かつじ‐たい【活字体】
1 ローマ字などの表記で、筆記体に対し、活字をまねた書体。 2 活字に鋳られた、活字書体。
かつじ‐ちゅうどく【活字中毒】
本・雑誌・新聞などを読むのが好きで、何も読むものがないといらだつような状態になること。また、そのような人をいう。
かつじ‐ばん【活字版】
⇒活版(かっぱん)
かつじ‐ぼん【活字本】
活字版で印刷した書物。写本や木版本と区別するときにいう。活刻本。活版本。
かつ‐じょ【豁如】
[ト・タル][文][形動タリ]心が大きく小事にこだわらないさま。心のさっぱりとしたさま。「其の意見の異なるにも拘(...
かつ‐じょう【割譲】
[名](スル)所有物の一部をさいて他にゆずること。特に一国が領土の一部を他国にゆずり渡すこと。「国土を—する」
かつ‐じん【活人】
1 生きている人。命ある人。 2 人を生かすこと。人の命を助けること。
かつじん‐が【活人画】
扮装した人が背景の前にじっと立ち、画中の人物のように見せるもの。歴史上の人物に題材をとることが多く、明治・大正のこ...
かつじん‐けん【活人剣】
本来、人を殺傷する目的のための刀剣が、使い方によって人を生かすものとしてはたらくこと。⇔殺人剣。→殺人刀活人剣(せ...
かつ‐ぜつ【滑舌】
アナウンサー・俳優などが口の動きを滑らかにするために行う発音の練習。転じて、発音や発声がはっきりとしていて滑らかな...
かつ‐ぜん【戛然】
[ト・タル][文][形動タリ]堅い物が触れ合って音を発するさま。「玉と玉と撃てる音か、—と瞬時の響きを起こす」〈漱...
かつ‐ぜん【豁然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 視野が大きく開けるさま。「—として眼下に眺望が広がる」 2 心の迷いや疑いが消...
かつ‐だい【闊大】
[形動][文][ナリ]広く大きいさま。「(影ハ)一人は—に一人は細小なるが」〈蘆花・不如帰〉
かつだい‐かもつ【闊大貨物】
制限以上の大きさや重さの鉄道貨物。闊大品。
かつ‐だつ【滑脱】
[名・形動]よどみなく自由自在に変化・順応すること。また、そのさま。「円転—」
かつだん【割断】
断ち割ること。材料に応力をかけ、わずかに生じた亀裂から分割すること。ガラスやファインセラミックスを割断した場合、平...
かつ‐だんそう【活断層】
活動中の、または第四紀に活動したことのある断層。大部分は地震断層。岐阜県の根尾谷(ねおだに)断層・阿寺(あてら)断...
かつて【曽て/嘗て】
[副] 1 過去のある一時期を表す語。以前。昔。「—京都にいたころ」「—の名選手」 2 (あとに打消しの語を伴って...
かつ‐とうきょく【活撓曲】
地下の活断層によって形成される撓曲(とうきょく)。活断層と同様、地震による被害はこの領域の周辺で発生することが多い。
かつ‐どう【活動】
[名](スル) 1 活発に動くこと。ある動きや働きをすること。「暖かくなって虫が—し始めた」「—範囲が広い」「火山...
かつ‐どう【喝道】
1 大声でしかりつけること。どなりつけること。 2 昔、貴人が通行するとき、大声を上げて先払いをしたこと。先払い。
かつ‐どう【滑道】
山地で伐採した木材の搬出路。傾斜面を掘り下げて道をつけ、その所々に丸太を敷いて木材の滑り落ちをよくしたもの。
かつどう‐か【活動家】
1 積極的に活動する人。 2 政治運動などに従事している人。
かつどうかざんたいさく‐とくべつそちほう【活動火山対策特別措置法】
火山の噴火などで大きな被害を受けるおそれがある地域について、被害を防止・軽減するための基本方針を策定し、警戒避難体...
かつどうぎんが‐かく【活動銀河核】
著しい活動性を示す銀河、またはその中心核。中心部のごく狭い領域が極めて明るく輝いたり、光速に近いジェットを噴出した...
かつどうぎんが‐ちゅうしん【活動銀河中心】
⇒活動銀河核
かつどうぎんが‐ちゅうしんかく【活動銀河中心核】
⇒活動銀河核
かつどう‐しゃしん【活動写真】
映画の旧称。活動。「私は殆ど—を見に行ったことがない」〈荷風・濹東綺譚〉
かつどうしゃしん‐べんし【活動写真弁士】
⇒活弁
かつどう‐てき【活動的】
[形動] 1 元気よく動き、働くさま。活発なさま。「—な男」 2 活動するのに適しているさま。動きやすいさま。「—...
かつどうてき‐しょうわくせい【活動的小惑星】
⇒彗星小惑星遷移天体
かつどう‐でんい【活動電位】
生物体の細胞や組織が刺激を受けたときに発生する膜電位。刺激を受けて興奮した部分が、他の部分に対して負の電位をもつこ...
かつどう‐でんりゅう【活動電流】
生物体に活動電位が生じたときに流れる微弱な電流。心電図や脳波はこれを記録したもの。→静止電流
かつどう‐ど【活動度】
気体や溶液における化学反応で、実質的に反応する分子あるいはイオンの割合。通常の化学反応では成分間の相互作用があるた...
かつどう‐のうど【活動濃度】
⇒活動度
かつどう‐べん【滑動弁】
⇒滑(すべ)り弁
かつどう‐べんし【活動弁士】
⇒活弁
かつどう‐ほうかい【滑動崩壊】
谷や斜面に土を盛って造成した大規模な宅地などで、地震や集中豪雨がきっかけとなって、造成した盛土の全体が広範囲に崩落...
かつどうりょう‐けい【活動量計】
歩行や立ち居など日常のさまざまな動作から運動の度合いを測定し、消費エネルギーを表示する器具。スマートウオッチなどの...
カツ‐どん【カツ丼】
豚カツを、タマネギの薄切りなどを加え、甘辛い汁で煮つけて卵でとじ、どんぶり飯の上にのせた料理。
かつなんぶんしゅう【羯南文集】
陸羯南の評論集。梶井盛編。明治43年(1910)刊。日刊紙「日本」に掲載された論文を集めたもの。
かつなんぶんろく【羯南文録】
陸羯南の評論集。鈴木虎雄編。昭和8年(1933)刊。自費出版の非売品で、のちに日刊紙「日本」掲載社説70編あまりを...
カツ‐に【カツ煮】
豚カツとタマネギの薄切りなどを甘辛い汁で煮て卵でとじたもの。「カツ丼の頭(あたま)」ともいう。
渇(かつ)に臨(のぞ)みて井(い)を穿(うが)つ
《「説苑」奉使の「飢えて黍稷(しょしょく)を求め、渇して井を穿つ」から》必要に迫られてから慌てて準備をしても間に合...
勝(か)つに乗(の)・る
勝った勢いで調子に乗る。勝ちに乗(じょう)ずる。「いよいよ、女—・り、はなさず」〈咄・きのふはけふ・下〉
かつぬま【勝沼】
山梨県甲州市の地名。旧町名。甲府盆地の東部にあり、古くからブドウの産地として知られる。甲州街道の宿場町として発達。
かつ‐は【且つは】
[副](多く、「…かつは…」「かつは…かつは…」の形で用いて)一方では。一つには。「草枕旅をよろしと思ひつつ君はあ...
勝(か)つは己(おのれ)に克(か)つより大(だい)なるはなし
勝つことで、最もたいへんなのは、おのれの気持ちに勝つことである。プラトンの言葉。
かつ‐ふつ
[副](あとに打消しの語を伴って用いる)まったく。まるで。「—懐いた事のないような、不思議な物狂わしい情熱が」〈菊...
かつ‐ぶし【鰹節】
「かつおぶし」の音変化。