意志。こころざし。

「其—怯弱にして物に接するの勇なく」〈福沢学問のすゝめ

こころ。思い。考え。

「或は—を労し、或は肢体を苦しめて」〈中村訳・西国立志編

洗い張りや染色のとき、織り幅の狭まるのを防ぎ一定の幅を保たせるように布を延ばすための道具。両端に針がついた竹製の細い棒で、これを布の両端にかけ渡して用いる。しいし。

家来臣下

「人の—となりながら恩義を顧みず」〈中勘助・鳥の物語

  1. 信義に厚い人。

  1. 信仰の厚い人。

  1. しんじ(信士)

外国からの使者使節

「—来 (きた) らん時、川崎の駅に出むかふべし」〈折たく柴の記・中〉

《「じんし」とも》神のつかい。ふつう、その神に縁故のある鳥獣虫魚である場合が多い。例えば、稲荷神の狐、八幡神の鳩、春日明神の鹿、熊野権現の烏、日吉 (ひえ) 山王の猿など。つかわしめ。

神を祭るほこら。やしろ。

  1. くちびると歯。

  1. 互いに利害関係が密接であること。「—の間柄

振り子」に同じ。

[名](スル)深く思うこと。深い考え。

搢紳 (しんしん) の士の意》

  1. 上流社会の人。

    1. 有名—の商議場たるが如く」〈織田訳・花柳春話

  1. 上品で礼儀正しく、教養の高いりっぱな男性。ジェントルマン。「—淑女

  1. 成人男性。「—服」

《「しんじ」とも》

  1. 中国で、科挙の試験科目の名称。のちに、その合格者をいった。

  1. 律令制で、官吏登用試験の科目名称。また、その合格者。

  1. 平安時代、2合格した文章生 (もんじょうしょう) のこと。

《「しんじ」とも》

  1. 立ち居振る舞い。挙動

    1. 「小乗声聞の法をもて、大乗菩薩法の威儀—を判ず」〈正法眼蔵・三十七品菩提分法〉

  1. 土地や人間などを占有し、思うままに支配すること。

    1. 田園ことごとく一家の—たり」〈平家・二〉

新しく書かれた歴史

  1. 新しい紙。最近作られた紙。

  1. 新聞紙 (しんぶんし) 」の略。

    1. 「悠然自若として—を眺めている」〈紅葉・二人女房〉

  1. 新作の詩。

  1. 明治時代の新体詩異称

    1. 「—を三つ程作って」〈花袋・野の花〉

[名](スル)雷に打たれて死ぬこと。また、感電して死ぬこと。
  • 「此の尖形を点ずれば触るる処の動物忽ち皆な—すべしと云う」〈竜渓・浮城物語〉
  1. 親と子。おやこ。

  1. 法律で、直系一親等の自然的血縁関係のある実親子、または法定血族である養親子

[名・形動]まじめで熱心なこと。また、そのさま。「—な態度」「—に取り組む」
[派生]しんしさ[名]
[ト・タル][文][形動タリ]互いに入りまじるさま。また、高低・長短などがあって、ふぞろいなさま。
  • 「楓と松が—と枝をさしかわしながら」〈谷崎・少将滋幹の母〉
「ありとあらゆる様式の建築物が…、—として折り重なって」〈露伴・魔術師〉
[名](スル)《慣用読みで「しんせき」とも》
  1. 液体にひたすこと。「—熱」

  1. 思想流言などが次第浸透していくこと。

出典:青空文庫

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