ながし【流し】
1 流すこと。流されること。「島—」「灯籠(とうろう)—」 2 台所・洗濯場などの、物を洗ったり水を流したりする所...
ながし‐あみ【流し網】
位置を固定せずに網を魚群の通路を遮って張り、魚を網に絡ませて捕る漁法。
ながし‐いた【流し板】
1 流しに張った板。 2 浴場などで、体を洗う流しに張った板。
ながし‐うち【流し打ち】
野球で、右打者ならば右翼方面に、左打者ならば左翼方面に打球が飛ぶように打つこと。
ながし‐えだ【流し枝】
生け花の役枝(やくえだ)の一。立花(りっか)では、水際より横に長く出した枝。生花(せいか)では、地の枝のこと。→七つ道具
なが‐しお【長潮】
満潮と干潮との差が最も少ないときの潮。小潮のころの潮。
なが‐しかく【長四角】
細長い四角。長方形。
ながし‐ぎ【流し木】
山から切り出して川に流し下す木材。
ながし‐こ・む【流し込む】
[動マ五(四)] 1 流して中へ入れる。注ぎ入れる。「ゼリーを型に—・む」 2 新聞や雑誌などのレイアウトで、一定...
ながし‐ずき【流し漉き】
手漉き和紙の漉き方の一。ねりとよぶ植物性粘液を混ぜた紙料液を、ばね式につるしてある漉き桁(げた)の中へ手前からすく...
ながし‐そうめん【流し素麺】
竹などで作った樋(とい)に冷水と素麺を流し、それを箸ですくい上げて食べるもの。また、その食べ方。
ながし‐だい【流し台】
台所にすえつけて、食品・食器を洗ったり、水を流したりする台。
ながし‐つかわ・す【流し遣はす】
[動サ四]流罪に処して配所にやる。「伊豆の大島へ—・さる」〈保元・下〉
ながし‐づり【流し釣(り)】
釣りで、仕掛けを潮や川の流れにまかせて流しながら釣ること。また、その釣り。
ながし‐どり【流し撮り】
[名](スル)動いている物体に合わせて、カメラを移動させながら写す撮影法。追い写し。
ながし‐にわか【流し俄】
祭礼の夜などに、家々の門口や大道などで演じられた俄狂言。
ながしの【長篠】
愛知県東部、新城(しんしろ)市の地名。長篠城址がある。
ながしの‐の‐たたかい【長篠の戦い】
天正3年(1575)三河の長篠城を包囲した武田勝頼の軍と、織田信長・徳川家康の連合軍とが設楽原(しだらがはら)で行...
ながし‐ば【流し場】
1 浴室や銭湯の体を洗う場所。流し。 2 台所などで洗いものをしたり、洗い水を流したりする所。また、台所。炊事場。
ながし‐ばこ【流し箱】
寒天などを流しこんで固める箱形の器具。
ながし‐びな【流し雛】
3月3日の節句の夕方、川や海に流し去る雛人形。また、その行事・風習。罪やけがれを移して形代(かたしろ)を流したこと...
ながし‐ぶみ【流し文】
受け取っても返事をしない手紙。聞き流しにする手紙。
ながしま【長島】
三重県北東部、桑名郡の地名。木曽川と長良川・揖斐(いび)川とに挟まれたデルタにあり、かつて七つの輪中(わじゅう)に...
ながしま【長嶋】
姓氏の一。 [補説]「長嶋」姓の人物長嶋茂雄(ながしましげお)長嶋有(ながしまゆう)
ながしま‐いっき【長島一揆】
元亀元年(1570)長島で起こった一向一揆。織田信長に対抗していた石山本願寺の命に応じて蜂起(ほうき)したが、信長...
ながしま‐しげお【長嶋茂雄】
[1936〜 ]プロ野球選手・監督。千葉の生まれ。立教大では東京六大学野球の当時の記録である8本塁打を放つ。昭和3...
ながしま‐しんじ【永島慎二】
[1937〜2005]漫画家。東京の生まれ。本名、真一。赤裸々な青春像を巧みなタッチで描いた作品で、若者を中心に大...
ながしま‐ゆう【長嶋有】
[1972〜 ]小説家・俳人。埼玉の生まれ。俳号は肩甲。「猛スピードで母は」で芥川賞受賞。他に小説「サイドカーに犬...
ながし‐み【流し見】
[名](スル)細かいところは気にせず、大づかみに見ること。特に、テレビなどの映像をつけてはいるが、熱心に見ていない...
ながし‐め【流し目/流眄】
1 顔を向けずに、ひとみだけを横に動かして見ること。また、その目つき。よこめ。「—で見る」 2 男女間で、感情をこ...
ながし‐もと【流し元】
台所の流しのある所。
ながし‐もの【流し物】
「寄せ物」に同じ。
ながし‐もの【流し者】
流罪に処せられた人。流人(るにん)。
ながし‐よみ【流し読み】
[名](スル)細かい部分はとばして、ざっと読むこと。「新聞を—する」
な‐がしら【名頭】
1 人の姓または名の最初の文字。名前の頭(かしら)字。「人の—の字を花もて現したるにぞありける」〈鴎外訳・即興詩人...
なが‐しんくいむし【長心喰虫/長蠹虫】
甲虫目ナガシンクイムシ科の昆虫の総称。体は円筒形で小形。幼虫・成虫とも枯れ木に穴をあけるものが多いが、家具・建材・...