章。
やまぐち‐がくげいだいがく【山口学芸大学】
山口市にある私立大学。山口芸術短期大学のキャンパス内に、平成19年(2007)に開設された。教育学部の単科大学。
やまぐちけんりつ‐だいがく【山口県立大学】
山口市にある県立大学。昭和16年(1941)創立の山口県立女子専門学校に始まり、山口女子短期大学を経て、昭和50年...
やまぐち‐しずえ【山口シヅエ】
[1917〜2012]政治家。東京の生まれ。本名、静江。昭和21年(1946)の衆議院議員選挙に当選し、日本初の女...
やまぐち‐せいし【山口誓子】
[1901〜1994]俳人。京都の生まれ。本名、新比古(ちかひこ)。高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で活躍。都市の...
やまぐち‐せいそん【山口青邨】
[1892〜1988]俳人。岩手の生まれ。本名、吉郎。高浜虚子に師事。「夏草」を主宰。写生に根ざした清純・高雅な句...
やまぐち‐せん【山口線】
山陽本線小郡(おごおり)と山陰本線益田を結ぶJR線。沿線に山口・津和野などがある。大正12年(1923)全通。観光...
やまぐち‐そどう【山口素堂】
[1642〜1716]江戸前・中期の俳人。甲斐の人。名は信章。別号、其日庵・素仙堂など。江戸や京都で漢学・和歌・書...
やまぐち‐たけお【山口長男】
[1902〜1983]画家。朝鮮の生まれ。東京美術学校卒。武蔵野美大教授。フランスで佐伯祐三、ザッキンらと交流。二...
やまぐち‐だいがく【山口大学】
山口市に本部のある国立大学法人。山口高等学校・山口経済専門学校・山口師範学校・山口青年師範学校・宇部工業専門学校な...
やまぐち‐ちょすいち【山口貯水池】
⇒狭山湖
やまぐち‐とうきょうりかだいがく【山口東京理科大学】
⇒山陽小野田市立山口東京理科大学
やまぐちのしおり【山口栞】
江戸後期の文法書。3巻。東条義門著。天保7年(1836)刊。主として用言の活用について考察したもの。
やまぐち‐ひとみ【山口瞳】
[1926〜1995]小説家・エッセイスト。東京の生まれ。編集者、コピーライターとして活躍した後、本格的な執筆活動...
やまぐちふくしぶんか‐だいがく【山口福祉文化大学】
⇒至誠館大学
やまぐち‐ほうしゅん【山口蓬春】
[1893〜1971]日本画家。北海道の生まれ。本名、三郎。松岡映丘に師事し、新興大和絵(やまとえ)運動に参加。の...
やまぐち‐ぼんち【山口盆地】
山口県中央部、椹野(ふしの)川中流域にある県内最大の盆地。構造線に沿って沈降した低地。山麓帯には古墳が、低地には古...
やまぐち‐まさお【山口昌男】
[1931〜2013]文化人類学者。北海道の生まれ。構造主義や記号論を日本に紹介。「中心と周縁」「トリックスター」...
やまぐち‐ようこ【山口洋子】
[1937〜2014]作詞家・小説家。愛知の生まれ。クラブを経営するかたわら歌謡曲の作詞を手がけ、演歌を中心に多く...
やまぐち‐よしこ【山口淑子】
[1920〜2014]映画女優。中国、奉天(現瀋陽(しんよう))の生まれ。本姓は大鷹。昭和13年(1938)中国人...
やまくに‐がわ【山国川】
大分県北西部を流れる川。英彦山(ひこさん)に源を発し、耶馬渓(やばけい)を形成して、福岡との県境で周防灘に注ぐ。長...
やま‐くらげ【山水母】
ステムレタスの茎の外皮をむき、芯の部分を細く切って乾燥させたもの。中華料理や煮物・漬物などに使われる。 [補説]こ...
やま‐くれ【山くれ】
小石の多い山道。一説に、山で日が暮れること。「野越え、—、里々越えて」〈浄・冥途の飛脚〉
やまぐち‐かつひろ【山口勝弘】
[1928〜2018]前衛芸術家。東京の生まれ。武満徹らと実験工房を結成し、その中心メンバーとして活動。アクリル樹...
やまぐち‐ぐみ【山口組】
兵庫県神戸市に主たる事務所を置く、全国最大規模の指定暴力団。大正4年(1915)、元漁師で自らも沖仲仕だった山口春...