うまば‐や【馬場屋】
騎射(うまゆみ)や競(くら)べ馬などを見るために、馬場の中央に設けられた建物。
うま‐ひき【馬引き】
馬方。馬子(まご)。
うま‐ひと【貴人】
身分の高い人。家柄のよい人。きじん。「あさりする漁夫(あま)の子どもと人は言へど見るに知らえぬ—の子と」〈万・八五三〉
うま‐びゆ【馬莧】
スベリヒユの別名。
うま‐びる【馬蛭】
ヒルド科のヒル。体は細長く扁平で、体長10〜15センチ。背面は暗緑色で黒褐色の5本の縦線がある。体の前後端に吸盤を...
うま‐ぶね【馬槽】
1 馬の飼料を入れる桶(おけ)。飼い葉桶。まぐさ入れ。 2 飼い葉桶のような形の大きな桶。「熱き湯出で走るを…—に...
うま‐へん【馬偏】
漢字の偏の一。「駅」「騎」などの「馬」の称。
うま‐まわり【馬廻り】
1 主君または一軍の大将の乗っている馬の周囲。「義貞は兼ねてより—に勝れたる兵を七千余騎囲ませて」〈太平記・一四〉...
うままわり‐ぐみ【馬廻組】
「馬廻り2」に同じ。
うま‐み【旨み/旨味】
《「み」は接尾語》 1 ㋐食物のうまい味。また、うまい度合い。おいしさ。「材料の—を生かして調理する」 ㋑かつお節...
うまみ‐ちょうみりょう【旨み調味料/旨味調味料】
昆布・かつお節・シイタケなどのうまみの成分を、デンプンを原料とした発酵法や、酵母を用いた方法で作った調味料。昆布味...
うま‐めじ【馬目地】
煉瓦(れんが)積みやタイルなどで、縦の継ぎ目が互い違いになるようにしたもの。
うま‐もち【馬持(ち)】
1 馬の持ち主。馬主。 2 馬の賃貸しをする人。 3 武士で馬を持つことを許されていた人。のちに、武士の家格を表す...
うま‐や【駅/駅家】
律令制で、諸道の30里(約16キロ)ごとに置かれた施設。駅馬を置き、駅使に食料・人馬を供する駅長・駅子(えきし)が...
うま‐や【馬屋/厩】
馬を飼っておく小屋。馬小屋。むまや。
うまやかじ【厩火事】
落語。厩の火事で馬よりも家来の身を案じた孔子の故事にならい、髪結いの女房が、亭主の愛情を試そうと、大切な瀬戸物を割...
うまや‐ごえ【厩肥】
「きゅうひ(厩肥)」に同じ。
うまや‐じ【駅路】
1 宿駅のある街道。えきろ。はゆまじ。「香島に向かふ陸(くが)の—なり」〈常陸風土記〉 2 宿場。〈日葡〉
うまや‐づかい【駅使】
「えきし(駅使)」に同じ。
うま‐やど【馬宿】
1 駅馬・伝馬に用いる馬を用意しておく所。 2 自分の馬で旅をする人が宿に泊まるとき、その馬を宿で預かること。また...
うまやど‐の‐おうじ【厩戸皇子】
聖徳太子のこと。
うまや‐の‐おさ【駅の長】
「駅長(えきちょう)2」に同じ。
うまや‐の‐つかさ【厩司】
院の庁や摂関家で、厩や馬のことをつかさどった役所。別当・預(あずかり)・舎人(とねり)などの職員がいた。うまづかさ...
うまや‐の‐とねり【厩舎人】
摂関家や将軍家に仕え、馬の世話をした者。うまやどねり。
うまや‐の‐べっとう【厩別当】
院庁や摂関家で、厩司(うまやのつかさ)の長官。
うまや‐ばし【厩橋】
東京都隅田川に架かる橋の一。駒形橋の下流にある。江戸時代、西岸の浅草に幕府の馬小屋があり、御厩(おんまや)の渡しが...
うまや‐ぶぎょう【厩奉行】
鎌倉幕府・室町幕府の職名。幕府の厩のことをつかさどり、また、将軍の外出につき従った役。
うま‐ゆみ【騎射/馬弓】
馬上で行う弓矢の競技。端午の節会(せちえ)に行う近衛の武官の騎射(きしゃ)をはじめ、流鏑馬(やぶさめ)・笠懸(かさ...
うま‐よろい【馬鎧/馬甲】
昔、軍馬に着せた武具。馬面(ばめん)・胸甲(むなよろい)・尻甲(しりよろい)からなる。
う‐まりょう【右馬寮】
⇒うめりょう(右馬寮)
ウマル
[?〜644]イスラム教第2代正統カリフ。在位634〜644。シリア・エジプトを征服して版図を拡大。また、イスラム...
うま・る【埋まる】
[動ラ五(四)] 1 くぼんだ所に物が詰まっていっぱいになる。うずまる。「流れ込む土砂で池が—・る」 2 あいてい...
うま・る【生まる/産まる】
[動ラ下二]「うまれる」の文語形。
ウマル‐ハイヤーム
[1048〜1131]イラン系の天文学者・数学者・詩人。四行詩集「ルバイヤート」の作者。二次方程式の解法を研究、ペ...
ウマル‐しゅうどういん【ウマル修道院】
《Deyrulumur Manastırı》⇒聖ガブリエル修道院
ウマルハイヤーム‐びょう【ウマルハイヤーム廟】
《Ārāmgāh-e Omar Khayyām》イラン北東部の古都ネイシャーブール近郊にある霊廟。四行詩集「ルバイ...
うまれ【生(ま)れ】
1 生まれること。出生(しゅっしょう)。誕生。「昭和の—」 2 生まれた所。出生地。「—は東京」 3 その人の生ま...
うまれ‐あ・う【生まれ合ふ】
[動ハ四]「生まれ合わせる」に同じ。「濁悪(ぢょくあく)の世にしも—・ひて」〈方丈記〉
うまれ‐あわ・す【生(ま)れ合(わ)す】
[動サ五(四)]「生まれ合わせる」に同じ。「今の時代に—・したのもなにかの因縁だ」 [動サ下二]「うまれあわせる」...
うまれ‐あわ・せる【生(ま)れ合(わ)せる】
[動サ下一][文]うまれあは・す[サ下二]ある事が起こった、または、ある状態になった、その時期に生まれる。うまれあ...
うまれいずるなやみ【生れ出づる悩み】
有島武郎の短編小説。大正7年(1918)発表。北海道出身の漁夫画家、木田金次郎をモデルとした作品。
うまれ‐うまれ【生まれ生まれ】
[副]生まれるとすぐに。「美しき娘を—出家にしたやうなものぢゃは」〈浮・胸算用・四〉
うまれ‐おち【生まれ落ち】
生まれた時。「江戸っ子の有難さには、—から死ぬまで、生まれた土地を一寸も離れねえよ」〈滑・浮世風呂・二〉
うまれ‐お・ちる【生(ま)れ落ちる】
[動タ上一][文]うまれお・つ[タ上二]この世に生まれ出る。「—・ちてこのかた日本から出たことがない」
うまれ‐かえ・る【生(ま)れ返る】
[動ラ五(四)]死んだ者が新たな生命を得て、再びこの世に生まれてくる。「仏様のお蔭で先の子が—・ってきたと思いこん...
うまれ‐かわり【生(ま)れ変(わ)り】
別のものに姿を変えて再び生まれてくること。また、そのもの。転生。「天草四郎の—」
うまれ‐かわ・る【生(ま)れ変(わ)る】
[動ラ五(四)] 1 死後、ほかのものになって再び生まれてくる。「鳥に—・りたい」 2 心を入れかえて、性格・行い...
うまれ‐こきょう【生(ま)れ故郷】
生まれた土地。ふるさと。生まれ在所。「—に帰る」
うまれ‐ざいしょ【生(ま)れ在所】
生まれ故郷。
うまれ‐しょう【生まれ性】
《「うまれじょう」とも》生まれながらにもっている性質。生まれつき。「—かとばかりにて声も惜しまず泣きゐたる」〈浄・...