ウズベク‐ぞく【ウズベク族】
西トルキスタンに住むチュルク系の民族。ウズベキスタン共和国を構成する基本民族で、カザフスタン・タジキスタンの両共和...
うずべんもう‐そうるい【渦鞭毛藻類】
2本の鞭毛をもつ単細胞生物。海産のプランクトンの重要な構成種で、しばしば赤潮の原因になる。ツノモ・ウズオビモなど。...
うずま‐がわ【巴波川】
栃木県中西部から南部に流れる川。栃木市北方に源を発し、同市南部の渡良瀬遊水地で渡良瀬川に合流する。長さ30キロ。江...
うずまき
(うづまき)上田敏の中編小説。明治43年(1910)発表。詩人・英文学者として知られる著者による唯一の小説。 (渦...
うず‐まき【渦巻(き)】
1 渦を巻くこと。また、渦を巻いている水流や気体。 2 渦を巻いている形。また、渦を巻いている模様。 3 物事が激...
うずまき‐かん【渦巻(き)管】
⇒蝸牛(かぎゅう)2
うずまき‐ぎんが【渦巻(き)銀河】
形による銀河の分類の一。中心部を2本の腕が取り巻いて渦状になっている形の銀河。腕の部分も多くの恒星からなる。普通の...
うずまき‐こもん【渦巻(き)小紋】
渦巻きの形を文様にした小紋。
うずまき‐せいうん【渦巻(き)星雲】
⇒渦巻き銀河
うずまき‐せん【渦巻(き)線】
⇒螺線(らせん)1
うずまき‐づけ【渦巻(き)漬(け)】
塩漬けのキュウリを二つに縦割りにし、種子を取って軽く干し、端から巻き、塩とぬかで漬けたもの。切り口が渦巻き状をなす。
うずまき‐ばね【渦巻(き)発条】
⇒発条(ばね)
うずまき‐ポンプ【渦巻(き)ポンプ】
内部で渦巻き形に配した羽根車が高速度で回転し、遠心力を利用して液体を汲み上げるポンプ。遠心ポンプ。
うず‐ま・く【渦巻く】
[動カ五(四)] 1 水や煙などが渦を巻く。ぐるぐる回る。「濁流が—・く」 2 多くの物事が、また、感情や思考など...
うずまけるからすのむれ【渦巻ける烏の群】
黒島伝治の短編小説。昭和3年(1928)「改造」誌に発表。著者のシベリア出征時の体験をもとに書かれた反戦小説。
うずまさ【太秦】
《古くは「うつまさ」とも。雄略天皇のとき、秦酒公(はたのさけのきみ)が賜った禹豆麻佐(うつまさ)に由来する》京都市...
うずまさ‐がた【太秦形】
京都太秦の広隆寺にある石灯籠の形。
うずまさ‐でら【太秦寺】
広隆寺の異称。
うずま・る【埋まる】
[動ラ五(四)] 1 物に覆われて外から見えない状態になる。「火山灰に—・る」「本に—・る」 2 穴や、欠けていた...
うずみ‐どうふ【埋み豆腐】
1 紙に包んで熱い灰の中に半日か1日埋めておいた豆腐を、酒・醤油で煮しめたもの。 2 薄味で煮た豆腐の上に飯を盛り...
うずみ‐ひ【埋み樋】
用水を他へ導くため地中に埋めた樋(とい)。→筧(かけひ)
うずみ‐び【埋み火】
炉や火鉢などの灰にうずめた炭火。いけ火。《季 冬》「—もきゆやなみだの烹(にゆ)る音/芭蕉」 [補説]書名別項。→埋み火
うずみび【埋み火】
杉本苑子の長編小説。副題「近松門左衛門の生涯」。昭和49年(1974)、上下2巻で刊行。
うずみ‐もん【埋み門】
城の石垣・土塀・築地(ついじ)などの下部をくり抜いたように造った小さな門。勝手口の用などに使われた。穴門。
うず・む【埋む】
[動マ五(四)] 1 うずめる。うめる。「(煙草盆ニ)火が—・んであって」〈梶井・城のある町にて〉 「山はくづれて...
うずむし‐るい【渦虫類】
渦虫綱に属する扁形動物の総称。体は楕円形・ひも形などで背腹は平たく、軟らかい。表面は繊毛に覆われる。口は腹面の中央...
うず・める【埋める】
[動マ下一][文]うづ・む[マ下二]《四段活用の「うづむ」が変化して、室町時代ごろから用いられた》 1 土の中など...
うずも・る【埋もる】
[動ラ下二]「うずもれる」の文語形。
うずもれたはる【埋れた春】
秋田雨雀の戯曲。明治45年(1912)、雑誌「早稲田文学」に発表。全2幕。大正3年(1914)、美術劇場により初演。
うずもれたみなと【埋もれた港】
《原題、(イタリア)Il Porto Sepolto》イタリアの詩人、ウンガレッティの処女詩集。第一次大戦の従軍中...
うずも・れる【埋もれる】
[動ラ下一][文]うづも・る[ラ下二] 1 覆われて外から見えなくなる。うずまっている。うもれる。「豪雪に—・れた...
うずら【鶉】
1 キジ科の鳥。全長約20センチ、体は丸く尾は短い。全体に茶色で、黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすみ、地上を歩...
うずら‐あわせ【鶉合(わ)せ】
飼っているウズラを持ち寄って、鳴き声の優劣を競う遊び。《季 秋》
うず‐らい【渦雷】
⇒からい(渦雷)
うずら‐かご【鶉籠】
ウズラを飼うための籠。太い削り竹で目を粗く作り、屋根網を低く張った方形の籠。江戸時代、鶉合わせ用の飼育が流行し、金...
うずら‐がい【鶉貝】
ヤツシロガイ科の巻き貝。浅海にすむ。長卵形で大きく、殻高12センチくらい。殻は薄く、白地に褐色の斑紋が並び、ウズラ...
うずら‐ごろも【鶉衣】
《ウズラの羽がまだらであるところから》継ぎはぎのしてある着物。ぼろな着物。うずらぎぬ。うずらのころも。「錦繍(きん...
うずらごろも【鶉衣】
江戸後期の俳文集。4編12冊。横井也有著。前編は天明7年(1787)刊、後編は翌天明8年(1788)刊。続・拾遺編...
うずら‐たけ【鶉茸】
上等なマツタケのこと。傘の表面がうろこ状で、ウズラの羽に似る。
うずら‐だち【鶉立ち】
1 和室で、回りひざをしないでそのまま立ち上がること。礼儀に合わない立ち方とされる。 2 支度もせずに、不意に旅立...
うずら‐チャボ【鶉チャボ】
鶏の一品種。江戸時代、土佐で作出。尾がなく、形がウズラに似る。うずらお。
うずら‐ちりめん【鶉縮緬】
皺(しぼ)の大きな一種の縮緬。おにちりめん。
うずら‐で【鶉手】
陶器で、ウズラのような斑紋のあるもの。鉄分の多い土と少ない土とを練り合わせて、褐色と白色の入りまじった素地(きじ)...
うずら‐なく【鶉鳴く】
[枕]ウズラは草深い古びた所で鳴くところから「古(ふ)る」にかかる。「—故(ふ)りにし郷(さと)ゆ思へども」〈万・...
うずら‐の‐ころも【鶉の衣】
「鶉衣(うずらごろも)」に同じ。
うずら‐の‐とこ【鶉の床】
ウズラの臥(ふ)す所。野宿すること、また、むさくるしい寝所のたとえ。「風はらふ—は夜寒にて月影さびし深草の里」〈新...
うずら‐ふ【鶉斑】
1 茶色に黒白の斑紋のある文様。 2 陶器で、鉄質の黒釉(くろぐすり)が局部的に酸化し、赤褐色で表れた小斑。→鶉手
うずら‐まめ【鶉豆】
インゲンマメの一品種。豆は薄茶色で、赤茶色の斑点がある。煮豆・甘納豆などにする。《季 秋》
うずら‐もく【鶉木】
1 ウズラの羽の色に似た木目。 2 屋久杉(やくすぎ)の別名。
うずら‐やき【鶉焼(き)】
塩あん入りの卵形の餅(もち)を焼いて、まだらの焦げめをつけた餅菓子。鶉餅。