あまくさ‐いっき【天草一揆】
⇒島原天草一揆 塚原渋柿園の歴史小説。明治39年(1906)6月から12月にかけて東京日日新聞に連載。単行本は明治...
あまくさ‐し【天草市】
⇒天草
あまくさ‐しだ【天草羊歯】
イノモトソウ科の常緑、多年生のシダ。千葉県以西の暖地の山中に自生。葉は根茎から束になって生え、柄は細く赤褐色でつや...
あまくさ‐しょとう【天草諸島】
熊本県宇土半島の南西にある島々。上島・下島・大矢野島を主島とし百余の島からなり、地理上は鹿児島県の長島なども含めて...
あまくさ‐しろう【天草四郎】
[1621〜1638]江戸初期のキリスト教信者。本名、益田時貞(ますだときさだ)。16歳で島原天草一揆の首領に推さ...
あまくさ‐とうせき【天草陶石】
⇒天草石
あまくさ‐ど【天草砥】
熊本県天草に産する上質の砥石(といし)。
あまくさ‐なだ【天草灘】
熊本県天草下島の西方一帯の海。イワシ・アジなどの漁場。
あまくさ‐の‐らん【天草の乱】
⇒島原天草一揆
あまくさ‐ばん【天草版】
16世紀末から、九州天草のイエズス会が刊行した活字版の本。「伊曽保物語」「平家物語」などがある。天草本。→キリシタン版
あまくさ‐ひこうじょう【天草飛行場】
熊本県天草市にある飛行場。設置・管理者は熊本県。平成12年(2000)開港。天草諸島下島(しもじま)の高台に位置す...
あま‐くだり【天下り/天降り】
[名](スル) 1 天上界から地上に降りてくること。また、その人。 2 上役からの、または官庁から民間への強制的な...
あまくだり‐しき【天下り式】
⇒天下り的
あまくだり‐てき【天下り的】
数学や物理の分野において、問題を解く上で必要な数式や概念を、根拠を明示せずに導入するさま。また、そのようなやり方。...
あまくだり‐びと【天降り人】
天上界から地上に降りてきた人。天人。「いづこなりし—ならむとこそ見ゆれ」〈枕・八八〉
あま‐くだ・る【天下る/天降る】
[動ラ五(四)] 1 天上界から地上に降りる。「金色(こんじき)の十字架の—・るさまを夢のように眺め候よし」〈芥川...
あま‐くち【甘口】
[名・形動] 1 比較的甘みの強い、または塩分や辛みをおさえた味加減。また、そのもの。「—の酒」⇔辛口。 2 甘い...
あまくに【天国】
8世紀初めごろ大和にいたという刀工。刀工の祖とされる。また、その製した刀剣。
甘(あま)く◦見(み)る
物事をたいしたことがないと、軽く見なす。なめる。「新人だからといって—◦見ると痛い目に合うぞ」
あま‐くも【天雲】
《「あまぐも」とも》空の雲。「—に近く光りて鳴る神の見れば恐(かしこ)し見ねば悲しも」〈万・一三六九〉
あまくも‐の【天雲の】
[枕]雲が浮かび漂うところから、「たゆたふ」「ゆくらゆくら」「別る」などにかかる。「—たゆたひやすき心あらば」〈万...
あまくろ‐つばめ【雨黒燕】
アマツバメの別名。
あま‐ぐ【雨具】
雨天の外出のとき使う、雨を防ぐものの総称。傘・長靴・レインコートなど。
あま‐ぐつ【雨靴】
雨などが降った日に履く、ゴム製などの靴。レインシューズ。
あま‐ぐみ【阿麻組/疎組】
日本建築で、柱上だけに斗栱(ときょう)を置く形式。柱間には蟇股(かえるまた)などを入れる。→詰め組
あま‐ぐも【雨雲】
雨や雪を降らせる雲。また、俗に乱層雲のこと。
あま‐ぐもり【雨曇(り)】
今にも雨が降りそうな曇り方。
あま‐ぐり【甘栗】
1 栗の実を熱した小石の中に入れ、糖液を加えて蒸し焼きにしたもの。中国産の小粒の栗を用いる。 2 平安時代、新任の...
あまぐり‐の‐つかい【甘栗の使】
平安時代、大臣の大饗(たいきょう)のとき、甘栗2を賜るための勅使。六位の蔵人(くろうど)が務めた。
あまぐり‐ひがき【雨栗日柿】
雨の多い年はクリがよく実り、日照りの多い年はカキがよく実るということ。あめぐりひがき。
あま‐ぐるま【雨車】
芝居で雨の音を出すのに用いる道具。紙などを張った中空の箱車の中に、小豆(あずき)や砂利を入れて回転させる。
あま‐け【甘気】
甘い程度。甘み。甘さ。
あま‐け【雨気】
雨の降りそうな気配。雨模様。雨景色。
あま‐げしき【雨景色】
1 雨の降っている風景。 2 雨の降りそうな気配。雨模様。
あまこ【尼子】
《「あまご」とも》姓氏の一。 [補説]「尼子」姓の人物尼子勝久(あまこかつひさ)尼子経久(あまこつねひさ)尼子晴久...
あま‐こう【尼講】
女性の仏教信者の集会。
あまこう【阿媽港/亜媽港】
「天川(あまかわ)」に同じ。
あま‐こうじ【甘麹】
白米の固めのかゆに米こうじをまぜ、糖化発酵させたもの。甘酒とするほか、料理の甘みづけなどに用いる。
あまこ‐かつひさ【尼子勝久】
[1553〜1578]戦国時代の武将。経久(つねひさ)の曽孫。毛利氏に滅ぼされた尼子家を再興したが、のち毛利軍と戦...
あまこ‐じゅうゆうし【尼子十勇士】
尼子氏滅亡後、勝久を擁して尼子氏再興に尽くした10人の勇士。山中鹿之助・秋宅庵之介・横道兵庫之介・早川鮎之介・尤道...
あまこ‐つねひさ【尼子経久】
[1458〜1541]戦国時代の武将。出雲の守護代であったが、室町幕府軍に追われ、のち山陰各地を攻略して、大内氏・...
あまこ‐はるひさ【尼子晴久】
[1514〜1562]戦国時代の武将。経久の孫。永禄元年(1558)毛利軍を破り、石見(いわみ)銀山を手に入れて尼...
あま‐ご【甘子】
サケ科の淡水魚。全長約30センチ。ヤマメに似るが、体側に朱点が散在する。日本特産種で、神奈川県酒匂(さかわ)川以西...
あま‐ごい【雨乞い】
日照りが続いたとき、雨が降るように神仏に祈ること。《季 夏》「—も甲斐なき月の小村かな/句仏」
あまごい‐うた【雨乞い歌/雨乞い唄】
雨乞いのときにうたう歌。民謡として各地に伝わる。
あまごい‐おどり【雨乞い踊(り)】
雨乞いのために神仏に奉納する踊り。鉦(かね)・太鼓を打ち鳴らして踊る。
あまごい‐こまち【雨乞い小町】
小野小町が勅命で雨乞いの和歌を詠み、その功徳で雨が降ったという伝説。長唄・浄瑠璃・歌舞伎などの題材になっている。
あまごい‐の‐つかい【祈雨使】
雨乞いのための五竜祭を行うとき、神泉苑や諸社に遣わされる勅使。
あま‐ごさん【尼五山】
⇒尼寺五山
あま‐ごしょ【尼御所】
⇒比丘尼御所(びくにごしょ)