むち【貴】
神や人を尊んでいう語。固有名詞の下に付けることが多い。「大日孁(おおひるめの)—」「大己(おおあな)—」
むち【鞭/笞/策】
1 馬・牛などを打って進ませるために用いる革ひもや竹の棒。刑罰として人を打つ場合にも用いる。「—を当てる」「—を入...
む‐ち【無知/無智】
[名・形動]知らないこと。知識がないこと。知恵のないこと。また、そのさま。「相手の—につけ込む」「—な人間」
む‐ち【無恥】
[名・形動]恥を恥と思わないこと。また、そのさま。恥知らず。「—な人」「厚顔—」
鞭(むち)鐙(あぶみ)を合(あ)わ・す
馬に乗って速く走らせるとき、鞭を当てると同時に鐙をあおる。「—・せて馳せ来たり」〈平家・七〉
むち‐うち【鞭打ち/鞭ち】
1 鞭で打つこと。 2 江戸時代、拷問(ごうもん)の一。被疑者を後ろ手に縛り、左右の手首を両肩の下まで締め上げ、箒...
むちうち‐しょう【鞭打ち症】
自動車の追突事故などによって、頭部が鞭の動きのように前後に過度の屈伸をし、首の組織に損傷を生じたために起こる症状。...
むち‐う・つ【鞭打つ/鞭つ】
[動タ五(四)] 1 鞭で打つ。鞭を当てる。「馬に—・つ」 2 励まし、ふるいたたせる。「老骨に—・つ」
むち‐かけ【鞭懸(け)】
神明造(しんめいづく)りの破風(はふ)板の上部の、左右から4本ずつ突き出した小さい木。小狭小舞(おさごまい)。
む‐ちく【無畜】
家畜を持っていないこと。
む‐ちこく【無遅刻】
ある一定の期間、遅刻をしないこと。「—無欠席」
む‐ちつじょ【無秩序】
[名・形動]秩序がないこと。また、そのさま。「—な集団」「—な配列」
無知(むち)の知(ち)
自らの無知を自覚することが真の認識に至る道であるとする、ソクラテスの真理探究への基本になる考え方。
むち‐むち
[副](スル)肉づきがよく、肌に張りがあるさま。むっちり。「—した太もも」
むち‐も【鞭藻】
ムチモ科の褐藻。潮間帯などの岩に生え、ふたまた状に分枝を繰り返し、鞭のように細長く伸びる。中部地方の太平洋岸に多い。
むち‐もうまい【無知蒙昧】
[名・形動]学問がなく、物事の道理を知らないこと。また、そのさま。「—な大衆」
むち‐もんもう【無知文盲】
学問・知識がなく、文字の読めないこと。また、その人。
むちゃ【無茶】
[名・形動] 1 筋道が立たず、道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言う」「—な考え」 2 程度がはなはだし...
む‐ちゃくしょく【無着色】
1 色がついていないこと。また、色をつけないこと。無色。 2 食品や化粧品などに着色料が使われていないこと。「—の...
むちゃ‐くちゃ【無茶苦茶】
[名・形動]「むちゃ」を強めていう語。「—を言うな」「—に暴れる」「—な値段」 [補説]「無茶苦茶」は当て字。
む‐ちゃくりく【無着陸】
航空機などが目的地に着くまで一度も着陸しないこと。
むちゃくりく‐ひこう【無着陸飛行】
無着陸で飛行すること。
むちゃ‐ぶり【無茶振り】
困難な仕事を無理やり頼むこと。返答に困る話題を投げかけること。また、漫才などで相方に無理難題を押しつけて困らせること。
む‐ちゅう【夢中】
[名・形動] 1 物事に熱中して我を忘れること。また、そのさま。「—で本を読む」「競馬に—になる」「無我—」 2 ...
む‐ちゅう【霧中】
霧におおわれている中。霧の中。また転じて、手がかりがなく、見通しがつかないことのたとえ。
むちゅう‐ごうかく【霧中号角】
霧中信号を送るため、手で鞴(ふいご)を動かすなどして継続音を発する装置。
むちゅう‐しんごう【霧中信号】
霧で視界が悪いとき、事故防止のために船舶や灯台から発する音響信号。
むちゅうもんどう【夢中問答】
南北朝時代の法語集。3巻。夢窓疎石著。興国5=康永3年(1344)刊。仏法の要義や禅の要諦と修行の用心を、足利直義...
むちゅうゆうこう‐しょう【夢中遊行症】
⇒夢遊病(むゆうびょう)
む‐ちょう【無腸】
1 腹のすわっていないこと。節操のないこと。「—の男は薩長政府に取入って」〈蘆花・黒潮〉 2 「無腸公子」の略。
むちょう‐おんがく【無調音楽】
調性の制約を排除した音楽。20世紀初頭、シェーンベルクが意識的に用いた。→十二音音楽 →調
むちょう‐かん【無腸漢】
腹のすわっていない男。節操のない男。
むちょう‐こうし【無腸公子】
カニのこと。画題に用いる。
むちょう‐てん【無潮点】
潮汐による海面の昇降が起こらない地点。
鞭(むち)を揚(あ)・ぐ
鞭をふり上げて馬を速く走らせる。「—・げてぞ上り給ひける」〈曽我・二〉
鞭(むち)を呉(く)・れる
むちで打つ、の意のぞんざいな言い方。「罰として—・れてやる」
む‐ちん【無賃】
賃金・料金を払わないこと。また、料金がいらないこと。「—で働く」「—乗車」
ムチン
動物の上皮細胞・粘膜・唾液腺などが産生する粘性物質の総称。糖たんぱく質の一種で、アミノ酸がつながったポリペプチド鎖...
むちん‐じょうしゃ【無賃乗車】
[名](スル)金銭を支払わずに電車などの乗り物に乗ること。