きさらづ‐じんく【木更津甚句】
民謡の一つで、安政(1854〜1860)ごろ、木更津出身の落語家木更津亭柳勢が寄席で歌い広めたもの。船頭たちの船唄...
き‐さん【起算】
[名](スル)ある点を起点として、数え始めること。「契約から—して七日以内に届ける」
き‐さん【帰山】
[名](スル)僧が自分の寺へ帰ること。
き‐さん【帰参】
[名](スル) 1 帰ってくること。 2 一度ひまをとった主人のもとに再び仕えること。「—がかなう」「元の職場へ—...
き‐ざん【祁山】
中国甘粛省南東部の山。天水(てんすい)の南西方に位置する。諸葛孔明(しょかつこうめい)が魏への攻略を六度試みて果た...
き‐ざん【箕山】
中国河南省中西部の山。登封(とうほう)の南東方に位置する。尭(ぎょう)の時代、隠者の巣父(そうほ)・許由(きょゆう...
きさん‐かじょ【岐散花序】
有限花序の一。花軸の先端に花がつき、その下から対生する枝が出て、それぞれの先端に花をつけることを繰り返すもの。オミ...
キサンガニ
コンゴ民主共和国北東部の都市。旧称スタンリービル。コンゴ川中流のボヨマ滝付近に位置する。古くからアラブ人の交易の要...
き‐さんご【木珊瑚】
1 まだ加工されない、枝の形をしたままのサンゴ。 2 レンプクソウ科の常緑小高木サンゴジュの別名。
き‐さんご【黄珊瑚】
花虫綱キサンゴ科の腔腸(こうちょう)動物。イシサンゴの一種。水深50〜100メートルの海底で、高さ約30センチの樹...
き‐さんじ【気散じ】
[名・形動] 1 心の憂さをまぎらすこと。また、そのさま。気ばらし。「近郊の遊覧地へ—な一日を暮しに行った」〈芥川...
キサンタン‐ガム
多糖類の一種。砂糖溶液やでんぷん中で細菌の一種が産生。水溶性の天然糊料であり、増粘安定剤、乳化剤、化粧水の保水剤と...
キサンチン
尿酸の前駆物質の酸化生成物。多くの臓器と尿中に発生し、尿結石を形成することがある。
キサントゲン‐さん【キサントゲン酸】
《xanthogenic acid》エチルアルコール中で水酸化カリウムと二硫化炭素とを反応させてできるカリウム塩を...
キサントフィル
カロテノイドのうち、水酸基などの形で酸素を含む一群の色素。動植物に広く分布。卵黄に含まれるルテインなど。葉緑体に含...
キサントプロテイン‐はんのう【キサントプロテイン反応】
《xanthoprotein》たんぱく質の検出反応の一。試料に硝酸を加えて加熱すると黄色になり、冷やしたのちアンモ...
キサントマチン
色素化合物オモクロームの一種。多くの昆虫の体表、眼、翅(はね)などに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサ...
きざ【刻/段】
きざみつけた筋。きざみめ。「引かかるよう、—が入れてあるのじゃから」〈鏡花・高野聖〉
き‐ざ【危座/危坐】
[名](スル)きちんとすわること。正座。端座。「寂然(じゃくねん)と—して」〈露伴・寝耳鉄砲〉
き‐ざ【気障】
[名・形動]《「きざわ(気障)り」の略》 1 服装や言動などが気どっていて嫌な感じをもたせること。また、そのさま。...
き‐ざ【起座/起坐】
[名](スル) 1 起きあがってすわること。 2 座を立つこと。「威儀師覚俊—して、南の弘庇(ひさし)に出でて」〈...
き‐ざ【帰座】
もとの座に帰ること。特に、神などがもとの御座所に帰り鎮座すること。「東大寺の神輿、東寺の若宮より—の時」〈徒然・一九六〉
き‐ざ【跪座/跪坐】
[名](スル)ひざまずくこと。「仏間にはいって行き、—合掌して念仏を称(とな)えたのだから」〈里見弴・安城家の兄弟〉
き‐ざ【箕坐】
足を投げ出して座ること。箕踞(ききょ)。
き‐ざい【木材】
もくざい。材木。
き‐ざい【基剤】
軟膏(なんこう)剤や座剤などの製造に際して使われる賦形(ふけい)剤。吸収をよくしたり、皮膚病変部の保護・刺激・冷却...
き‐ざい【器材】
器具と材料。また、器具・器械を作る材料。「実験用の—」
き‐ざい【器財】
うつわ。道具。家財道具。
き‐ざい【機材】
1 機械と材料。また、機械を作る材料。 2 「航空機」のこと。
き‐ざい【基材】
製品や化合物のもとになる材料。
き‐ざかい【気逆ひ】
[名・形動ナリ]不愉快なこと。気に入らないこと。また、そのさま。「互ひの誤り—なる事をこらゆることあるべからず」〈...
きざき‐こ【木崎湖】
長野県北西部、大町市にある湖。仁科(にしな)三湖の一。面積1.4平方キロメートル。最大深度29メートル。湖面標高7...
きざき‐さとこ【木崎さと子】
[1939〜 ]小説家。満州の生まれ。本名、原田正子。フランス、アメリカに十数年滞在。帰国後創作を始め、「青桐」で...
きざ‐きざ【刻刻/段段】
[形動ナリ]細かく切り刻むさま。ずたずた。「悲しみのはらわた—に断つとは」〈浄・傾城酒呑童子〉
き‐ざくら【黄桜】
桜の一品種。花は八重で、濃黄色または赤みを帯びる。樹皮を曲げ物の材料にする。
き‐ざけ【生酒】
まぜ物のない純粋の酒。
きざ‐こきゅう【起座呼吸】
心不全・喘息(ぜんそく)などの患者が、呼吸を楽にするため、上半身を起こした姿勢でする呼吸。臥位(がい)では静脈の還...
き‐ざし【兆し/萌し】
物事が起こりそうな気配。兆候。「春の—を感じる」「回復の—が見える」
き‐ざし【気ざし】
気持ち。気ごころ。「その愁然として眼付のうちになさけを含め…吾仏とあおぎ敬う—を現わしていた」〈二葉亭訳・あひゞき〉
き‐ざ・す【兆す/萌す】
[動サ五(四)] 1 草木が芽を出す。芽生える。「新芽が—・す」 2 物事が起ころうとしている気配がある。心の中に...
きざっ‐たらし・い【気障ったらしい】
[形]いかにもきざな感じである。「—・いことを言う」
きざっ‐ぽ・い【気障っぽい】
[形]いかにもきざな感じがする。「—・い台詞(せりふ)」
きざ‐はし【階/段階】
階段。きだはし。「石の—」
きざみ【刻み】
[名] 1 刻むこと。また、刻み目。「割りやすいように—を入れる」 2 短い間隔をとった規則正しい音。「時計の—が...
きざみ‐あし【刻み足】
小またでせわしげに歩くこと。また、その足運び。「—で忙しく歩く」
きざみ‐あらめ【刻み荒布】
アラメを煮て干し、幾枚も重ねて強く押しつけ、小口から鉋(かんな)で削った食品。
きざみ‐こ・む【刻み込む】
[動マ五(四)] 1 細かく刻んで他のものの中に入れる。「漬物に昆布を—・む」 2 文字などを彫りつける。「碑に和...
きざみ‐こんぶ【刻み昆布】
コンブを干して細く刻んだ食品。糸こんぶ。
きざみ‐ざや【刻み鞘】
横に刻み目をつけた刀の鞘。
きざみ‐タバコ【刻みタバコ】
葉タバコを細かく刻んで、キセルに詰めて吸うもの。きざみ。