あま
愛知県西部にある市。名古屋市の西に隣接しベッドタウン化が進む。戦国期には蜂須賀正勝・福島正則・豊臣秀次らを輩出した...
あま【天】
《「あめ(天)」の古形》てん。そら。あめ。「あをによし奈良の都にたなびける—の白雲見れど飽かぬかも」〈万・三六〇二...
あま【尼】
《発音は梵ambā(母)からといい、表記は「比丘尼(びくに)」の「尼」を用いたもの》 1 仏門に入った女性。比丘尼...
あま【海人/海士/海女/蜑】
1 海に潜って貝類や海藻をとるのを仕事とする人。男を「海士」、女を「海女」と書く。《季 春》「流木を火となし母の—...
あま【海人/海士】
謡曲。五番目物。藤原房前(ふじわらのふささき)は讃岐(さぬき)国志度の浦で、わが子のために命に代えて宝珠を奪い返し...
あま【安摩/案摩】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調の曲。二人舞(時に一人舞)で、舞人は笏(しゃく)を持ち、巻纓(けんえい)冠に安...
あ‐ま【亜麻】
アマ科の一年草。高さ約1メートル。葉は小さく、線形で互生する。夏、青紫色または白色の5弁花を開く。果実は丸く、中に...
アマ
もと東アジア在住の外国人家庭に雇われていた、現地人のメイド。 [補説]「阿媽」とも書く。
アマ
「アマチュア」の略。⇔プロ。
あま‐あい【雨間】
雨がやんでいる間。
あま‐あがり【雨上(が)り】
「あめあがり」に同じ。
あま‐あし【雨脚/雨足】
《「雨脚(うきゃく)」の訓読》 1 線状に見える、降り注ぐ雨。あめあし。「—が強い」 2 雨の通り過ぎるようす。あ...
あま・い【甘い】
[形][文]あま・し[ク] 1 砂糖や蜜(みつ)のような味である。「あっちの水は苦(にが)いぞ、こっちの水は—・い...
甘(あま)い汁(しる)を吸(す)・う
他人を利用して、自分は苦労せずに利益を得る。「幹部連中が—・う」
あまいせいかつ【甘い生活】
《原題、(イタリア)La dolce vita》イタリア・フランス合作映画。1960年公開の白黒作品。フェリーニ監...
あま‐いと【亜麻糸】
アマの繊維から紡いだ糸。リンネルの原料。
あまいみつのへや【甘い蜜の部屋】
森茉莉の小説。全3部からなる。昭和40年(1965)から昭和50年(1975)にかけて執筆。昭和50年(1975)...
あま‐いろ【亜麻色】
亜麻糸の色。黄色がかった薄茶色。
あまいろのかみのおとめ【亜麻色の髪の乙女】
《原題、(フランス)La fille aux cheveux de lin》ドビュッシーのピアノ曲。前奏曲集第1巻...
あま‐うけ【雨承け】
雨垂れを受けるもの。雨樋(あまどい)など。あめうけ。
あま‐うり【甘瓜】
マクワウリの別名。
あまえ【甘え】
人の好意をあてにする気持ち。「考え方に—が残る」
あまえ‐いた・し【甘え甚し】
[形ク]甘えすぎて、気恥ずかしい。「今は—・くて、まかり帰らむことも難かるべきここちしける」〈かげろふ・中〉
あまえっ‐こ【甘えっ子】
何かというと親や身近の人に甘える子供。甘えん坊。
あま‐えび【甘海老】
ホッコクアカエビのこと。
あま・える【甘える】
[動ア下一][文]あま・ゆ[ヤ下二] 1 かわいがってもらおうとして、まとわりついたり物をねだったりする。甘ったれ...
あまえん‐ぼう【甘えん坊】
よく甘える子供。また、他人に甘える気持ちの強い人。甘ったれ。あまえんぼ。
あま‐おおい【雨覆い】
1 雨を防ぐために覆いかぶせたり、衣服の上に着用したりするもの。あまよけ。 2 建物の突き出した部分、あるいは木口...
アマ‐オケ
「アマチュアオーケストラ」の略。
あま‐おさえ【雨押(さ)え】
壁と庇(ひさし)、屋根と煙突との間などに取り付けて、雨の浸入を防ぐ板。
あま‐おち【雨落ち】
1 雨垂れの落ちる所。雨打ち。 2 歌舞伎劇場で、舞台際の客席。かぶりつき。
あまおち‐いし【雨落ち石】
雨垂れで地面がくぼむのを防ぐため、軒下に置き並べた石。雨垂れ石。
あま‐おと【雨音】
降る雨が物に触れて立てる音。
あま‐おとめ【天少女】
天人。天女。あまつおとめ。「われも数ある—、月の桂(かつら)の身を分けて」〈謡・羽衣〉
あま‐おとめ【海人少女/蜑乙女】
年若い海女(あま)。「藻塩焼きつつ—ありとは聞けど」〈万・九三五〉
あま‐おぶね【海人小舟/蜑小舟】
[名] 1 海人の乗る小舟。「白波の八重折るがうへに—はららに浮きて」〈万・四三六〇〉 2 アマオブネガイの別名。...
あまおぶね‐がい【蜑小舟貝】
アマオブネガイ科の巻き貝。潮間帯にみられ、貝殻は半球形で、殻径3センチくらい。殻表は黒く、白斑がある。殻口は半月形...
あま‐がけ・る【天翔る】
[動ラ四]《古くは「あまかける」》神や人などの霊魂が空を飛び走る。「ひさかたの天のみ空ゆ—・り見渡したまひ」〈万・...
あまかざり‐やま【雨飾山】
新潟県西部、糸魚川(いといがわ)市と長野県北安曇(あずみ)郡小谷(おたり)村との境にある山。標高1963メートル。...
あまかし‐の‐おか【甘橿岡】
《「甘樫丘」とも書く》奈良県高市郡明日香(あすか)村にある丘。允恭(いんぎょう)天皇が姓氏の乱れを正すため諸氏を集...
あま‐かす【甘粕/甘糟】
1 酒のしぼりかすの甘いもの。 2 固練りの甘酒。
あまかす‐じけん【甘粕事件】
大正12年(1923)関東大震災の直後、憲兵大尉甘粕正彦らが、無政府主義者大杉栄・伊藤野枝夫妻と甥(おい)の橘宗一...
アマカヤク‐こくりつこうえん【アマカヤク国立公園】
《Parque Nacional Natural Amacayacu》コロンビア最南端、アマソナス県にある国立公園...
あま‐から【甘辛】
甘さと辛さのまじりあった味。特に、砂糖と醤油で味付けをしたもの。
あま‐から・い【甘辛い】
[形][文]あまから・し[ク]甘さと辛さの両方が感じられる味である。「—・く煮つける」
あまから‐せんべい【甘辛煎餅】
砂糖を溶かした醤油を塗った煎餅。また、砂糖の衣をつけた塩煎餅。
あまから‐に【甘辛煮】
砂糖と醤油とで甘辛く煮つけたもの。
あまかわ【天川】
中国広東(カントン)省のマカオを、室町末期から江戸初期にかけて日本で呼んだ名。日明(にちみん)貿易の中継地。阿媽港...
あま‐かわ【甘皮】
1 木や果実の表皮の内側にある薄い皮。あまはだ。 2 爪(つめ)の根元を包む薄い皮。
あま‐かわ【雨皮】
《「あまがわ」とも》 1 牛車(ぎっしゃ)・輿(こし)などの雨覆い。表は練り絹で油をひき、裏は生絹(すずし)。公卿...